記録ID: 6361712
全員に公開
積雪期ピークハント／縦走
白馬・鹿島槍・五竜
爺ヶ岳・柏原新道ルート敗退(日帰り)
2024年01月09日(火) [日帰り]
greenpower
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 829m
- 下り
- 810m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
| 天候 | 01/09(火)→はれ/雪 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
■アクセス→長野道・あずみ野IC〜50分。 ■駐車台数→4〜5台。 ■トイレ→なし。 ■水場→なし。 ■登山ポスト→なし。 ※登山者用の駐車場ではありません(関西電力の職員より) |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■日向山ゲート駐車場(1,000m) 上記のアクセス欄と下記の駐車場についてを参照して下さい。 登山者用の駐車場ではありません(関西電力の職員より) 日向山ゲートから柏原新道登山口まで片道7.9km・徒歩90分〜120分です。 自転車も通行可能ですが凍結路が多く、関西電力・ダムの工事関係者の大型車両が通過するので注意が必要です(車のすれ違い→登り2台・下り9台) 登山ポストはありません。 ■柏原新道登山口(1,354m) 日向山ゲート駐車場から約123分で柏原新道登山口に到着です。 柏原新道登山口の道標〜柏原新道の取付きの100m区間はガケ崩れが多く、無雪期には注意喚起の看板がある場所です。 取付きから膝〜太股ラッセルが標高1,500m地点まで続きます。 柏原新道は深いV字谷のトラバース路になり陽が当たらず寒く、降雪直後は落雪・落氷があるのでヘルメット・防寒・防水対策が必要です。 標高1,600m地点になると蓮華岳・あずみ野市内の展望が開けるので、ラッセルで敗退する場合は雪が深くなる標高1,500m手前が決断するポイントです。 九十九折りのS字カーブは吹き溜まりになり、腰ラッセルで雪を切り崩しながらの4足歩行になります。 事件・事故が発生した場合は、200m離れた扇沢駅 or 関西電力の事務所に行けば対応してくれると思います。 登山ポストはありません。 ■八ッ見ベンチ(1,621m) 柏原新道登山口から約137分で八ッ見ベンチに到着です。 標高1,500mを超えると傾斜が強くなり、太股〜腰ラッセルが標高1,700m地点まで続きます。 標高1,700mから南尾根の取付きが3つあり、雪の状況で変わります(写真添付) 晴天時には八ヶ岳連峰が見えます。 ■ケルン(1,766m) 八ッ見ベンチから約143分でケルンに到着です。 11時〜12時をリミットにラッセル訓練と割り切り、ケルンの手前で引き返すか作戦会議です。 ケルンの手前は傾斜45度〜50度・腰〜胸ラッセル・200mのトラバース路・疎林帯で風が強く、ラッセルの衝撃で雪崩の危険があります。 ケルンまでわずか距離200mですが滑落した場合は扇沢まで標高差406m落ちます。滑落より雪崩で埋まる方が怖いですが好奇心が上回り進みます。 中間点で上部の雪面に大きな亀裂が入り、驚いて雪庇を踏み抜いて腰まで宙吊りになりました。無事に復帰してケルンに到着して目にしたのは、延々と続く急斜面のトラバース路で敗退を受け入れました。 200mのトラバース路の通過に35分かかり、柏原新道登山口からケルンまで標高差412m・1.4kmを5時間かかりました。 太股ラッセルは100m進むのに17分かかる事と、脛ラッセルと太股ラッセルの違いを体験できました。 ■八ッ見ベンチ(1,621m) ケルンから約30分で八ッ見ベンチに到着です。 正午を過ぎると気温が上がり雪が腐り始めて、冬靴0.9kg+雪団子1kgの筋トレ状態になり太股がとても疲れます。 