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Yamareco

記録ID: 6415828
全員に公開
山滑走
妙高・戸隠・雨飾

新潟焼山

2024年01月30日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
11:06
距離
21.1km
登り
2,033m
下り
2,001m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:17
休憩
0:49
合計
11:06
3:12
41
スタート地点
3:53
3:53
123
5:56
5:56
66
7:02
7:02
246
11:08
11:09
24
11:33
11:47
10
11:57
12:30
47
13:17
13:17
55
14:12
14:13
5
14:18
ゴール地点
天候 快晴 手元の温度計で-10℃ 頂上は西風
https://tenki.jp/past/2024/01/30/chart/
ALP - Low 低い
https://nadare.jp/avalanche_informations/2122
過去天気図(気象庁) 2024年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
笹倉温泉P
コース状況/
危険箇所等
林道は十二分に積雪あり。北面台地も仕上がっている。
斜度の変化する所でヒドゥンクレバスに要注意。溶岩流の岸にヤブが出ていて、横断できる箇所は限られる。
高松山と月
2024年01月30日 06:29撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4
1/30 6:29
高松山と月
サイコーの1日が始まる予感
2024年01月30日 06:41撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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サイコーの1日が始まる予感
大曲まで3名トレースがあった。ありがとうございます
2024年01月30日 07:12撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/30 7:12
大曲まで3名トレースがあった。ありがとうございます
焼山ロックオン。久々厳冬期の光景に感動した
2024年01月30日 07:46撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/30 7:46
焼山ロックオン。久々厳冬期の光景に感動した
北面台地で-10℃。西風は止まない
2024年01月30日 07:46撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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北面台地で-10℃。西風は止まない
湯沢に比べると天国の仕上がりだった
2024年01月30日 07:46撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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湯沢に比べると天国の仕上がりだった
溶岩流1本目は問題なし。その先で
2024年01月30日 08:00撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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溶岩流1本目は問題なし。その先で
踏み抜きかけた。雪割れ(ヒドゥンクレバス)
2024年01月30日 08:03撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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踏み抜きかけた。雪割れ(ヒドゥンクレバス)
全層の亀裂。先週の大雨か。斜度が変化する所は要注意
2024年01月30日 08:04撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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全層の亀裂。先週の大雨か。斜度が変化する所は要注意
ノントレース。最後かも知れないラッセル。思う存分する
2024年01月30日 08:23撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/30 8:23
ノントレース。最後かも知れないラッセル。思う存分する
2本目はヤブでここしか渡れなかった
2024年01月30日 08:35撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/30 8:35
2本目はヤブでここしか渡れなかった
鉾ヶ岳と北面台地
2024年01月30日 08:41撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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鉾ヶ岳と北面台地
なんて気持ちいいラッセルだ
2024年01月30日 08:52撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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なんて気持ちいいラッセルだ
足首くらいでモッフモフ
2024年01月30日 09:35撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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足首くらいでモッフモフ
2050からシートラアイゼンにした
2024年01月30日 10:08撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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2050からシートラアイゼンにした
始めてのお日さま。ずっと日陰だったので
2024年01月30日 10:42撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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始めてのお日さま。ずっと日陰だったので
迫力の焼山火口壁
2024年01月30日 10:42撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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迫力の焼山火口壁
焼山頂上を捉えた。スノーモンスターの塊
2024年01月30日 10:47撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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焼山頂上を捉えた。スノーモンスターの塊
ひとり長い道のりだった
2024年01月30日 10:49撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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ひとり長い道のりだった
2310火口湖にデポして空身で頂上へ
2024年01月30日 11:18撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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2310火口湖にデポして空身で頂上へ
ブロッケン現象
2024年01月30日 11:26撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/30 11:26
ブロッケン現象
踏み抜き地獄の火口壁。あと少しが辛い
2024年01月30日 11:26撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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踏み抜き地獄の火口壁。あと少しが辛い
焼山頂上。氷のタワーが聳え立つ
2024年01月30日 11:28撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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焼山頂上。氷のタワーが聳え立つ
凍てつく西風と青空
2024年01月30日 11:32撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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凍てつく西風と青空
岩のモンスターがニョキニョキ
2024年01月30日 11:32撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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岩のモンスターがニョキニョキ
焼山登頂!!1月は初
2024年01月30日 11:40撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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焼山登頂!!1月は初
火打山の雪稜。言葉にならない素晴らしさ
2024年01月30日 11:41撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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火打山の雪稜。言葉にならない素晴らしさ
絶景パウ独り占め。やっとバックカントリーに出会えた
2024年01月30日 11:44撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/30 11:44
絶景パウ独り占め。やっとバックカントリーに出会えた
妙高山方面。今年ホント雪少ないから早く滑らないと
2024年01月30日 11:45撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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妙高山方面。今年ホント雪少ないから早く滑らないと
乙見湖が凍ってテカっている
2024年01月30日 11:45撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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乙見湖が凍ってテカっている
北アルプス。こんな近かったのか
2024年01月30日 11:48撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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北アルプス。こんな近かったのか
ホイップクリームな金山
2024年01月30日 11:49撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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ホイップクリームな金山
天狗原山
2024年01月30日 11:49撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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天狗原山
雨飾山。スティープな荒菅沢
2024年01月30日 11:50撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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雨飾山。スティープな荒菅沢
朝日岳(北アルプス)
2024年01月30日 11:50撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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朝日岳(北アルプス)
白馬三山。春と違って空気が澄んでいる
2024年01月30日 11:50撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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白馬三山。春と違って空気が澄んでいる
左奥から鹿島槍、五竜、立山。その手前は八方尾根
2024年01月30日 11:50撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/30 11:50
左奥から鹿島槍、五竜、立山。その手前は八方尾根
北面。一面に日本海が広がる
2024年01月30日 11:56撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/30 11:56
北面。一面に日本海が広がる
さあ下ろう
2024年01月30日 11:59撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/30 11:59
さあ下ろう
スキーを履いたその瞬間。悲劇が襲った
2024年01月30日 12:09撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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スキーを履いたその瞬間。悲劇が襲った
ビンディング壊れました。焼山火口から標高差1900m、10km。ビバークしても明日には自力下山すると心に誓った
2024年01月30日 12:31撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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ビンディング壊れました。焼山火口から標高差1900m、10km。ビバークしても明日には自力下山すると心に誓った
グルーの弱いシールを仮固定するテーピングでは強度が足りない。非常用のマジックテープバンドを巻きつける。予備に3本は持っているので、スキーのエッジで切れたら交換
2024年01月30日 12:43撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/30 12:43
グルーの弱いシールを仮固定するテーピングでは強度が足りない。非常用のマジックテープバンドを巻きつける。予備に3本は持っているので、スキーのエッジで切れたら交換
難所の急斜面にはパウダーが付いていた。神様ありがとう
2024年01月30日 12:52撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/30 12:52
難所の急斜面にはパウダーが付いていた。神様ありがとう
最後のガリガリを通過。大丈夫だ。なんとか持ち堪えてる
2024年01月30日 12:52撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/30 12:52
最後のガリガリを通過。大丈夫だ。なんとか持ち堪えてる
振り返って。よし。あとは雪柔らかいから下山できる
2024年01月30日 12:54撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/30 12:54
振り返って。よし。あとは雪柔らかいから下山できる
壊れたスキーでパウダーリベンジ
2024年01月30日 13:05撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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壊れたスキーでパウダーリベンジ
行ける行けるGOGO!!
2024年01月30日 13:07撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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行ける行けるGOGO!!
最終形態はテレマーク(笑
2024年01月30日 13:21撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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最終形態はテレマーク(笑
うひょー
2024年01月30日 13:23撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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うひょー
雪は生きていた!
2024年01月30日 13:26撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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雪は生きていた!
シーハイル!!
2024年01月30日 13:28撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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シーハイル!!
パウダーリベンジ、完
2024年01月30日 13:32撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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パウダーリベンジ、完
高松山を横目に
2024年01月30日 13:34撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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高松山を横目に
広大な北面台地を自動運転
2024年01月30日 13:37撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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広大な北面台地を自動運転
アマナ平に着地。ストップスノーで平坦長い
2024年01月30日 13:55撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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1/30 13:55
アマナ平に着地。ストップスノーで平坦長い
破損ヒールフリーがメリット発揮
2024年01月30日 13:55撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4
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破損ヒールフリーがメリット発揮
やったーー下山!!
2024年01月30日 14:27撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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やったーー下山!!
G3ion御愁傷様でした。一杯楽しい思い出をありがとう
2024年01月30日 14:32撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
5
1/30 14:32
G3ion御愁傷様でした。一杯楽しい思い出をありがとう
笑うしかない。って下山できたから言えること
2024年01月30日 14:33撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4
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笑うしかない。って下山できたから言えること
焼山温泉の雪壁
2024年01月30日 16:42撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
3
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焼山温泉の雪壁

