【奥越】大雪のち激ラッセル(荒島岳)


- GPS
- --:--
- 距離
- 3.2km
- 登り
- 427m
- 下り
- 410m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:50
天候 | 終日,雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・ 旧スキー場ボトムで約50cm,トップで1.5m〜2m以上の積雪。ほぼ全層が重い湿雪の新雪。ラッセルはスノーシューで常時モモくらい,急傾斜では腰〜ムネくらい。そのままでは足を上げられず,数回雪入れをして足場を踏み固めないと次の一歩が出せない感じ。特に,スキー場上部は無数の灌木が中途半端に倒れて雪ヤブとなっており,ルートが分かりにくいうえ,積雪下に空洞も多く,踏み抜き多発の激しいラッセルとなった。 ・ 今回は到達できなかったが,シャクナゲ平手前の急登や,もちが壁の急登もかなり激しいラッセルになると思われる。ただ,雪質が湿雪なので,少し時間が経てば雪が急速に締まって登りやすくなりそう。 |
写真
装備
備考 | スノーシュー使用。現時点では終始ラッセルとなるためアイゼンは不要と思われる。 |
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感想
大雪の便りがあると,居ても立ってもいられなくなってしまう(雪で日々苦労されている北陸の方々には,申し訳ないことなのですが…)。暖かい日が続き,今年中は手近な山では雪山は駄目なのではないかと思っていた今日この頃であれば,なおさらだ。というわけで,この時期の大雪後の個人的定番(除雪のある国道から直接取り付けるし,登山道があるので積雪が少なくても登りやすい)である荒島岳へ。
直近のアメダスでは九頭竜で一日にして50cm以上も積雪が激増しており,現在も降雪中とあってみれば,ラッセルが激しすぎて山頂までは当然無理だろう,雪をまとったブナの森だけでも眺められれば御の字,とぼんやり思ってはいたが,まさかこんなに登れないとは思っていなかった。登れるときはあっけないほど簡単に登れてしまうが,登れないときはどうやったって登れないのが雪山だ。旧スキー場上部で既にムネ丈の壁のようなラッセル,偶然居合わせた富山ナンバーの方と二人で先頭を交代しつつラッセルを続けたにもかかわらず(富山ナンバーの方,ありがとうございました!),5時間かけてもシャクナゲ平はおろか,深谷の頭までも到達できなかった。スキー場上部の雪ヤブ地帯の状態が悪すぎたせいもあるけれど,冬季荒島岳における一日での獲得標高の個人的ワースト記録をぶっちぎりで更新してしまった。
それでも,全身雪にまみれてラッセルしているだけでも本当に楽しい。多少のコツは必要とは言え,基本的にうんざりするような単純労働の連続であるラッセルがどうしてこんなに楽しいのだろう。一歩一歩にかかる膨大な時間と労力に,自然の中での人間の微力を思い知らされ,それが楽しくもあり嬉しくもある。新雪をまとった沈黙のブナの森も堪能できたし,よい雪山はじめになりました。
コメント
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複数人でやるとまさに祭り!って感じですよね。
やってる最中は,もう勘弁してくれ…って気にもなりますが,気がつくとまたやりたくなってるのが不思議です。
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