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記録ID: 629205
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ハイキング
四国

小豆島 碁石山~洞雲山

2015年05月01日(金) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:36
距離
4.5km
登り
628m
下り
611m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:02
休憩
0:35
合計
2:37
8:25
19
スタート地点(碁石山寺)
8:44
8:50
11
9:01
9:20
47
洞雲山寺
10:07
10:07
10
10:17
10:24
27
10:51
10:54
8
金比羅神社
11:02
ゴール地点(碁石山寺)
小豆島の魅力が詰まっているコース
歩行距離4.5km、歩行時間2時間
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
地形図では車道には見えませんが、第二番札所の碁石山(寺)まで車で行くことができます。
コース状況/
危険箇所等
 お寺や神社間の道(参道)は整備されて高度差もあまりなく歩きやすいです。
 洞雲山(どううんざん)355mピークまでの登山口は分かりにくいです。いったん境内から出てコンクリートの道を少し南下し、旧参道の入り口である石段を登って<写真12>の岩窟の中の祠を目指して歩いていき、崩れやすい土の急斜面の踏み跡を辿っていくと、ピーク付近で突然絶景シーン<写真13~14>となります。
 洞雲山から碁石山までは尾根(岩場尾根)がはっきりとしているので、途中一心寺方面に延びる尾根を除き、ほぼ迷うことなく進むことができます。
 碁石山ピークは視界はよくありませんが、その少し先の大岩まで進むと絶景が広がります。
その他周辺情報  小豆島は四百年の歴史を持つ醤油の日本四大産地の一つです。明治の最盛期には約四百軒の醤油製造所があったとされています。
 碁石山および洞雲山の麓が“醤(ひしお)の郷”と呼ばれています。醤とは塩を加えて発酵させた塩蔵品(醤油や佃煮)の総称で、この地域では明治時代に建てられた醤油工場やもろみ蔵が今も現役で活躍しています。
 馬木(うまき)、苗羽(のうま)、醤油蔵通りの三つの散策路をゆっくりと歩いて半日程度かけて周ると、小豆島の魅力の一つ醤(ひしお)の歴史や文化が十分堪能できます。醤(ひしお)料理も充実していますが醤油ソフト<写真25>、醤油プリン、醤油カステラなどのスイーツも充実しています。
01碁石山駐車場手前
ツツジの咲いている右側が駐車場になっています。
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01碁石山駐車場手前
ツツジの咲いている右側が駐車場になっています。
02石仏
洞雲山(どううんざん)近くまで来たときに小さな岩窟と石仏がありました。この自然の地形を活かした修験場らしき所はいくつも見られます。
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02石仏
洞雲山(どううんざん)近くまで来たときに小さな岩窟と石仏がありました。この自然の地形を活かした修験場らしき所はいくつも見られます。
03洞雲山境内入口
「第一番霊場 洞雲山」と表記がありました。
03洞雲山境内入口
「第一番霊場 洞雲山」と表記がありました。
04展望台より醤&映画の郷
“讃岐十景”と呼ばれる風光明媚な景観です。眼下には醤油の産地(醤の郷)や二十四の瞳の舞台となった半島が見えます。
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04展望台より醤&映画の郷
“讃岐十景”と呼ばれる風光明媚な景観です。眼下には醤油の産地(醤の郷)や二十四の瞳の舞台となった半島が見えます。
05一心寺
正式名は小豆島八十八ヵ所第三番札所奥の院 隼山(はやぶさざん)一心寺です。観音寺の奥の院になっています。
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05一心寺
正式名は小豆島八十八ヵ所第三番札所奥の院 隼山(はやぶさざん)一心寺です。観音寺の奥の院になっています。
06一心寺知恵の輪
サンスクリット語らしき文字が刻まれていました。曼荼羅を表しているのでしょうか?
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06一心寺知恵の輪
サンスクリット語らしき文字が刻まれていました。曼荼羅を表しているのでしょうか?
07一心寺本堂
岩窟に本堂が飲み込まれているような感じでいかにも密教寺院です。
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07一心寺本堂
岩窟に本堂が飲み込まれているような感じでいかにも密教寺院です。
08一心寺イスノキ
別名、ヒョンノキ、ユスノキともいわれ、小豆島の天然記念物に指定されています。樹齢は数百年以上とされています。
08一心寺イスノキ
別名、ヒョンノキ、ユスノキともいわれ、小豆島の天然記念物に指定されています。樹齢は数百年以上とされています。
09洞雲山弘法大師像
弘法大師様が杖で岩をたたくと清水が湧きだし、以来日照りが続いても水が枯れることがなかったそうです。
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09洞雲山弘法大師像
弘法大師様が杖で岩をたたくと清水が湧きだし、以来日照りが続いても水が枯れることがなかったそうです。
10仙齢窟(せんれいくつ)
この付近で、6月初旬から7月上旬の夏至を中心にした約50日間、太陽の光によって岩肌に現れる神秘の像「夏至観音」が見られるようです。
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10仙齢窟(せんれいくつ)
