雨飾山 ハードガス無念の敗退
- GPS
- 09:24
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,169m
- 下り
- 1,125m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
昨年も荒菅沢を目指して諦めた雨飾山。前日の中妻のコンディションから頂上を踏めると思っていた。昼前から急激にガスが出てきて、数メートル先も見えない状況になり無念の撤退。やはり山は早出が基本ということを思い知った。帰りも幾多ものスノーブリッジを渡るなどアドベンチャー。撤退のタイミングや雪崩との付き合い方など、山の総合力を試される山行だった。必ず再挑戦したい。
昨日の中妻で雪が良く土曜日の日射もあまり入っていない、降雪もあり気温もしっかり冷え込んだので日曜の天気予報からも期待が高まっていた。
雪が付いていれば前沢奥壁山頂ダイレクトルンゼ
ダメなら荒菅沢狙いだった。
夜中気温がかなり下がったのもあり雪は締まったパウダーが温存されていた。
夏路は途中までトレースがあったが早々に折り返したようで2人で膝丈くらいの急登でラッセルを回した。
時間も体力もかなり消耗した。
笹平の尾根に乗るのに一旦荒菅沢に落とすが昨日を超える激パウ、めちゃくちゃ良かった。
しかし、笹平手前で急激に天候が悪化。
風はないもののハードガスで5歩先が見えない状況に。
降りるも登るもガス待ちをしたが一向にガスは切れず、雪庇も見えないので降りる判断にした。
風があったら穴を掘ってビバークするとこだった。
帰りは沢沿いで帰ったがスノーブリッジ多数でなかなかアドベンチャーながら無事下山することができた。
登りは夏道でないと厳しいと思う。
雪が良かっただけに悔しかったが随所で最良の判断ができたと思う。
記録を書く段階で結果論でしかないが、山行をしっかりと振り返り反省しなければならない。
山は品質保証と似ていると思っていて、常にFTA分析から起こり得る事象を予測しなければならない。
しかしながら、その引き出しを増やす為には経験値や自己研鑽が重要だろう。
もっとも、体力は更に必要だと感じた。
山の総合力が試される山行だった。
雨飾はカッコよかったので自己研鑽に励みまた挑戦したい。
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