富士見下〜富士見小屋〜長沢新道〜見晴 ピストン


- GPS
- 32:00
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 1,073m
- 下り
- 1,075m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 7:05
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 7:50
天候 | 晴れ 曇り 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
5月19日現在:富士見下から富士見小屋までの林道は、小屋の手前300mくらいまで除雪してあります。そこからはまだ1mの積雪があります。 |
写真
感想
昔は尾瀬に入るのに使われていたと言う富士見峠。今は使う人も少なく、静かな山歩きができると思い、今回歩いてみました。
富士見下の駐車場は道を行き止まり(ゲートあり)まで進めば、その付近が駐車場です。手前にバス停留所兼折り返し用の広場がありますがそこは駐車禁止です。トイレはこの広場に隣接してあります。チップ式です。
ゲートを越えて歩き始めます。山小屋の方は車で通れる道ですので、比較的緩やかです。その分距離はあります。富士見小屋まで7km、約3時間の行程です。
30分程歩くと雪が現れました。ここから道の脇の雪は徐々に高くなっていき、1700mを越えると、積雪は1m以上になってます。
1800mあたりまで進んだところでエンジン音が聞こえてきました。 前方を見ると、除雪中のブルドーザーの音でした。行っていいものかと足を止めていたら、こちらに気づき作業を中断してもらったので、そそくさと横を抜けて行きます。
ブルドーザーの先は1m以上雪で高くなっていたので、なかなか登るのも大変でした。
まさか雪の上を歩くと思ってなかったので動揺しましたが、結論から言えばこの先尾瀬ケ原までずっと雪の上を歩くことになります。
途中、小屋の方がスノーモービルで抜いていきました。富士見小屋では営業開始の準備に追われているようでしたが声をかけてくれました。
当初、八木沢道を行くつもりだったのですが、長沢新道の方がわかりやすいと教えてもらったので、その道を行きます。
小屋を過ぎ、少し登ると富士見田代と呼ばれる、雪のない時は湿原が広がっているのでしょうか・・・ところに出ますが今は雪の平原です。どちらに向かうのかいきなりわからなくなります。気がつくと風も冷たいし、強くなってます。
気分が落ち込んできたので、食事と休憩をします。
木の幹の根元、雪が低くなってるとこで風を避けました。
どうやら富士見田代の中心あたりまで進んでいたようです。東に進路を変えて樹林帯方向に進むとリボンが見えました。なだらかな尾根づたいを降りてくコースなので、リボンがないとわかりづらいです。
1700m付近から急な下りになりますが、雪に程よく足が入るのでペースは悪くないです。
アイゼンはつけていません。
リボンに従って降りていきます。川がでてきて橋を渡ります。橋の手前に指道票がありましたが、季節によっては埋没してるかもしれません。今回は確認できました。
尾瀬ヶ原は木道の位置がわかるくらいの積雪でした。
ただ、木道と木道の隙間に足を置くと場所によっては踏み抜きますので注意です。
見晴でのテント泊受付は燧小屋になります。今回小屋を修理してましたが、受付には問題ありませんでした。 一人800円です。
13:30頃テント場に到着しました。 荷物を置いて三条の滝に行く予定でしたが、慣れない雪上歩きで時間が押してしまったのと、疲れとであきらめることにしました。
食事をしてのんびりと時間を過ごします。が、17:00にはやることがなくなってしまいました。星空も楽しみにしてたんですが、曇ってきて見られそうにないので早くもテントで横になります。
パラパラとテントを叩く音で眼が覚めました。19:00をまわったところ。
テントの外はまだ少し明るさが残っています。
顔を出すと、ポツポツと降ってきたようです。予報では明日の昼まで大丈夫だと思ったんですが・・・
実は雨のテント泊は初めてです。
こんなにも雨音が響くものとは思いませんでした。雨音が激しくなると目を覚ましてしまいます。明日を思うとさらに目が冴えます。
3:00 何とか止んで欲しいと一晩中の願いも虚しく、テント内には音が響いてます。 あきらめて起きることにしました。 ちょっと早いですが朝食と撤収準備をします。
シチューです。あらかじめ煮てきた人参、ジャガイモ、たまねぎ、鶏肉を持参してルーと牛乳を合わせます。 そこにうどんも加えました。
雨の中の食事だと限られるので、今のうちにたくさん詰め込んでおきます。
食べ始めると空が明るくなってきました。 雨は降ってます。
雨の中のテント撤収・・・ 気が重いですが協力して終わらせます。
食料がなくなった分、リュックは軽くなると思ったのですが、テントが濡れているから?? あまり変わりません。
6:40 見晴を出発。雨が小降りになってきました。カッパは着ましたがザックカバーはつけなくていい程度です。
早朝の尾瀬、霧が出ていていい雰囲気です。写真を撮りながらのんびりと進みます。
竜宮の分岐あたりまで来ると雨は止みました。うっすら太陽も見え始めました。
尾瀬ヶ原に別れを告げ長沢新道へ。 川を渡ると急坂が待ち構えます。
今回一番慎重になったとこです。とにかく一歩一歩慎重に踏み出します。
滑落すると止まれるのか?と不安になる斜度です。
「長沢頭」を越えたら、滑落の恐怖はなくなります。あとはリボンについていけば、富士見小屋まで問題なく辿りつけます。
小屋から駐車場までは距離はありますが危険箇所はありません。
駐車場まで15分くらいのあたりで、昨日会った小屋の方が車で抜いていきました。
「昨日の3人組かい?」なんてまた声をかけてくれました。
素人っぽさ全開だったので小屋の人も心配していたのかもしれません(笑
最低気温 7℃
H23.0 R13.0 M10.5
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