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Yamareco

記録ID: 634005
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ハイキング
日光・那須・筑波

半月山(明智平〜狸山〜半月山)

2015年05月05日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
11.7km
登り
821m
下り
912m

コースタイム

日帰り
山行
9:30
休憩
0:20
合計
9:50
9:30
220
明智平展望台
13:10
40
13:50
14:10
40
14:50
10
15:00
20
15:20
20
15:40
150
18:10
70
19:20
中善寺温泉バス停
明智平展望台〜狸山の間に間違った尾根に入って一旦引き返してます。
あと、半月山展望台〜狸窪の間に半遭難…。
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
男体山をバックにした明智平ロープウェイ
男体山をバックにした明智平ロープウェイ
明智平展望台からの景色1
明智平展望台からの景色1
明智平展望台からの景色2
1
明智平展望台からの景色2
明智平展望台からのハイキングコース
1
明智平展望台からのハイキングコース
鉄塔の建った展望台から見た男体山
2
鉄塔の建った展望台から見た男体山
鉄塔の建った展望台から見た景色1
鉄塔の建った展望台から見た景色1
鉄塔の建った展望台から見た景色2
鉄塔の建った展望台から見た景色2
花はもう終わりみたいでした…
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花はもう終わりみたいでした…
でも、綺麗に残ってるとこもありました!
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でも、綺麗に残ってるとこもありました!
中禅寺駐車場からの景色1
3
中禅寺駐車場からの景色1
中禅寺駐車場からの景色2
2
中禅寺駐車場からの景色2
半月山頂上へ向かう途中から見た景色
半月山頂上へ向かう途中から見た景色
半月山展望台からの景色
5
半月山展望台からの景色
半月山駐車場へ向かう途中から見た景色
半月山駐車場へ向かう途中から見た景色
中禅寺湖
中禅寺湖から見た男体山
5
中禅寺湖から見た男体山

感想

 前回の金時山で本格的に山登りの楽しさに目覚め、あの日からずっと日帰り登山できる山の載ったガイドブックと睨めっこの日々が続いていました。
 今まで山は好きだけど、どちらかと言うとインドア派で、毎日家に帰ってからの楽しみと言えばもっぱらアニメ鑑賞やゲームで、休みの日もなるべく家から出ないという引きこもりっぷりだったのに、それらを疎かにしてまでです。しかも、夜更かしまで…。
 そして、このタイミングでGWに二連休をもぎ取ることに成功したので、これは登るしかない! と思い、前回行けなかった塔ノ岳に行く気満々で調べ物を進めていたのですが、前々日の夜に丹沢のヒル問題が発覚。
 ヒル対策の準備が物理的にも精神的にも整わず、またしても塔ノ岳は断念。
 塔ノ岳に関しては、また来年、3月か4月くらいにどうしようか考えましょうかねぇ。
 自分は蚊に好かれる体質なのですが(数人で公園に行ったら、私だけ異様に刺されたことが2回程あります…)、ヒルにもそういうのあったら嫌だな…。
 実際にヒルと遭遇したり被害を受けたことはありませんが、精神的にはGと引けを取らなさそうで…。
 見た目のおぞましさと、いつどこから侵入したのか分からない、という部分が類似してますよね…。

 話を戻しまして。
 じゃあ、代わりにどこに登りにいくか。
 せっかく二連休が取れたんだから、一日目に行って二日目は体を休めたい…二日目も休めるんだから、多少疲れそうなところ行ってもいいよね? という魂胆。
 でも、一日目は雨が降る可能性がある上、一緒に行ってくれる家族が一日目の日は予定があって、更に仕事のことを考えて軽めのところがいいとのこと。
 ここで諦めて、二日目に家族と金時山くらいのコースタイムのところに行けば良かったんです。(ここフラグ)
 しかし、ここで私はせっかく花開いたばかりの趣味への衝動と二連休に受かれ、それなら一日目にひとりで山に行って二日目は体を休ませるという決断をしてしまったんです。(フラグ積み立て)
 初心者だし山にはなるべくひとりで行かないほうがいいという己の信念を無視してまで。(さらにフラグ積み立て)
 それでも、当日雨が降っていたり6時以降の降水確率が高いままだったら諦めてたんですけどね〜。

