下仁田御岳山〜神成山

2023年12月16日(土) 〜 2023年12月17日(日)

• GPS: 26:05
• 距離: 33.1km
• 登り: 858m
• 下り: 932m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:03
• 休憩: 1:09
• 合計: 5:12

10:13 下仁田駅
10:33 10:35 ほたる山公園
11:02 11:15 下仁田御嶽山
11:36 11:40 ほたる山公園
12:34 13:20 道の駅しもにた
14:10 14:12 南蛇井駅
14:21 14:23 中沢十字路
15:25 神農原駅

2日目

• 山行: 2:57
• 休憩: 0:46
• 合計: 3:43

8:35 神農原駅
9:05 9:22 神成山龍王山
9:45 9:46 打越御嶽山
9:54 10:04 神成山吾妻山
11:04 11:22 丹生湖
12:08 12:08 一峰公園
12:18 上州七日市駅

天候

1日目：曇り（暖かく湿った空気で山中は霧）
2日目：晴れ（風が強い）

アクセス

利用交通機関：

電車

■1日目
行き：下仁田駅から徒歩。
帰り：神農原駅まで徒歩。

■2日目
行き：神農原駅から徒歩。
帰り：上州七日市駅まで徒歩。

コース状況／危険箇所等

下仁田御岳山は急斜面に落ち葉が堆積している場所でとても滑りやすいので、特に下りは注意が必要です。
神成山は龍王ピークから西へ進むと、道を少し逸れると滑落する場所が何ヶ所もあるため、足元には要注意です。

写真

12/16 10:11

本日のスタート地点は下仁田駅。久々に上信電鉄を終点まで乗りました。

12/16 10:14

今日は昼頃には晴れの予報でしたが、これから登る下仁田御岳山は霧の中です😇

12/16 10:20

西に目を向けると、大崩山（左）と川井山（右）が見えました。

12/16 10:27

この分岐から「ほたる山公園」へと向かいます。

12/16 10:33

ここで右手にある標識の所から山道に入ります。

12/16 10:36

鳥居を抜けると...

12/16 10:41

徐々に傾斜が増してきます。

12/16 10:43

この辺りはドッサリ積もった落ち葉で滑りやすかったです。

12/16 10:46

辺りにガスが広がりはじめて、やはり山頂からの展望は期待できないと諦めました...

12/16 10:50

山中には祠や石碑、石像がたくさんありました。

12/16 10:57

中でもこの石像（不動明王？）は一番強そうでした(笑)

12/16 11:04

尾根に出れば、山頂まであと一息です！

12/16 11:06

サクッと下仁田御岳山に登頂！

12/16 11:06

綺麗な標識を誰かが付けてくれたようです。

12/16 11:06

山頂の祠には、猪っぽい石像がありました。狛犬ならぬ狛猪ですね(笑)

12/16 11:08

山頂からの展望を期待して広角レンズを持ってきましたが、この状態では出番がありませんでした💦

12/16 11:31

山頂で少し休憩した後に下山しましたが、登山口近くのこのピンクテープの場所にはイノシシの糞が山のようになっていました😇

12/16 11:36

ここで下山完了！すぐ向かいには「ほたる山」がありますが、今回はパスしました。

12/16 11:53

下仁田御岳山の東隣にある藤山。別名の「富士山」のとおり、綺麗な山容ですね。

12/16 12:02

耕作放棄地の脇にポツンと自販機がありましたが、誰が利用するのか気になります。

12/16 12:06

道路脇の山中には、地図に書かれていない道路か線路跡がありました。

12/16 12:10

下仁田ネギの直売所。あちこちにありましたが、どこも都心部では有り得ないほどの安さで衝撃を受けました...

12/16 12:12

古嶽山。荒々しい岩壁が目立つ山なので、ハイキングコースがあるなんて嘘のようです。

12/16 12:14

ここは国道254号線（馬山バイパス）から見ると裏道にあたるので、田園風景を眺めつつのんびり歩けました。

12/16 12:29

今日はとても暖かいので、ホトケノザも元気に見えます。

12/16 12:33

道の駅しもにたに到着。まだ昼食を食べていないので、さっそくイートインコーナーへ駆け込みます(笑)

