比良・釣瓶岳
- GPS
- 08:37
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 898m
- 下り
- 895m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
赤テープが適度にあるが、GPSがないと難しいかも! 八幡谷右岸尾根は下部1/3は赤布も乏しく、古道風の溝があるが、傾斜が急で積雪量が少ないと滑って歩けないので、周囲の樹林帯の急傾斜を恐る恐る下って来て、林道に出てホッとしたものだ |
写真
感想
釣瓶岳のほぼ山頂に突き上げる谷は荒谷というらしい?その両側に尾根が稜線に向かって伸びている。この北側を荒谷右岸尾根、南側を荒谷左岸尾根(八幡谷右岸尾根とも言うらしいが)という尾根を周回して来た。
今回は『なんちゃん』さんのGPS軌跡を参考にさせて戴きまして、ありがとうございました。
雪が降った後のフカフカを登るものと思っていたが、さにあらず比較的固い雪だが沈むものであった。細川休憩所に駐車しようと思たが、既に1台駐車されていたので、少し戻った国道の道路脇の空き地に止めて、栃生まで歩いた。栃生の大きく曲がる出っ張りのわき道を上がると上に集落があった。最奥の民家から女性が出て来て車のエンジンをかけてお出かけのようだ。民家の玄関前を過ぎるとき、犬がワンワンと警戒する。畑か田圃の小さい段の上にのるとすぐ杉の植林だ。雪は靴底ほどの植林帯は杉の枝から暖かさの為か雪や雫が落ちて来る。
取付きの急斜面は常の事なので、頑張って登るしかないと不平不満を言いながら進んでいるとほんの少し傾斜が緩むとすぐに、標高380mくらいで休憩は早いのだ。植林の中では何も見えないが、稜線の左端になるのか米買い道のイクワタ峠への尾根らしいのがすぐ前にある。休憩を重ねながら、標高690m付近でスノーシューやワカンを付けたが、まだ植林の中なので雪量は多くはない。積雪は少ないものの、スノーシューは沈み込みが意外と多く時間ばかりが過ぎていく。
810mを過ぎたあたりで檜の林の隙間は陽あたりがあるのと12時を過ぎたのでランチ休憩とした。木々の間からは西の白倉岳が良く見え、イクワタ峠のピークは真っ白だ。下る予定の左岸尾根は高く見えるということはまだまだ高度を稼げと言うことだ。ランチ後植林はほぼなくなり、900mを越えると落葉樹のまばらな林になった。段々のある斜面ではスノーシューを持ち上げるのがシンドイ。メンバーのスノーシューの靴支えが切れて、仮の処置もあえなく、他の部分も壊れてツボ足での登高となった。
稜線の八淵側には針葉樹に雪がたわわにモンスター級だ。釣瓶までは風成雪状の段々雪を越えるのがシンドイと思いながら、やっと1,098mに到着だ。1.5時間ほども予定より余分にかかった。
蛇谷ケ峰の反射板が良く見え、百里も。南には目の前に武奈の山頂標識までが見えるが、誰もいないようだ。蛇谷からの稜線にもトレースはなく、武奈へも足跡はなさそうだ。一昨日は日曜なのにここまで足を延ばす人はいなかったようだ。
釣瓶山頂の針葉樹はまるで蔵王のモンスターのように雪をまとっている。これから釣瓶南峰まで、これらの下を通過するとなると大変だと思いながら下ると、少し西面に木々の隙間があって、大粒の雪礫に合うことなく荒谷左岸尾根ピーク(南峰)まで来られた。此処からは武奈が正に目の前だ。振り返ると釣瓶のナガオの稜線が高く見えるほどだ。
荒谷左岸尾根は落葉樹の木々がまばらで、適切に赤布がセットしてあって感心だ。登って来た右岸尾根を見ながら思いの他早く下って順調に600mから下の傾斜の強い斜面まで来られた。しかしながら、此処から植林の積雪が中途半端なのがいけないのか、ツボ足でも滑るのだ(スノーシューなどもってのほかだ)。杣道風の溝道は薄雪と泥と岩でとても歩けない状況なので、周囲の寡雪斜面を下るが滑るのなんのと、何度も転びながら長い長い斜面に周囲が暗くなりかけて来るのを気にしていた。
何時の間にか、古道の溝道を進んでいると左から正規の道に鹿の足跡があって、安心しながらそれを伝っていると下に林道が見えて、植林から解放されて明るくなった。しかしもう17時半だ。ヘッドランプを何時だそうかと考えていたが、必要なく舗装道路に出られてほんとにホッとしたものだ。
登りの雪に足をとられて時間ばかりが経過していたが、下りも最後の方は遅々として進まない行程に落ち着かない気持ちであった。
植林帯は何処でも歩ける代わりに、歩くコースは自己責任のコース選択だ。足元の悪い明確な指標のない斜面は試練を与えてくれる。雪の時期は覚悟をして登らないといけないと改めて思い知らされた。
”永”、”竹”
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