二上山駅から二上山、石光寺の寒牡丹を求めて

2024年01月08日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 8.2km
• 登り: 476m
• 下り: 485m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:06
• 休憩: 1:37
• 合計: 4:43

10:20 二上山駅
10:35 上ノ池横登山口
11:05 11:08 雄岳六合目
11:43 11:46 大津皇子の墓
11:47 11:49 葛城経塚二十八宿(第26番)
11:50 11:52 二上山
12:02 12:09 馬の背
12:18 12:33 二上山 雌岳
12:41 岩屋峠
12:56 12:58 祐泉寺
13:03 13:06 鳥谷口古墳
13:10 當麻山口神社
13:11 13:15 傘堂
13:44 14:16 石光寺
14:26 14:50 道の駅ふたかみパーク當麻
15:03 二上神社口駅

天候

晴のち曇

アクセス

利用交通機関：

電車

コース状況／危険箇所等

特に危険な箇所はありません。初心者やファミリーでも安心して歩けるルートでしょう。
なお現在、馬ノ背から祐泉寺へ下るルートは、倒木のため通行止めになっています。雌岳から祐泉寺へ下る方は、岩屋峠を経由するルートを採ってください。

その他周辺情報

今回立ち寄った石光寺のほか、有名な古刹・當麻寺も近くに存在します。
ともに、牡丹の寺として有名で、春になれば境内に牡丹が咲き誇りますので、牡丹の季節に合わせて二上山へ登られるのも宜しいでしょう。
なお、石光寺では1月31日まで、境内から発掘された白鳳時代の石仏と、秘仏・弥勒如来を拝観できます。
また、道の駅・ふたかみパーク當麻「當麻の家」では、土産物や農産物等の販売のほか、レストランで食事もできます。
二上山駅、二上神社口駅は、ともに駅前に飲み物の自販機はありますが、コンビニ等の売店は駅前にありませんのでご注意ください。

写真

1/8 10:17

二上山駅からスタート

1/8 11:05

六合目付近からの眺望

1/8 11:46

大津皇子の墓。大津皇子は、天武天皇の第3皇子として生まれ、学問や武芸に秀でた俊才で、人格者であったにもかかわらず、謀反の疑いにより24歳の若さで薨去。

1/8 11:50

葛城修験第二十六番経塚

1/8 11:54

葛木二上神社。祭神は、豊布都霊(とよふつのみたま)神と大国魂(おおくにたま)神。

1/8 12:15

馬ノ背と雌岳の間に咲いていたサザンカ

1/8 12:19

おなじみ。雌岳山頂の日時計。

1/8 12:20

三角点

1/8 13:04

鳥谷口古墳へ下山。こちらが実際の大津皇子の墓という説もあるが、真相や如何に？

1/8 13:11

傘堂。左甚五郎の作とも伝えられる独特の姿の建造物。

1/8 13:45

石光寺を拝観。當麻寺とともに、中将姫伝説の舞台で、牡丹の寺として有名。

1/8 14:00

境内の石仏

1/8 14:08

境内に咲く寒牡丹。菰笠のなかでひっそりと咲く姿が奥床しい。なお、石光寺のホームページによれば、寒牡丹は、普通の牡丹を促成栽培によって冬咲きにした冬牡丹とは異なる品種である由。

1/8 14:09

同じく寒牡丹

1/8 14:43

道の駅「ふたかみパーク當麻」で、「ふたかみうどん」(￥650也)をいただいた。因みに、写っているキャラクターは、葛城市のご当地キャラ「蓮花ちゃん」。

撮影機器：

PENTAX K-70 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 防寒着 雨具 靴 ザック 行動食 非常食 飲料 コンパス 笛 ヘッドランプ 筆記用具 ガイド地図（ブック） 保険証 時計 カメラ

感想

tenwheeler

二上山は、近くを最古の官道「竹内街道」が通り、切り出された石が高松塚古墳に使われるなど、古くから歴史と関わってきました。
皇位継承争いに巻き込まれて非業の最期を遂げた大津皇子が埋葬された場所であり、麓の當麻寺や石光寺には中将姫伝説が残るなど、様々な歴史や伝説に彩られた地域ですから、歴史や伝説に興味のある方は、より有意義な山行が楽しめるのではないでしょうか。
中将姫が大津皇子の霊と交感するという内容の、民俗学者・折口信夫による小説「死者の書」を読まれた方には、特に興味深いものとなるでしょう。