12/16 12:45

道の駅しもにたのイートインコーナーにて、下仁田ネギ味噌ラーメン（大盛り）を食べました。

12/16 13:23

国道254号線に出ると、下仁田ネギの直売所がさらに増えてきます。

12/16 13:30

潰れたパチンコ屋。群馬県民はギャンブル好きだと言われていますが、それでも潰れたパチンコ屋は群馬県内の各地で見られます。

12/16 13:36

これはアブラナ科の野菜だと思いますが、ブロッコリーでしょうか？

12/16 13:41

下仁田納豆、こんな所に工場があったんですね！

12/16 13:42

馬山のあじさい園。斜面一面にアジサイが植えられていました。

12/16 13:47

防犯用の壁画に警察官と女性が同列に描かれていて、「上州のかかあ天下」が垣間見えました🤣

12/16 13:50

もうすぐ収穫を迎える下仁田ネギ。

12/16 13:50

この比佐理橋を渡ると、下仁田町から富岡市に入ります。

12/16 14:01

ダイコン畑と神成山。今から神成山に登ると日が暮れてしまうので、計画通り明日登ることとします。

12/16 14:07

綺麗なサザンカ。冬場は花が少ないので、庭木の花もありがたいですね。

12/16 14:09

南蛇井駅に到着。計画ではここが1日目のゴールでしたが、まだ時間が早いので隣の神農原駅まで歩くことにしました。

12/16 14:10

神農原駅に行く前に、アロエとブドウのジュースを補給しておきます😋

12/16 14:17

鳥総（とりふさ）神社。落ち着いた雰囲気で良かったです。

12/16 14:20

赤レンガの建物のある交差点は、大桁山へ向かう「関ふれ」の道が通っていました。

12/16 14:25

神成山はファミリー向けのハイキングコースですが、南面は切れ落ちている場所が多いんですよね...

12/16 14:27

この辺りに「平賀城跡」があるそうですが、どこなのか分かりませんでした。

12/16 14:31

路傍にシロバナタンポポが咲いていると思ったら...

12/16 14:35

すぐ近くに黄花のタンポポも咲いていて、まるで春が来たようでした。

12/16 14:44

南蛇井付近には、こんにゃくゼリーやビタミン剤などの製造などさまざまな製品を手がけているオリヒロの工場が幾つもありました。

12/16 14:46

写真中央の山は稲含山でしょうか？山頂部の形が特徴的ですね。

12/16 14:53

宇芸神社前に差し掛かったので、立ち寄って参拝することにしました。

12/16 15:00

長い階段を登ると...

12/16 15:02

宇芸神社の拝殿に到着。

12/16 15:03

宇芸神社の賽銭箱は、これまでに見たことがない構造でした。

12/16 15:03

拝殿の右手には神成山へと続くハイキングコースがありました。

12/16 15:09

大桁山（中央右）、鍬柄岳（中央左）は分かりましたが、右側の山は破風山でしょうか

12/16 15:24

1日目は神農原駅にゴールイン。写真左側には、西上州のシンボル的な四ツ又山と鹿岳がみえます。

12/16 16:47

今日のお宿はアミューズ富岡。上州富岡駅からかなり離れているので、歩き疲れました💦

12/16 16:50

本日のお部屋はこちら。ちょっと施設に古さは感じますが、綺麗に清掃されていました。

12/17 8:34

2日目は神農原駅からスタートします。

12/17 8:34

今日はよく晴れているので、神農原駅のホームから鹿岳（右）と四ツ又山（左）が良く見えました。

12/17 8:52

宇芸神社に到着。今日はここから神成山に登ります。

12/17 8:55

宇芸神社の階段を登り切ったら、いよいよ山道に入ります。

12/17 8:58

第1ロープ場。普通ならロープなど不要な岩場ですが、岩の上にミズナラの落ち葉が厚く堆積していて滑りやすいので、念のためロープを使いました。

12/17 9:00

第2ロープ場。こちらも岩の上に落ち葉が堆積していて滑りやすかったです。

12/17 9:01

第2ロープ場をクリアすると、神成山の縦走路と合流します。

12/17 9:03

縦走路と合流した後は、急斜面を一気に登っていって...

