小川谷右岸上段歩道・続 喜右衛門小屋窪左岸尾根〜コツ谷



- GPS
- 10:49
- 距離
- 24.1km
- 登り
- 1,768m
- 下り
- 1,746m
コースタイム
- 山行
- 9:37
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 10:48
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車料金500円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
広場〜三又 以前より荒れている上に落ち葉が積み重なっていて時間がかかる。 三又〜喜右衛門小屋窪 酉谷径は三又から崩落しているので酉谷沿いに進みリボンがある途中から酉谷径に上がる。 喜右衛門小屋窪左岸尾根〜コツ谷 中沢の前後2つ凹状地を含め越えるのにどれも踏み跡は薄い。 コツ谷〜酉谷山南東尾根(酉谷コツ谷中間尾根) コツ谷左岸は巨大な岩壁が連なり1200〜1250mの高度を保っての進入は不可能。 |
写真
感想
昨年末に小川谷林道右岸上段歩道を過去の資料に基づき四軒小屋尾根から先を探索した結果、上手くトレースできたものの時間切れのため喜右衛門小屋窪左岸尾根で打ち切ったので、今回はその続きとして旧酉谷小屋までたどり完結としたかった、のだが。。
今年すでに3回目の登山のM師と上段歩道の続きを完結すべく小川谷林道を進む。
約2週間前に歩いているものの広場から三又までは未だ落ち葉が大量に残り想定外に時間がかかってしまう。
三又からは崩壊した旧酉谷径を避け酉谷沿いに進み途中から酉谷径に合流、喜右衛門坂を登り喜右衛門小屋窪左岸尾根に乗り上がる。
尾根を登り出すとすぐに右へ顕著な山道が分かれていくが、この道は後ほど判明。
前回到達した1240m圏まで上がる。
丁度12時、駐車場を出発してから5時間、やっとスタート地点に到着。
早速踏み跡が判らず右往左往するが、標高を1200〜1250mに保ちそれらしいのを見つけ緩やかな凹状地と尾根を越えると中沢が見えてくる。
中沢に降り立つ直前に右手前方向からかなりしっかりした山道が合流してきた。
興味があったので途中までたどってみたが、これは先ほど左岸尾根を登り始めてすぐ右に分けた道だろう。
おそらく中沢にあったワサビ田へ通うための仕事道だったと思われる。
中沢から少し高度を上げすぎてしまったが、コツ谷中沢中間尾根に乗り上がると木々の間から酉谷山南東尾根にそびえ立つ岩頭が目に飛び込んできた。
岩頭をいただく酉谷山南東尾根、そしてその南側斜面となるコツ谷左岸は一面岩壁でとても径など無いように見え絶望的でさえある。
しかしコツ谷に近づくとその対岸に、今まで同様右上するわずかな踏み跡が落ち葉の中に見える。
コツ谷で小憩後その踏み跡に進入する。
だんだん頭上に岩壁が覆い被さってきて緊張感が高まる。
そして浅いルンゼに降り立つ直前で岩場に阻まれてしまった。
ルンゼの対岸も岩壁で、とても一般道があったとは思えない。
上に下に探ってみるがいかんともしがたく撤退を決めた。
どういうことなのだろうか、旧酉谷小屋の標高は1250m、四軒小屋尾根からここまで1200〜1250m間の標高を保ちながら進んできたが小屋へ向かう最後の尾根で行く手を阻まれてしまった。
さらに高度を上げて南東尾根を乗り越すのか、あるいはコツ谷を下り酉谷径に合流するのか。
古い概略図はあるが、ガイド文、紀行文等が見つからないので判断がつかない。
2020年11月8日酉谷山南東尾根(酉谷コツ谷中間尾根)を登ったとき(https://yama2syouyou.blog.fc2.com/blog-entry-98.html)
横断するような山道に気がつかなかったので、違うのかもしれない。
岩ゴツの南東尾根を苦労して乗り越すよりコツ谷を下った方が容易だろう。
しかしコツ谷左岸を上る踏み跡は確かに存在した。
四軒小屋尾根から旧酉谷小屋へつながっていたであろう昔日の上段歩道をたどる夢は挫折してしまった。
失意のうちにコツ谷を出合いへ下り、またあの長いアプローチを帰路についた。
労多くして益少なき今回の山行だったが、四軒小屋尾根からコツ谷まで消え入りそうな踏み跡を見つけながらM師と共にできた山行は記憶に残るものとなった。
今回のエリアに精通しているM師の知識と経験に感謝したい。
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