太股ラッセルはストックと2足歩行で進むのは下半身が疲れやすく、腰ラッセルはストックで雪を切り崩して膝とスノーシューで雪を押さえる4足歩行になり2足歩行より疲労は少ないですが時間がかかります。 ■柏原新道登山口(1,354m) 八ッ見ベンチから約45分で柏原新道登山口に到着です。 正午から天候が崩れて標高2,500mの稜線は雪雲に包まれて、柏原新道登山口では風が強くなり雪が降ります。 午前中は晴天でしたが、林道扇沢大町線の凍結路は全く溶けていません。 日向山ゲートから路面に積雪がある場合は、凍結路の上に雪が積もる事になるのでチェーンスパイクを装着すると安全です。 ■日向山ゲート駐車場(1,000m) 柏原新道登山口から約100分で日向山ゲート駐車場に到着です。 日向山ゲート前で除雪作業をしていた関西電力の職員に、降雪量(例年より20cm以上少ない)や日向山ゲート駐車場(登山者用の駐車場ではない)について確認しました。 これで無事に山行が終了です。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ★その他の注意点 爺ヶ岳・柏原新道ルートの区間は距離→29.6km(柏原新道→13.8km・林道→15.8km)・標高差→1,670m・コースタイム→13時間15分になり、日帰りが可能ですが困難です(無雪期の場合・山滑走を除く) 積雪期に日帰りで登頂するには雪質・積雪量・天候・体調・装備・気力・長距離を歩ける体力が必要です。 ★スノーシューについて 柏原新道登山口〜ケルンまで膝〜胸ラッセル(30cm〜120cm)になり、平均して新雪の太股ラッセル(60cm〜80cm)です。 柔らかい新雪をストックで切り崩しながら雪を泳ぎますが、踏み固まらないので登りも下りもラッセルです。 当日の積雪状況では、おそらく日帰り装備(10kg未満)・成人男性2名・MSRスノーシュー(高性能)でラッセルしても種池山荘まで辿りつかないと思います。通常のわかん・つぼ足では全く進まず、ラッセルが1時間も持たず心が折れて敗退する事でしょう。 話が脱線しますがマジックマウンテンの輪かんじきを持っていますが、重くて浮力が足りず数年間使っていません。輪かんじきを手作りしたり中古品を探しますが、経年劣化による故障が心配です。 MSRのスノーシューがデザインも良く有名ですが、とにかく高価格で雪山でしか使わないので悩みます。今季はモンベルからアルパインスノーシュー56が発売して興味があり、冬靴を持ってモンベル諏訪店・安曇野店に行きましたが大幅に納品が遅れて実物はありません。購入予約者は1月中の受け渡し、2月には店頭に納品されるそうです。 ★柏原新道ルートについて 無雪期の柏原新道は爺ヶ岳南峰・中峰の玄関口になりますが、積雪期は日向山ゲートが閉鎖されて林道を片道7.9km歩きます(徒歩90分〜120分) 3年前の6月の残雪に南尾根から爺ヶ岳三山に登頂しましたが、標高2,000m地点〜種池山荘(2,460m)の区間に険しい沢沿いのトラバースがあります(山行記録あり) 柏原新道は長いトラバース路になり、積雪期の利用者は少なく滑落・雪崩の危険があります。 今回はケルンの手前の200mのトラバース路を通過するのに太股〜胸ラッセルで35分かかりました。おそらく前述したトラバースを含めると10ヶ所以上のトラバースがあると予想できます。 柏原新道登山口〜ケルンまで標高差412m・距離1.4kmを太股ラッセルで5時間かかり、ケルン〜種池山荘まで標高差694m・距離3.3kgあり13時間かかる計算です。 柏原新道に比べて危険が少なく距離が短い南尾根は登頂確率が高く、森林限界から雪が飛ばされて歩きやすくなる可能性があります。 柏原新道登山口を利用した場合は柏原新道の往復、南尾根の往復、柏原新道と南尾根のMixの3ルートがあります。 