この付近で、6月初旬から7月上旬の夏至を中心にした約50日間、太陽の光によって岩肌に現れる神秘の像「夏至観音」が見られるようです。
11洞雲山知恵の輪くぐり
知恵の輪をくぐると何かいいことがあるかも・・・洞窟の内部に入っていくと祠があり、そこでGPSが切れました。
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11洞雲山知恵の輪くぐり
知恵の輪をくぐると何かいいことがあるかも・・・洞窟の内部に入っていくと祠があり、そこでGPSが切れました。
12八大竜王の祠
コンクリートの参道まで引き返して少し南下し、旧参道の入り口である石段を上っていくと岩窟の中に祠がありました。ここが洞雲山ピークへの山道の道しるべとなります。
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12八大竜王の祠
コンクリートの参道まで引き返して少し南下し、旧参道の入り口である石段を上っていくと岩窟の中に祠がありました。ここが洞雲山ピークへの山道の道しるべとなります。
13洞雲山355ピーク
平凡なピークですが、360度パノラマ絶景展望が広がります。
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13洞雲山355ピーク
平凡なピークですが、360度パノラマ絶景展望が広がります。
14洞雲山355ピーク景観
もはや小豆島では普通の光景となった屏風岩もどきです。
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14洞雲山355ピーク景観
もはや小豆島では普通の光景となった屏風岩もどきです。
15碁石山ピーク
この表札と三角点がなければピークだと気がつかないほど平凡なロケーションでした。
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15碁石山ピーク
この表札と三角点がなければピークだと気がつかないほど平凡なロケーションでした。
16碁石山三角点
標高434.3mに設置された三角点です。誰(獣)か置き土産をしていました(・。・)
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16碁石山三角点
標高434.3mに設置された三角点です。誰(獣)か置き土産をしていました(・。・)
17大岩から東展望
碁石山ピークから少し進んだ所にこの山域最高のビューポイントがありました。
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17大岩から東展望
碁石山ピークから少し進んだ所にこの山域最高のビューポイントがありました。
18大岩から東展望
東一帯が岩場となっています。
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18大岩から東展望
東一帯が岩場となっています。
19大岩から北北東展望
もっとも屏風岩チックです。
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19大岩から北北東展望
もっとも屏風岩チックです。
20大岩から北北西展望
こうした地形が点在しているのが、遠くから望むとまるで碁石のように見えるのかもしれません。
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20大岩から北北西展望
こうした地形が点在しているのが、遠くから望むとまるで碁石のように見えるのかもしれません。
21金毘羅神社の祠
碁石山は小豆島八十八ヶ所の第二番札所にあたる霊場です。ここには、神仏習合の名残で金毘羅宮もお祀りされています。
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21金毘羅神社の祠
碁石山は小豆島八十八ヶ所の第二番札所にあたる霊場です。ここには、神仏習合の名残で金毘羅宮もお祀りされています。
22波切(なみきり)不動明王
3回周りながら、お願いごとをすると叶うという言い伝えがあります。ロケーション抜群です。
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22波切(なみきり)不動明王
3回周りながら、お願いごとをすると叶うという言い伝えがあります。ロケーション抜群です。
23行者尾根岩場
大きな岩が不安定な状態にあるのもこの山域によく見られる光景です。
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23行者尾根岩場
大きな岩が不安定な状態にあるのもこの山域によく見られる光景です。
24碁石山弘法大師像
境内には、巨大な弘法大師の像があり、その前の広場では、毎年11月の第二日曜日、「修行大師柴燈大護摩供」が行われます。
24碁石山弘法大師像
境内には、巨大な弘法大師の像があり、その前の広場では、毎年11月の第二日曜日、「修行大師柴燈大護摩供」が行われます。
25醤油ソフト
山の麓にあるマルキン醤油記念館で食べたしょうゆソフトクリームがとてもおいしかったです。
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25醤油ソフト
山の麓にあるマルキン醤油記念館で食べたしょうゆソフトクリームがとてもおいしかったです。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー 地形図 コンパス ファスナー付クリアーファイル 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 小豆島の魅力は火山によって造り出された特有の地形、弘法大師縁の地とされている規模の割にたくさんある小豆島八十八ヶ所(山岳)霊場、日本四大醤油産地ともなっている醤(ひしお)の郷、そして瀬戸内海に囲まれた風光明媚な自然です。この四つの魅力を全て満たしているのが今回のエリアです。真の小豆島の魅力を満喫するならこのエリアと言っても過言ではないでしょう。

