霧氷の降る荒船山


- GPS
- 04:52
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 646m
- 下り
- 646m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 5:00
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(荒船不動尊の🚻は冬季閉鎖) |
コース状況/ 危険箇所等 |
多少の泥濘あり。落葉多い。 雪や剥がれ落ちた霧氷が薄く積もっている場所も多かったがそちらは滑らない(ツボ足)。 |
その他周辺情報 | 荒船の湯(弱酸性泉・加温41〜42℃程度・薬草湯あり) https://arafunenoyu.com/ JIROやココヘリ、イオンカードなど100円引き対象多数あるので確認して持参を。 山バッヂもこちらで販売しています。 |
写真
感想
気温が高い予報だったので、普段のこの時期のチョイスとしては少し高めの荒船山。皆してずっと行きたがっていたので丁度良い機会だった。
山に近づくと、山頂は白く染まりモヤが立ち上っていた。霧氷が付いてる!
途中見えた北アルプスの遠景もあり、色々な期待を抱きながら登山開始。
陽を受けてキラキラ輝く地面を踏みしめ、荒船不動で安全祈願。
自然にできた氷のアートも楽しみながら、稜線まで緩やかな道を登った。
経塚山へ登り始める手前、鉄板だかアルミ板だかの人道橋が掛けられており、傾いている上に表面に薄く氷が張り付き滑りやすく注意を要した。幸い滑り止めの木っ端が打ち付けられており、それに足をかけながら歩きさえすれば難はなかった。
その先は落ち葉濁流ゾーン、そして霧氷ゾーンに突入。なんてきれいなんだろう!スッキリと晴れた青空に映えた白い木々を堪能しながら登った。
足元も白かったが雪ではなく落下した霧氷が降り積もった様子。乾燥のためかわからないが全くと言っていい程滑らず歩きやすかった。
経塚山から下る頃には気温も上昇し始め、いよいよ霧氷の落下もピークに。まるで雪のように降りしきる霧氷の中を進み、次は艫岩方面へ。
平坦な道を行くことしばし、経塚山の影の中から日向エリアへ。そこを境界にして途端に霧氷が消える。
氷が溶けたあとはぬかるみこそあったが、道に難はなく艫岩展望台へ到着。
急に開けた視界に広がったのは北アルプス、浅間、草津、谷川などの山々と、眼下に広がる大地。聞きしに勝る素晴らしい大展望だ。
あまりにも突然切れ落ちているせいか、崖の縁に立って下を眺めても高度感が全然ないことが逆に恐ろしかった。もう地面はないのに一歩踏み出せそうに感じてしまうのだ。足がすくまないことを意識して足がすくんだ。
お腹も空いてきたのでお昼ごはん。少し戻って広いひだまりの中にシートを敷いた。年末の標高1200m地点なのに日が当たっているとポカポカである。お陰でゆっくり休めた。
一行は生スコーンの生要素について考察してから再び歩き始めた。
経塚山付近へ戻ると霧氷はすっかり溶け落ちすっかり見慣れた冬の低山の様相。往路で危なかった金属の橋もすでに乾いていた。
御岳山方面へ向かうことにしたが、はじめ星尾峠から線ヶ滝方面へ降りる道に入り、そのままトラバースしようとしてしまいすぐ引き返す。踏み跡がかなりしっかり残っておりこちらへ進んでしまう人も多い様子。
御岳山まではそこそこのアップダウンが連続。また、御岳山取り付きにちょっとした岩場があるが、小学4年生のTくんには初めてであり、父親からそれはもう手厚い手ほどきを受けていた。
あとは下り。急坂は特にゆっくりと降りた。荒船不動分岐からは北斜面であり、雪も落ち葉も残っていたが、つぼ足でもグリップはしっかりしていた。はじめの急坂をつづら折りに下り切ると、あとは全体的に緩やかな道。奥多摩によくある登山道と近いものを感じた。
駐車場手前の谷で道が半ば寸断されているのを除けば障害もなく歩きやすかった。その他にも下流側に迂回すれば越えやすい。
下山後は国道254新道の途中にある駐車場から艫岩を見上げ、荒船の湯へ。7年ぐらいぶりの道の駅しもにたでお土産も買い帰路についた。
全体的に道は歩きやすく、景色も素晴らしく、自然現象にも恵まれ、今年の登り納としてこれ以上ない山行だった。
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