柏原新道(片道6.86km・往復13.72km)、南尾根(片道4.90km・往復9.85km)、Mixは11.70kmと距離に大きな差が生じます(東尾根→往復11.5km) ★積雪量について �仝�道45号線(扇沢大町線)→0cm(歩道・畑→20cm〜30cm) ��日向山ゲート〜柏原新道登山口→0cm〜5cm(路肩→30cm〜50cm) �Ｇ雜郷憩仕仍蓋�(1,354m)〜100m地点→30cm〜40cm ��100m地点(1,374m)〜1,523m地点→60cm〜80cm ��1,523m地点〜ケルン(1,766m)→60cm〜120cm 積雪期は標高2,000m・2,500m・3,000m地点で環境が大きく変わり、それぞれの地点で敗退を決断するポイントになります。 01/12(金)・13(土)・15(月)・16(火)に60%〜90%の降雪予報・雪崩注意報があり、最新の天気予報を確認して下さい。 登りで雪が降らなくても下りで雪が降る場合もあり、少しでも安全に登山できる装備をする事で登頂確率が上がります。 ★登山ポストについて 爺ヶ岳・柏原新道ルートには登山ポストが1つあります。 �’雜郷憩仕仍蓋� �，賄澣�撤去(無雪期は木製の道標にあり)、日向山ゲートにも登山ポストはありません。 登山計画書は事前にオンライン提出が可能です。 ★爺ヶ岳について 爺ヶ岳の登山ルートは�’雜郷憩札襦璽函´�東尾根ルート �Ｆ酥�根ルート �で鯊�天狗尾根ルートがあり、�↓�が多く利用されています。 ★水場について 地図では爺ヶ岳・柏原新道ルートには水場が1つあります。 �ー鐫啝柿�(水場は未確認) 地図にはありませんが、水平橋下ロックシェッドの日向山ゲート側の側溝で沢水が補給できます(写真添付) 今回は飲料水1.2L担ぎ上げて1.2L残り、ホットコーヒー0.3Lを消費しました。 行動中の水分は降雪直後の雪を食べましたが、ラッセルで必要以上に水分と行動食を消費するので無雪期の2倍準備すると安心です(柏原新道登山口から雪は豊富) ★駐車場について 爺ヶ岳・柏原新道ルートには1つの駐車場があります。 �‘�向山ゲート駐車場(4〜5台) 林道扇沢大町線(県道45号線)は2023年12/01(金)〜2024年4月中旬まで冬季閉鎖されます。 冬季閉鎖中は日向山ゲート〜扇沢駅まで登山者・一般車両は通行禁止になり、駐車場の場所は除雪作業員の駐車場や雪捨て場になります(下山時に関西電力の職員に確認) 日向山ゲートの冬季閉鎖中に登山者はゲート前に駐車しますが、関西電力から厳しい取り締まりがないので現在は通行・駐車はグレーゾーンの状態です。 発電所の保守・点検のため通年大型車両の通過があり、冬季は除雪をしてくれています。 大雪の場合は駐車した車の前に除雪された雪が置かれる場合があるので、雪かき用のスコップを携帯した方が良いです(関西電力の職員より) 今回は日帰りでしたが、黒部・立山へ抜ける長期山行で何日間も駐車する場合は邪魔になるので注意が必要です。 安心した場所に駐車したい場合は、日向山ゲートの1km手前にある「完全予約制 焼きたてスコーンの店 Forest」に駐車が可能か相談する価値があります(下山時に駐車場に人あり、お店は冬季閉鎖の可能性あり) 全ての駐車場は人気がないので、貴重品の管理と車上荒らしに特に注意が必要です。 ★山小屋の営業について 爺ヶ岳・柏原新道ルートには山小屋が1つあります。 �ー鐫啝柿� �，賄澳�閉鎖中で冬期小屋はありません。 日帰りでも、緊急時に備えてツェルトを必ず持参しましょう。 ★マーキングについて 爺ヶ岳・柏原新道ルートには各所に道標やピンクテープがあり道迷いする場面が少ないです(日向山ゲート〜ケルン) 柏原新道とは別に南尾根があり、雪の状態によって3つの取付きがあります(写真添付) ★天候や服装について 爺ヶ岳・柏原新道ルートの6〜7割が樹林帯になり、降雪後は落雪・落氷・落枝が発生するのでザックカバー・ゲイター・タオル・合羽・着替えがあると快適です。 標高2,500mを超える山域になり、樹林帯は暗く寒い環境なので防寒・防風対策が必要です。 当日は気温-11℃〜3℃あり、平均気温は-5℃です。 悪天候では装備や服装に気を配り、金属(ピアス・指輪)による凍傷に注意が必要です。 ★幕営適地について 爺ヶ岳・柏原新道ルートにはほとんど幕営適地がありません。柏原新道登山口からケルンは積雪量50cm〜120cmあるので、無雪期に比べると幕営適地があります。樹林帯でも新雪が50cmあるので、雪崩に注意が必要です。 幕営する場合は携帯トイレを持参して、必ずゴミを持ち帰りましょう。 ★熊の出没について 爺ヶ岳は熊の生息地になり、想像以上に身近に熊がいます。 2つ目のスノーシェッド内部に複数の熊のフンがあり、熊が冬眠していない可能性があります。 日向山ゲートから柏原新道登山口まで沢沿いを歩くので、沢音で熊の気配や存在に気付くのが遅れるので注意が必要です。 ★山バッジについて 積雪期は多くの山小屋が閉鎖して、山バッジが購入できません。 種池山荘が営業する春まで待ちましょう。 ★日向山ゲート駐車場まで県道45号線・林道扇沢大町線の自動車の運転は、動物の飛び出しや落石が多いので注意が必要です。 また一般道・林道・登山道の崩落・土砂災害・台風による交通規制や様々な注意報(雷・大雨・大雪・雪崩)に注意が必要です。 ★爺ヶ岳・柏原新道ルートでは、スマートフォンの電波が2割入りました(時期・天候・機種による) 日向山ゲート〜柏原新道登山口まで圏外、柏原新道登山口〜ケルンは電波があります。 扇沢駅に近づき標高が上がるにつれて、電波の状況が改善します。 暑さ・寒さ・高所の影響でバッテリーの消耗がとても早いので、予備のモバイルバッテリーが必要です(充電ケーブル含む) ★当日の爺ヶ岳・柏原新道ルートでは登山者のすれ違いは登り→0名、下り→0名です。 日照時間が短くなりましたが日帰りでは装備・服装・天候が重要です。 特に単独登山者はセルフレスキューとルートファインディング能力が必要になり、ツェルトと地図とヘッドランプの携帯が必須です。 ★ヘルメット・ストックを全行程で使用しました。 スノーシューを柏原新道登山口〜ケルンの登下降で使用しました。 チェーンスパイク・12本爪アイゼン・ピッケル2本は携帯しましたが不使用です。 ★緊急時の連絡先 �‖臘�警察署→0261-22-0110(代表) ★今回の山行の危険箇所 �．好痢璽轡Д奪柊�凍結路・氷柱・スズメバチの巣。 �▲吋襯鷦蠢阿離肇薀弌璽肱�→滑落・雪崩。 ★日向山ゲート駐車場→04時05分に気温-7℃、ケルン→11時18分に気温2℃、日向山ゲート駐車場→14時35分に気温3℃です。 気温の温度差が大きく紫外線が強く、体調管理や服装選びが難しくなります。 当日の日の出→06時52分、日の入り→17時01分と活動時間は短くなり、日の出と日の入り1時間前にはヘッドランプが必要です(ルートは樹林帯が長く日陰が多いため) ★爺ヶ岳・柏原新道ルートでは、モミジ坂〜ケルンまで落石に注意が必要です。 単独行なので鳥の鳴き声・荒い呼吸・風の音・水の音しか聞こえません。 落石を発見した場合は、後続の登山者に恥ずかしがらず大声で「ラーク」と知らせてあげましょう。 ★爺ヶ岳・柏原新道ルートにはトイレが1つあります。 �ー鐫啝柿� �，賄澳�閉鎖です。 実質トイレが使えないので、必ず紙おむつ・携帯トイレを持参しましょう。 ★登山ではスマートフォンなど電子機器に頼りすぎてはいけません。バッテリーのリチウムイオン電池は暑さや寒さに弱く、すぐに使えなくなります。 電池切れ・故障・紛失を想定してアナログ機器も併用して使えるようにしましょう。 地図・コンパス・ルート・分岐点など登山計画書の作成時点から覚えて緊急事態に備え、登山記録を残して次の登山に活かしましょう。 登山では技術・知識・経験が全く通用しない場面に直面します。 ★積雪期でも先行者の踏み跡があるからといって100%安心しないで下さい。その踏み跡が正解とは限りません。また登山道や踏み跡が雪・草木・落ち葉で隠れて道迷いしやすい状況です。 ピンクテープ・道標・赤旗を目印にして、道に迷ったら分かる所まで戻るのが鉄則です。 ★標高・距離・気温・天候・風速・写真撮影・ルート工作・危険箇所の確認をしながら登るので、コースタイムより遅くなります。 