感想

ようやく雪山らしい雪山バックカントリーに出会えて、期待に胸を膨らませてシールを剥がす。遥か彼方には早川が見える。10km標高差1900m。

板にブーツを踏み入れたその瞬間、悲劇が襲った。

足が入らない。おかしいなと思って一旦外してしゃがみ込むと、TLTビンディングのヒールピースのピンが抜けてコロンと落ちた。続いてバネと台形の金具もコロコロと転がったので拾う。プラスチックは折れてはなく、何かのパーツが緩んでバラバラに崩壊した感じ。サーッと血の気が失せる。早川が遠くなっていく。ああ、おわった。

元通りに組み直せるのではと思った。元の位置にバネとピンを戻そうと、作業を試みる。しかし工具はドライバー1本しかなく、分解を解説してくれるYouTubeもない。快晴でも厳冬期の風、防寒テムレスを外したインナー手袋の指先は1分で感覚が消失した。心を落ち着かせようとホット紅茶を飲むも口から溢れてハードシェルに滴る。一瞬で凍りついて白い帯で汚れた。

ザック装備にはシールの粘着力が弱い時にグルグル巻にする為のテープ、結束バンド、細引き、そして非常用にザック一回り分の長さのマジックテープ紐。テーピングは多分ターンの荷重に耐えれず緩む。結束バンドはブーツを巻くには足りない。マジックテープ紐で固定すると良い感じになった。スキーはエッジが鋭いのでアイスバーンが続くと千切れる。2本替えがあるので一旦ダマシダマシで滑ってみよう。

登りで2200の急斜面はある程度柔らかいのは分かっていた。慎重にパウダーを拾って落とす。最後のガリガリを通過して静止、足元を確認するとしっかり固定されている。ホッと安堵。足元には溶岩流が広がり、底にたっぷり温存されたパウダーが待っている。勝利を確信した。

途中ブツッと紐が千切れたが、ヒールフリーのままパフパフをショートターン。雪は生きていた。壊れてもスーパーファットは心強い。後ろを振り向くと、大曲までのパウダーバーンには長いシュプールが刻まれていた。

(幸運でした。というのもヒールではなく仮にトゥーピースが壊れていたら、固定はほぼ不可能で恐らく一本足スキー、雪洞ビバークの翌朝下山でした。)

2/4記 破損の考察レポート
https://www.yamareco.com/modules/diary/8290-detail-321229

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