有志山行 多紀アルプス


コースタイム
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:10
天候 | 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
行ってみたいなと思いながら、アクセスが不便なため実現していなかった多紀アルプス。Aさんが企画してくださり願いが叶った。
火打岩の登山口は登り始めからしばらくすると30分ほど急登続きだが、手入れの行き届いた自然林でとても気持ちが良い。
Aさんが「クリンソウの群生地があるらしいけど、まだ早いかもな〜。」と。クリンソウの群生地とは知らなかったので「え?そうなの?見たい!」と3人のテンションは上がる。しばらくすると「クリンソウ保護区」と矢印が書いた道標があり、横道を入っていくと「保護区」の看板の側でポツ、ポツと咲いていた。「咲いてるけど、ちょびっとやね。まだ早いんかな〜。」とちょっとガッカリしながら、奥へ歩いて行くと、沢沿い一面にたくさんのクリンソウが咲いていた。「うわ〜!こんなに群生してるの見たこと無いね!すごいね!!」と一気に笑顔になって、それぞれが夢中になって写真を撮ったり景色を堪能した。
保護区を後にして御岳へ。御岳からおおたわへは途中から急なガレ場や岩場の下りになり、最後は急階段の下りで気が抜けない。おおたわには広場とトイレがあり、ここでゆっくりお昼休憩。おおたわから小金ヶ岳への道は、杉の植林を抜けると急階段の登りで、食後にはキツかった。それを過ぎると岩場を縫うように登るのが30分程続く。ここの岩は縦に割れやすそうな形状なので、「案外、もろいよね・・」と掴む岩も慎重にと、楽しくも緊張感のあるエリア。
小金ヶ岳の山頂は狭いながらも見晴らしが良く、薄曇りだったが遠くが見渡せた。ここから車道出合までの下りは、ガレ場、岩場、沢沿いの濡れたガレ場など割と急な下りで、小さい沢を数回渡ったりする。Aさんは、いつもながらカモシカのように軽やかに一気に下って行く。その後を「滑りそうで怖いんですけど〜。」と地面を踏みしめながらトコトコついていった。もうちょっと、優雅に下ってみたいもんだ。
急に車道に出て、山行終了。道端に地元の方が植えておられるのか、うつむき加減の可憐で色とりどりの花が咲いていて、最後まで花を楽しんだ山行だった。
修験道行場として栄えた歴史をもつ山なので、急勾配や岩場などの険しい一面もあるが、心弾む花もあり、とても楽しませてもらった。そして、植林地も自然林も手入れが行き届いていて、林の中も気持ちのいい空間だった。地元の方が大事にされているおかげで、ありがたいことだと3人で話しながら帰ってきた。
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