登山ルート・距離・歩行時間は参考程度にして下さい。 ★登山の出発前に、車のルームライトや灯火類の消し忘れによるバッテリー上がりに注意が必要です。 また登山で車の鍵の紛失や落し物は致命傷になり、探し出すのは極めて困難です。こまめに落し物やジッパーの開閉を確認しましょう。 しっかり貴重品は管理して、荷物のデポなどで盗難の被害に注意が必要です。 ★登山では、食事(行動食)・水作り(水汲み)・トイレ・着替え・装備の着脱など季節を問わず面倒で後回しになりがちです。 これらは早めに済ませて落石・滑落・雪崩など危険回避に神経を使いましょう。 ★積雪期になり強い紫外線を浴びて重度の日焼けや、紫外線の照り返しで視力低下による怪我や事故に注意が必要です。 日焼け止めクリーム・リップクリーム・サングラス・ゴーグル・バラクラバがあると便利です。 ★今回の山行 3週間ぶりの登山は南アルプスから北アルプスに舞台を変えて、爺ヶ岳三山を目指します。 爺ヶ岳は東尾根の年末年始の山行記録があり、柏原新道も期待が高まります。 しかし、積雪期に日向山ゲートから柏原新道まで片道7.9km歩く人は少なく、年末年始は悪天候で柏原新道に登山者の踏み跡が全くなく絶望です。 膝ラッセルならば日没までに安全圏の柏原新道登山口まで下山できると考えていましたが、登山口から100mで太股ラッセルで登頂できないと確信しました。 敗退は受け入れましたがたっぷり時間はあり、昼まで天候が良いのでラッセル訓練と割り切って柔らかい雪を泳ぎます。 1/6(土)〜1/8(月)に寒波の影響で50cm〜100cmの降雪予報と雪崩注意報がでていたと下山後に知りました。 積雪期の柏原新道の状況・膝ラッセルと太股ラッセルの違いを体験できました。 11月から雪山は連敗が続いているので、次回も降雪直後の北アルプスを目指すので死に物狂いで山頂を目指します。 ★駐車場の10km圏内はガソリンスタンドまで13.7km、コンビニまで7.3kmありとても便利なエリアです。 場所によって車中泊の禁止・火気厳禁など禁止事項があるので注意が必要です。 長く細かい説明になりましたが『安全第一』で爺ヶ岳を楽しんでください。 |
| その他周辺情報 | ■湯けむり屋敷・薬師の湯 ■営業時間→10:00〜21:00(最終受付→20:30) ■休館日→無休 ■料金→大人750円 小人300円 3歳以上100円 |
写真
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日向山ゲート駐車場(1,354m)
※路肩に駐車するが登山者の駐車場ではなく、作業員の駐車場や雪捨て場(関西電力の職員より)
※路肩に駐車するが登山者の駐車場ではなく、作業員の駐車場や雪捨て場(関西電力の職員より)
�‘�向山ゲートの注意事項(1,354m)
※通行・駐車→グレーゾーンの日向山ゲート。
※通行・駐車→グレーゾーンの日向山ゲート。
�‘�向山ゲート(1,354m)
※左側から通行、自転車も通行可能。
※左側から通行、自転車も通行可能。
日向山ゲートから冬靴を投入(1,354m)
※ゲートから2kmは雪なし、残り5.9kmは凍結路。
※ゲートから2kmは雪なし、残り5.9kmは凍結路。
熊のフン(1,085m)
※スノーシェッド内に複数の熊のフンあり。
※スノーシェッド内に複数の熊のフンあり。
日向山ゲートから3km地点の積雪量→50cm(1,165m)
※林道扇沢大町線は通年除雪あり(発電所がある為)
※林道扇沢大町線は通年除雪あり(発電所がある為)
スノーシューを投入(1,354m)
※PEAKS & TREES(Amazon・重さ620g・3,680)
※PEAKS & TREES(Amazon・重さ620g・3,680)
�’雜郷憩仕仍蓋�(1,354m)
※無雪期は右側の柱に登山ポストあり。
※無雪期は右側の柱に登山ポストあり。
��柏原新道登山口(1,354m)
※深いラッセルがあるのでグローブ・ゲイター・パンツは撥水・防水加工が必須。