 まず、バスで明智平まで。
 ここで降りる人が誰もいなくてビックリしたのですが、皆、男体山に行ったのかな〜。男体山って、ちょうどこの日から山開きなんでしたっけ?
 明智平に着いて早々写真をばしばし撮りまくっていたのですが、周りを見ると山装備の人は誰もいなく、カップルや家族連ればかり…。
 なんだかいたたまれなくなって早々とロープウェイに乗ってしまったのですが(乗ってるときもいたたまれなかった)、もっと写真撮りたかったしお土産コーナーも見たかったな…。
 しかし、ロープウェイ上の展望台に出たら一気にテンションが上がって再び写真をばしばし。
 満足してそろそろ行くか〜、とハイキングコース入口に立つと、華厳の滝駐車場に熊が出没したとの張り紙が…。
 私、山に行くとき必ず熊情報チェックするのですが、私が行こうとしてる山にはヒットしなかった気がしたし、看板ではなく張り紙だし紙も古そうだったので、きっと日にちが経ってるんだと自分を納得させながらも熊鈴装着。

 自分の行くルートに誰もいなかったのはかなり不安でしたが、途中までは順調。
 途中から間違った尾根を行ってしまったようで、鉄塔が下のほうに建っている急な坂に出てしまって、多分こっちじゃないよな? と、核心が持てないながらも引き返す。
 確か道が分かれていたところがあったのを覚えていて、でも標札見て自分の行こうとしてる場所じゃなかったのでスルーしてたのですが、そこまで戻ってあえてそっちに進んでみるとビンゴでした。…多分。
 多分あってるけど何しろ誰もいなかったので、道を間違えたあせりと時間のロスと熊出没の張り紙、それとお天気もまだ信用できなくて、色々なものに煽られながら進む。
 しばらく平坦な道が続いて少しほっとしていると、なんと! 前から今日山で初めて出会う一組の登山者が歩いてくるではありませんか…!
 「人はひとりでは生きられない」という何かの言葉をここまで実感させられたのは初めてかもしれません。
 だって、重度のコミュ障である私が山で自分のほうから声かけるなんて前代未聞ですよ!
 この先も何組かの登山者に会いましたが、全員に声かけました。
 ひと気のない山にひとりで登るのって、コミュ障克服したい人にはうってつけかもしれません(笑)。あ、お勧めはしませんけど(笑)。

 コースタイムはガイドブックには4時間40分と書かれていましたが、半月山駐車場に着いた時点ではすでに15時20分。
 ガイドブックの通りだと、ここからあと2時間程でゴール地点の中禅寺温泉なので誤差4時間くらい。
 道間違えた件もあるし、実は、中禅寺駐車場ベンチでお昼ご飯を食べながら時刻表を調べていて、もう半月山バス停からバスに乗って中禅寺温泉、そこからバスを乗り継いで駅に戻ってしまおうかと考えていたんです。
 もうすぐバスが来る時間だし、バス停の時刻表も一応チェックしておこうと思ってバス停に近付くと、異変が…!?
 そこには時刻表がなく、冬期運休とだけ書かれていました。
 何かおかしいと思って、駅でもらった時刻表をもう一度チェック。

 …半月山〜中禅寺温泉は期間限定のバスでした(大汗)。

 ええと…、こういった情報は普段は見落とさないはずなんですが、塔ノ岳行きが急遽変更になってしまったため、情報収拾の時間が不十分だったようです。
 時刻表のPDFは前日にUSBに入れて当日コンビニでコピーするはずでしたが、時間がなくコピーができず、でも駅で時刻表貰えたからいいや〜と、ほっとしちゃったんですね。
 PDFもさっと見て分かりやすかったのを確認しただけで、画像自体は隅々までチェックしていませんでした…。
 こうなると、ガイドブックのとおり半月山の上から狸窪まで下りて中禅寺温泉を目指さなくてはいけません。
 でも、さっき半月山の上に来たとき狸窪への案内ってあったっけ?? と疑問に思いながらも再び元来た道を辿る。

