カーレーター跡をたどりノスタルジックに打見山


- GPS
- 04:44
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,366m
- 下り
- 1,347m
コースタイム
- 山行
- 4:14
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 4:42
天候 | 朝はガスガスでしたが次第に晴れました |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道としてはあったりなかったり。最後のピークへの乗越が核心となります。思ったより急でした(^^;)。 |
写真
感想
びわ湖バレイがサンケイバレイとして活躍していたころの登高設備であったカーレーター。小さい頃にはすでに利用されなくなっていましたが、見たことはありました。現在は須磨で1か所のみ稼働しているようですが、このカーレーターに興味を引かれ、雪が降る前に跡地をめぐってみることにしました。
取り付きまでに、一部びわ湖バレイ管理の土地を通過させていただきました。申し訳ありません(__)。訴えないでくださいm(__)m。ようやく取り付きに到着すると、まずは明瞭な踏み跡がありましたのでそこを進みます。そのさきすぐに林道風につづらになっていたので、そのまま進みます。
ジグザグとはいえ機械で登る傾斜だけに、なかなかのものです。いきなりしんどいな。しかしこの辺りは明瞭に踏み跡があるので、物好きな方が来ているみたいです。やがてフラットになったと思うと、90度曲がる転回場の跡と思われる広場に到着しました。
過去の情報によると、ここで曲がってあとはまっすぐ現在の山頂駅に向かっていたようです。道中3か所トンネルがあって、現在は塞がれているとのこと。曲がってすぐにトンネル入り口が出現しました。
ここからは一気に踏み跡が薄くなりました。尾根芯に踏み跡はありましたが、倒木や藪の多さにあまり踏まれていないように思われます。もしかするとこの先続いている電線の保守道かな?道自体は送電線からはずれたところに付いていました。
突然広いテラスが出現しました。いろいろな遺物が置かれていました。往時はここでいろいろ作業をされていたのでしょうか。その中で、DAINIPPON BREWERYと書かれたビール瓶を発見。帰ってから調べたところ、1949年に解体された大日本麦酒のものと判明!なんか、すごく時代を感じます!
また尾根に戻って登っていると、突然トラロープが出現して林道に着地。そういや地図にもありました。しばらく道をたどって送電線まで見に行ってみます。やっぱりまっすぐ伸びているのでここを走っていたのかな。その真下を歩きたかったのですが、藪が深すぎて進めないので、おとなしく尾根に戻ります。
尾根も藪は深いのですが、漕ぎ漕ぎ進みます。道らしいものはうっすらあるのですが、藪と倒木でなかなか進めません。もうだいぶ来たかなと思ったものの、アプリを開くと3分の1も来ていない(^^;)。なんとか小ピークを過ぎたところでワイヤーが出てきたと思ったら、突然前が開けて白樺の林になりました。
まっすぐ広々した道らしくなりました。人工的やなと思っていたら、両側の壁の加工跡から、ここぞカーレーターが走っていた場所だと気づきました。いいね!白樺は設備撤去後に植林されたのか、だからまだ木が小さいんですね。道もまっすぐ。さっきの小ピークあたりにトンネル出口があったと思われます。
そのまま進むと、コンクリートの構築物が現れました。近づいていくと、トラロープが設置されています。とはいえ使う気にはなりませんけど(^^;)。足元はザレザレなのでロープを使わないと登れないのでしょうけど、下れなくなっても困るので適当なところで引き返すことにします。おそらくこの先、最後のトンネルがあったのかと思います。
ドットを見るとこのまま進んで右側の斜面から登って行かれた人もいらっしゃるようですが、私は素直に尾根へ。尾根とはいえなかなかの傾斜。この先のピークまでが本日の核心でした。朽ちている木も多く、ちょっと手足の置き場に苦労しつつルーファイ。弱そうなところを突いていきます。
最後に大きな岩が出てきました。ラスボスやな。右に巻くか左に巻くか。左のほうが階段っぽい。結局正解だったのですが、枯れ枝が多くてしっかりつかめる木や根が意外と少ない。張り付くようにして進み、登り切った先にはなぜかそれなりに明瞭な踏み跡がありました。
さらに登山道っぽくなったと思えばなぜか黄色テープ出現。さっきの岩は見晴台になっているのかな?そのさきすぐ、白竜権現大神の石碑が出現。こんなんあるの知らんかった〜。ほんで踏まれてるんですね。その先でようやく一般道に合流しました。
一般道とはいえ、燃やし切った足はもうグダグダ。最後の階段をヒーヒー言いながら打見山に到着。この頃はもう晴れ渡っていて快晴。打見山の眺望はいつ来ても最高!ちょっと休憩後、当初予定では葛川越えからの下山予定でしたが、変更してこのままキタダカ道を下ることにしました。もう疲れて疲れて(^^;)。何ならロープウェイ使いたいぐらいでした(笑)。
そして志賀駅に下山。振り返ると登ったルートが見えるのがまたうれしい。レコではここで終わっておりますが、実はこのあと歩いて比良駅まで移動し、最近知り合った山友さんと打ち上げ。地元の方々とも盛り上がってから、気分良く湖西線に乗り込みました。今日もありがとうございました!
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