※深いラッセルがあるのでグローブ・ゲイター・パンツは撥水・防水加工が必須。
想定内の膝ラッセル(1,374m)
※柏原新道登山口から100mまで膝、その後は新雪の太股〜腰ラッセル。
※柏原新道登山口から100mまで膝、その後は新雪の太股〜腰ラッセル。
腰〜胸ラッセル(1,446m)
※九十九折りのカーブの吹き溜まり。
※九十九折りのカーブの吹き溜まり。
腰ラッセル発動(1,523m)
※急登のモミジ坂から2足歩行→4足歩行。
※急登のモミジ坂から2足歩行→4足歩行。
単独フルラッセル(1,616m)
※脛ラッセルは軽く、太股ラッセルは重い。
※脛ラッセルは軽く、太股ラッセルは重い。
生クリームのような新雪(1,685m)
※1/6(土)〜1/8(月)の降雪予報→50cm〜100cm。
※1/6(土)〜1/8(月)の降雪予報→50cm〜100cm。
1つ目の爺ヶ岳南尾根の取付き(1,703m)
※1→柏原新道登山口、2→ケルン、3→南尾根取付き、黄→ピンクテープ。
※1→柏原新道登山口、2→ケルン、3→南尾根取付き、黄→ピンクテープ。
爺ヶ岳南尾根の取付き(1,703m)
※3つの取付きがあり、雪の状況で取付きは変わる(通常は赤丸)
※3つの取付きがあり、雪の状況で取付きは変わる(通常は赤丸)
��200mのトラバース路(1,760m)
※1→柏原新道登山口、2→種池山荘、青→ケルン。
※1→柏原新道登山口、2→種池山荘、青→ケルン。
��200mのトラバース路(1,760m)
※赤→ケルン、傾斜45度〜50度、腰〜胸ラッセル。
※赤→ケルン、傾斜45度〜50度、腰〜胸ラッセル。
��200mのトラバース路(1,760m)※滑落した場合は扇沢まで標高差406m落ちるが、滑落より雪崩で埋まる方が怖い(積雪量→80cm〜120cm)
1/9 10:43
��200mのトラバース路(1,760m)
※滑落した場合は扇沢まで標高差406m落ちるが、滑落より雪崩で埋まる方が怖い(積雪量→80cm〜120cm)
※滑落した場合は扇沢まで標高差406m落ちるが、滑落より雪崩で埋まる方が怖い(積雪量→80cm〜120cm)
200mのトラバース路を振り返る(1,760m)
※150m進むのに30分。
※150m進むのに30分。
敗退地点のケルン(1,766m)
※ケルンまで来ないと種池山荘は見えない。
※ケルンまで来ないと種池山荘は見えない。
ケルン直後のトラバース路(1,766m)
※種池山荘まで5〜10個のトラバースあり、柏原新道より東尾根・南尾根が安全。
※種池山荘まで5〜10個のトラバースあり、柏原新道より東尾根・南尾根が安全。
遠かった種池山荘(1,766m)
※標高差694m・距離3.3km(種池山荘まで13時間かかる計算)
※標高差694m・距離3.3km(種池山荘まで13時間かかる計算)
八ッ見ベンチを通過(1,621m)
※ベンチと黄色の道標は見当たらない。
※ベンチと黄色の道標は見当たらない。
赤→日向山ゲート、青→日向山(1,569m)
※日向山ゲートまで距離10.1km。
※日向山ゲートまで距離10.1km。
腐った雪の雪団子(1,569m)
※冬靴0.9kg＋雪団子1kgの筋トレ。
※冬靴0.9kg＋雪団子1kgの筋トレ。
道迷いポイント(1,371m)
1→柏原新道登山口、2→ケルン、黄→トラロープ。
1→柏原新道登山口、2→ケルン、黄→トラロープ。
雪雲に包まれる針ノ木岳〜スバリ岳(1,354m)
※正午から降雪あり。
※正午から降雪あり。
雪のロールケーキ(1,354m)
※気温が上がり表層雪崩の危険あり。
※気温が上がり表層雪崩の危険あり。
無雪期のコースタイム(1,354m)
※爺ヶ岳南峰→04:30、種池山荘→03:30
※爺ヶ岳南峰→04:30、種池山荘→03:30
1→日向山ゲート、2→柏原新道登山口、3→扇沢駅、4→柏原新道登山口駐車場(1,354m)
スノーシェッドにあるスズメバチの巣(1,354m)
※7つのスノーシェッドに複数あり。
