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Yamareco

記録ID: 630688
全員に公開
アルパインクライミング
剱・立山

剱岳 八峰&チンネ左稜線

2015年05月02日(土) 〜 2015年05月05日(火)
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shimog yhiro その他1人

コースタイム

5/2 11:00 室堂 - 14:00 劔沢
5/3 劔沢 3:00 - 長次郎谷出合 3:30 - 5・6 のコル 8:30 -
6・7 のコル 11:30(撤退、下降) - 長次郎谷 - 15:00 劔沢
5/4 3:40 劔沢 - 6:30 室堂
天候 5/2 快晴
5/3 快晴
5/4 曇りのち霧雨
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
2015年05月03日 06:13撮影 by  TG-850, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 6:13
2015年05月03日 06:30撮影 by  TG-850, OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/3 6:30
2015年05月03日 06:57撮影 by  TG-850, OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/3 6:57
5・6コルへ下降する後続パーティ
2015年05月03日 09:07撮影 by  TG-850, OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/3 9:07
5・6コルへ下降する後続パーティ
2015年05月03日 09:12撮影 by  TG-850, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 9:12
2015年05月03日 09:34撮影 by  TG-850, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/3 9:34
8 峰(中央付近のピーク)は左からトラバース、雪壁直登。雪崩れているのを見て撤退判断
2015年05月03日 10:30撮影 by  TG-850, OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/3 10:30
8 峰(中央付近のピーク)は左からトラバース、雪壁直登。雪崩れているのを見て撤退判断
6・7 のコル下降ポイント
2015年05月03日 11:26撮影 by  TG-850, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/3 11:26
6・7 のコル下降ポイント

感想

今シーズンは雪が少なく、GW の気温が高かった。
天候は良かったが、雪の状態をどのようにとらえるかがポイントとなった。

初日は劔沢まで。
扇沢の駐車場がいつの間にか有料になっていて驚き。下の無料駐車場は満車
だったため、だいぶ下に置くこととなった。
無理をしてでも扇沢前泊とすべきだったかも。
室堂からは予想通り雪の状態が悪く水浸し状態。
劔沢は掘り出されたトイレを利用できた。

2 日目は雪がすこしでも締まることを期待して 3:00 発。
長次郎谷出合まで下り、そこから長次郎谷へ入る。
右側の三本目のルンゼが 1・2 のコルへのルート。
我々は一本目のルンゼに入り込んで若干ロス。途中で夜が明ける。
コルに上がってからは雪稜。
途中の懸垂下降もすべて支点が出ている。

次の支点がみえないなか不安な気持ちで 2 ピッチの懸垂下降をおえると
5・6のコル。
ここまで位置同定に自信がなかったが、明瞭な幕営ポイントでようやく
安心する。
足元の雪が不安定なので 6 峰付近で 2 ピッチほどロープを出す。
6・7 のコルに降り立つと 7 峰のトラバース、 8 峰の雪壁を望むことが
できる。
7 峰付近は稜線付近からパラパラと雪崩。
8 峰雪壁の隣は盛大に雪崩れている。
ここで相談し、リスクを冒すことはできないと判断。
ちょうどあった撤退支点をつかって長次郎谷へエスケープ。60m 一杯の
懸垂下降。

後続パーティはそのまま突っ込んだ様子。

長次郎谷からは C フェースを登るパーティが見える。八峰からはチンネ
左稜線を登るパーティも見えた。
すでに雪稜というよりクライミングシーズンに突入していたらしい。

3 日目は雨をさけるため 3:40 発で下山。
霧雨となる寸前に室堂ターミナルに駆け込んで一安心。
薬師の湯へ入って帰途。

数シーズンにわたって出していた GW 八峰。
ルートとしてはどうだったか。
もうすこしヒリヒリするルートであることを期待していたが、それは
予想外れであった。
ルートの長さ、雪の処理の難しさ、撤退ポイントの多さなど考えると
シビレるというよりは雪稜を楽しむルートのように思えた。
もちろんコンディションで大きく変わってしまうのだが。

来シーズンの GW は別のルートを探りたい。

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