12/17 9:07

神成山（龍王ピーク）に登頂！

12/17 9:07

山頂の標識を見ると、「龍王ピーク」という名前がちょっと控えめに書かれていました。

12/17 9:07

龍王ピークは南東側の展望が特に素晴らしかったです。

12/17 9:08

龍王ピークから見える鹿岳（右）と四ツ又山（左）。この角度だと四ツ又山のピークがちゃんと4つ見えますね。

12/17 9:08

大桁山（右）と鍬柄岳（左）。鍬柄岳はまるで地面から生えてきたタケノコのような形です。

12/17 9:19

せっかく登ったのに下っていきます（涙）

12/17 9:23

高低差は少ないものの、傾斜がかなり大きいのが特徴的です。

12/17 9:24

この辺りは痩せ尾根ですが、道の両側とも崖っぷちというわけではありません。

12/17 9:26

神成山の岩はチャートっぽく見えますが、平滑花崗岩という岩だそうです。（※出典：下仁田町と周辺の地質）

12/17 9:27

ここも痩せ尾根ですが、まだ崖っぷちではありません。

12/17 9:30

急斜面をグイグイ登っていくと...

12/17 9:33

ミニ自然博物館のあるピークに到着。ミニ自然博物館の展示品は、以前よりも増えているような気がします。

12/17 9:34

尾根道の見晴らしがとても良い場所は、ほぼ例外なく崖っぷちです😇

12/17 9:41

「神成山九連峰」とのことですが、アップダウンが多いのでもう9個以上のピークに登っているような気がしてきました(笑)

12/17 9:43

神成山の尾根道はアカマツがとても多いので、おそらく土壌が薄くかなり乾燥しているのだと思われます。

12/17 9:47

やっと第7峰に到着。

12/17 9:50

第8峰。残るはあと1つ（吾妻山）だけですね。

12/17 9:51

ここは歩きやすい道ですが、実は左手が崖になっています...

12/17 9:52

吾妻山直前の小さな東屋に到着。ここは以前はオキナグサの自生地だったんですよね...

12/17 9:53

東屋からの展望。とても見晴らしが良いですね。

12/17 9:53

東屋から吾妻山に向かって、急斜面を登って行きますが...

12/17 9:54

ここも階段のすぐ脇が急斜面で、その下が崖になっているようなので、注意しながら歩きます（汗）

12/17 9:55

第9峰の吾妻山に登頂！

12/17 9:56

吾妻山は南西側の展望がとても良かったです！

12/17 9:58

このように展望がとても良いですが、山頂から南面の崖の方に入り込まないように注意して下さい（汗）

12/17 10:01

このガードレールは、以前に来た時には無かったような気がします。

12/17 10:02

急斜面が終わると、九十九折れの道を下っていきます。

12/17 10:07

新堀神社前に無事下山しました。ここからは車道歩きとなります。

12/17 10:13

神成山の新堀神社側（南蛇井側）のトイレ。水洗式で綺麗に清掃されていました。

12/17 10:13

神成山の南面は崖になっていますが、あの崖の縁を歩いてきたんですね...

12/17 10:23

下山後は南蛇井駅へ向かわず、神成山の北面にある丹生湖を経由して上州七日市駅へ向かいます。

12/17 10:28

「やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫！」のイナバ物置の工場が、神成山の裏にあるとは思いませんでした。

12/17 10:45

この先の「丹生小学校前交差点」を右折して、丹生湖を経由して富岡市街を目指します。

12/17 10:51

富岡市内を歩いていると、時々このような看板を見かけます。JAが売っている土地なので農地なのだと思いますが、買い手はいるのでしょうか？

12/17 10:58

何かと比較してニュー（new）なのかと考えてしまいましたが、この辺りの地区名は「丹生（にゅう）」なので、「丹生飯店」ということなのだと思います（笑）

12/17 11:00

丹生湖の手前で西側を見ると、妙義山が見えてきました！

12/17 11:04

丹生湖の堰堤の上には青空が広がっていましたが...

12/17 11:07

肝心の丹生湖には水がほとんどなくて驚きました。低木が生い茂っているので、恒常的に水位が低いのでしょうか？

12/17 11:07

残念ながら堰堤は立入禁止となっていたので、引き返すことにしました。

12/17 11:41

上信電鉄に「Togendo」と書かれた列車が走っていましたが、ここが倉庫になっているようです。

12/17 11:43

「Togendo」は「とげんどう」だと思っていたら、「桃源堂（とうげんどう）」だったんですね💦

12/17 11:46

振り返ると妙義山！今日もあの恐ろしい稜線を歩いている人がいるんでしょうね...