※7つのスノーシェッドに複数あり。
スノーシェッド内の2mの氷柱(1,294m)
※7つのスノーシェッドに複数あり。
※7つのスノーシェッドに複数あり。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
ヘルメット
ツェルト
ヘッドランプ
温度計
風速計
モバイルバッテリー1万mAh3個
ちり紙
携帯トイレ
地図
登山計画書(控)
ザック30L
スマートフォン2台
ゴミ袋
現金
ココヘリGPS
ザックカバー
ストック
サングラス
熊鈴
帽子
登山靴(冬用)
インナーシャツ(半袖)
靴下(冬用)
毛帽子
ハードシェル(上下)
ゲイター
バラクラバ
タイツ(冬用)
ミドルシェル(上)
手袋
ベースレイヤー(長袖)
グローブ(冬用)
テムレス
ゼリー飲料2個
パン3個
粉末アミノ酸4本
チョコバー2個
スノーシュー
チェーンスパイク
ピッケル2本
12本爪アイゼン
ゴーグル
ウエストバッグ
グラウンドシート
水筒(水0.7L)
水筒(ホットコーヒー0.3L)
スリング120cm1本
水0.5L
|
|---|---|
| 備考 | �‥係�・気温・積雪量・林道の状況確認。 ��注意報の確認→大雪・雪崩・地震。 |
感想
■爺ヶ岳・柏原新道ルート敗退(日帰り)
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■2024年01月09日(火) はれ
※爺ヶ岳・柏原新道ルート 登り
日向山ゲート 04:05 1,000m -7℃
柏原新道登山口 06:08〜20 1,354m -8℃
八ッ見ベンチ 08:37 1,621m -1℃
ケルン 11:18〜11:35 1,766m 2℃
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■2024年01月09日(火) はれ/雪
※爺ヶ岳・柏原新道ルート 下り
ケルン 11:35 1,766m 2℃ はれ
八ッ見ベンチ 12:03 1,621m 1℃
柏原新道登山口 12:47〜52 1,354m 3℃ 雪
日向山ゲート 14:35 1,000m 3℃
着替え 14:35〜14:45
実家 14:45〜18:00 1,000m 4℃
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■南アルプスから北アルプスに舞台を変えて
柏原新道から爺ヶ岳三山を目指す。
あずみ野市内も雪が少なく気分は軽いが
日向山ゲートから片道7.9kmの林道歩き。
爺ヶ岳は東尾根・南尾根の山行記録があり
年末連休で柏原新道の踏み跡も期待できる。
しかし登山口から登山者の形跡は全くなく
1/6(土)から3日間の降雪の影響なのか不明。
登山口から膝〜太股ラッセルを発動して
吹き溜まりでは腰〜胸ラッセルが延々と続く。
日帰り登頂は出来ないが簡単には帰れない。
3週間ぶりの登山なので訓練と割り切る。
下山後に前週末の降雪予報が50〜100cmあり
白馬・後立山エリアは雪崩注意報がでていた。
昨年3月の甲斐駒ヶ岳の雪崩を思い出した。
ストックで雪を切り崩して5時間でケルン到達。
蓮華岳・針ノ木岳・種池山荘を拝んで敗退。
柏原新道(夏道)は急斜面のトラバース路なので
特に雪崩・滑落の危険が高く距離が長い。
東尾根・南尾根が安全で登頂確率が高い。
太股ラッセルは100m進むのに17分と学ぶ。
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■体重→61.0kg 荷物→8.5kg
■日の出→06:52 日の入り→17:01
■距離(合計)→18.6km
登り→9.3km・下り→9.3km
■時間(合計)→10時間06分(林道→03時間46分)
登り→07時間01分・下り→03時間05分
■休憩時間→00時間34分
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