 さあ、ここからが悪夢の始まりです。

 再び半月山へ登ったものの、案の定、案内板は見当たりませんでした。
 とすると、道がないところを下りて行かなくてはいけないってことなのか?? そんな馬鹿な!
 でも、半月山頂上に行くまでの間、道らしき道がないところもあったし、この山はそういうものなのかもしれないと思ってしまいました。うん、きっとそうなんだ。
 そう判断した私は、道のない部分を無謀にも下っていきます。
 しかし、本当に斜面が急だし、なんかストックをつくと地面が柔らかくてずぼっ!
ってなるところがあるし、超危険じゃないか?? ガイドブックには初級の山って書いてあったけど?!
 あまりにも、ずぼっ! の部分が多くて途中から木の枝を掴みながら木の根っこ付近に足を着地させるようにして下る。 そして何度も滑る。
 こんなとこで熊とかに遭遇したら間違いなく生きて帰れないぞ…と、危機感を感じはじめる。カメラはいい加減しまう。
 しばらく行くと残雪の残っている部分が現れる。…アイゼンなんて持ってきてないんだが…。
 試しに片足を雪の上に乗せてみると、雪が柔らかくて、足がまたしても、ずぼっ! そしてなかなか抜けない!
 これ、雪の下も土が柔らかかったらどうなるんだ??
 途中まではなんとか残雪の脇を進むものの、それも限界な部分に差し掛かる。
 どうしよう…。
 数分しゃがんだまま立ち止まる。
 そうだ! こんなときは、レインウェアのズボンを穿いて、下までお尻で滑っていけばいいのでは…! ストックもあるし!
 なぁんだ、ワタシ、賢〜い☆
 スキーやったことないからよく分からないけど、スキーもなんかストックみたいなの使って滑ってるしね!
 今思えば本当にとんでもないです。そんなことしようと考える方は間違いなくいないと思いますが、

 絶 対 に 真 似 し な い で く だ さ い !!

 しゃがんだままレインウェアを穿き(すぐそばに残雪あったし斜面だし、立って穿いてよろけたりでもしたら危険だったので)、着地地点と決めた岩に狙いを定めて、滑り台を滑るかのように雪の上を滑る。
 二回に分けて滑り、滑ってきた道を見上げて、こんなに早く下りられた! と喜ぶものの、流石にこれは道が違うんじゃないかと確信しはじめる。
 万一のことがあったときのため、家族にメールを入れる。

 「夜12時までに何も連絡なかったら遭難だと思って…」

 遭難したときは頂上に行きなさいという家族からのお説教は後に聞くことになります。
 でも、このときの私は眼下の中禅寺湖も少しずつ見えはじめていたのもあって、目の前のにんじん状態で何がなんでも下に行く気満々でした。
 やがて、なんだか土がさっきよりしっかりしてきたような気がしてきます。そのおかげで下りやすい。
 そして、ついに標札を見付けます! 半月山の方向と狸窪の方向を示した標札です! 登山者が落としたと思われる落とし物も落ちてるし、整備されてる道もある…!
 本来の登山道と合流できた瞬間です!
 多分大丈夫と家族にメールを入れ、岩のごろごろした私の苦手な道でしたが、どんどん下っていきます。狸窪に着いたのはぎりぎり日没前。
 無事に怪我もなく下山したことを家族にメールすると、当然ながら家族からお叱りの電話が…。
 そこから中禅寺温泉のバス停まで1時間ちょっと歩きました。観光地とはいえ、街灯も少なくてほぼ真っ暗の中を歩くのは少し心細かったです。
 でも、中禅寺湖沿いの眺めは美しくて、しまったカメラを再び取り出してしまうほどでした。…帰りのバスの時間のことも忘れて。
 まあなんとかバスには間に合ったのでよかったのですが、それ逃してたら電車なくなってたかも…(汗)。

 タイムは今回もガイドブックに書いてある時間の二倍くらいかかってしまいました。
 はじめのほうで間違えた道を行ってしまったのと半遭難で、多分4時間くらい無駄に歩いてます…。
 家族に多大の迷惑をかけての今回の登山、決して忘れずに胸に刻みつけます。
 どんなに山に行きたくても、もうひとりでは山には登りません。少なくても中級者を名乗れるまでは。
 そして、今度は紅葉の時期に半月山からのバスがある期間に家族と一緒にリベンジしに行きたいです。

 実は、ここでオチがあります。
 私が半月山上から狸窪に行こうとして標札がなかった理由が、家に帰ってじっくりマップを見てから分かりました。
 狸窪へと続く道があるのは半月峠からなんですが、半月山展望台を半月峠のことだと勘違いしていたので、展望台から狸窪に行く道があるんだと思い込んでいたのでした…。
 そりゃあ標札なくて当たり前だわ…。
 突然行く山を変えることになったとはいえ、やっぱり事前によくチェックしてから行くべきでしたね…。
 そして、十分に調べられる時間がなかったらその日は潔く山に行くのは諦めて、家でアニメ見るなりゲームするなりしていればよかったんですね。

 次の山登りは多分早くて今月下旬ですが、1000メートル越えと言わず、今度は景信山・陣馬山あたりに行きたいです。
 なんかお店とか沢山あるみたいでちょっと面白そうです!

 筋肉痛はやはり太ももにきますね〜。
 もっと登れば筋肉痛にならなくなるもんですか? それとも仕方ない??
 今回は無茶したので(主に半遭難の部分)、谷川岳のときの惨事再び。今もまだ私生活に支障が出てます…。

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