12/17 11:56

この坂と階段を登ると上州一ノ宮（貫前神社）がありますが、今日は電車の時間が近づいているのでパスしました。

12/17 11:59

上州一ノ宮駅は目前ですが、1駅先の上州七日市駅を目指します。

12/17 12:06

キリブチ製麺。うどんやそうめんが美味しいので、群馬土産として買うことも多いです。

12/17 12:16

上州七日市駅にゴールイン！駅舎に併設されている待合室とトイレが非常に綺麗で驚きました。

撮影機器：

PENTAX K-3 Mark III Premium Kit ペンタックス

AQUOS sense6 SH-M19 128GB SIMフリー シャープ

装備

個人装備

ソフトシェル フリース 長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス GPS 計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット ナイフ ウェットティッシュ 保険証 携帯電話 モバイルバッテリー 時計 ストック カメラ クマ鈴

感想

ardisia

[ルート]
今回は「久々に下仁田御岳山と神成山に登る」という目的で計画を立てようとしましたが、この2山は1日で回れそうで微妙に回れない距離(笑)にあるため、2日間に分けて登る計画としました。
ですが、単に計画を2日間に分けると時間がかなり余ってしまうため、途中で道の駅や神社、城跡などを巡ってみました。
2日目は予定よりもかなり早く下山できたので丹生湖に立ち寄ってみましたが、全く何も無かったのでそのまま引き返しました。

[展望・景色]
下仁田御岳山（兄倉山）：山頂から北側が開けていますが、霧で何も見えませんでした。
神成山（龍王山）：南面が開けていますが、特に南東側の展望が良かったです。冬場は木々が葉を落としているので、四ツ又山、鹿岳、鍬柄岳、大桁山も見えました。
神成山（吾妻山）：南〜南西側が大きく開けていて、四ツ又山、鹿岳、鍬柄岳、大桁山がよく見えました。

[動植物]
下仁田御岳山はシカやイノシシの糞が多く、以前に来た時よりも下草が衰退しているように感じました。
神成山は山腹にミズナラがとても多いため、ミズナラの硬い落ち葉が厚く積もった場所では路面が滑りやすく感じるほどでした。（※実際には"フモトミズナラ"というちょっと変わった種だそうです）
またオキナグサの自生地は完全に消滅してしまったようです...

[飲食・お土産]
道の駅しもにたで、下仁田ネギ味噌ラーメンの大盛り（1220円）を頂きました。
ラーメンの味自体は美味しいのですが、ネギを炙りすぎて焦げてしまったらしく、ちょっとネギが苦かったです😇
また、道の駅しもにたでは干し椎茸（スライス、580円）を買いましたが、大きなパックでとてもお買い得でした。

[その他]
下仁田御岳山と神成山は互いに見えるほどの距離にありますが、神成山は平滑花崗岩、下仁田御岳山は結晶片岩の上に砂岩や礫岩が乗っていて、地質の違いが山容にも表れているのが面白いです。

コメント

yamaonse

ardisiaさん、こんばんは。グンマーへようこそ！下仁田界隈、今日の午後にネギを入手しに出かけたので、リアルタイムでレコ見させてもらったような感覚になりました。ゴールの七日市駅にいらしたころ、上信越道を西に車を走らせていましたよ。下仁田の山は怖そうなのでどこにも登ったことがありません。メジャーなところでもなにか隠されてるようにも思えるし、岩の里山は手強そうです。神成山も一歩間違えばあの世にいけそうなところはたくさんあるし、手頃な山でも侮れませんね。そんな歩き慣れた神成山周辺は、どこへ行くのだろうかと興味津々でレコ見ましたよ。ジオパークの指定地も近いし、山ごとに地質が違うのも面白そうですね。稜線上のオキナグサは耐えてしまいましたが、麓にはまだ名残りの株が何カ所かに残っています。丹生湖はバードウォッチングもできるし、冬から春にかけてはベストシーズン。七日市から高崎方面に赤線伸ばすのもよさげだし、またぜひ出かけてみてくださいね。

ardisia

yamaonseさん、こんばんは。

下仁田御岳山は麓の「ほたる山公園」に無料駐車場があってアクセスしやすい上に、晴れていれば山頂から北側の展望が良い山なのですが、今一つ人気が出ないようです。
途中で急斜面が続くものの、岩場や痩せ尾根などがない「下仁田では簡単な山」なので、もっと人気が出ても良さそうなのですが...

今後の計画ですが、年明けの1〜3月頃に西毛へ行くのであれば「鏑川でハクチョウの観察」か「以前に登った崇台山」辺りを考えています。
あと磯部までは赤線が延びているので、妙義山を見ながら横川まで赤線を延ばすのも面白そうですね。