 碁石山は、山岳霊場にあって、風光明媚な霊山です。御本尊浪切(なみきり)不動明王が奉られた岩屋の本堂(鳳凰窟)では、毎日護摩祈祷が行われています。参道から臨む内海湾の視界は、瀬戸内海でも有数の景勝美を誇り、密教的なストイックさと優雅さを兼ね備えた不思議な空間です。
 
 洞雲山では、夏至をはさんだ約50日間(6月初旬から7月中旬)だけ、岩肌に観音像「夏至観音」が浮かび上がります。観音像があるのかと思いきや、陽光が洞窟へ差し込む時、周りの岩壁などに光が当たって観音像のかたちとなる不思議な自然現象だそうです。しかも見られるのは晴天の日の午後3時すぎのわずか数分しかありません。まるでマヤ文明遺跡チチェン・イッツァに春分の日・秋分の日に太陽が沈む時、ピラミッドが真西から照らされ階段の西側にククルカンの胴体(蛇が身をくねらせた姿)が現れる現象の東洋版といったところでしょうか。

 今回は午前中のみの山行に限定していたために、まだ魅力あるスポットがまわり切れていません。また、季節によっても異なるシーンが見られそうな所もあり、再訪する楽しみが増えました。 

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コメント

Machapuchareさん、こんにちは
はじめまして。
小豆島の山旅、お疲れさまでした。新着のところで、私の大好きな場所の画像(波切不動明王)を見つけて、思わず レコを見させていただきました。
山というよりはお寺に行くという感覚で、小さいころから歩いている場所、でも、
碁石山のピークへの道は知らないのです。今度行く機会があったら、洞雲山から碁石山へ歩いてみたいと思います。
帰省 をした気分も味あわせていただきました。ありがとうございました。
2015/5/5 15:09
Re: Machapuchareさん、こんにちは
komame様
早々ののコメントありがとうございました。
小豆島は寒霞渓ばかりが注目されていますが、小豆島の魅力をより感じたのはむしろ今回の山域でした。
お寺の参道はよくご存知だと思います。参道を歩き、写真12にある岩窟の中の祠を見つけたら、そこに通じる道が洞雲山および碁石山への尾根道につながります。このルートは絶対に楽しめます。機会があればぜひ訪問してみてください。
2015/5/5 19:47
プロフィール画像
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