富士見下から尾瀬ヶ原至仏山アヤメ平


- GPS
- 10:42
- 距離
- 33.5km
- 登り
- 1,864m
- 下り
- 1,865m
コースタイム
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 10:42
天候 | 晴れ、早朝はガス ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
濡れた木道と至仏山の登り(山の鼻から山頂)は滑り易いので要注意。その他は特に危険箇所なし。 |
写真
感想
富士見下の駐車場には4時過ぎに到着。9月になり日の出が遅くなったので周囲は真っ暗。ヘッドライトを点灯して支度する。台風通過直後で荒れた林道を予想したが、実際は問題なかった。ただし林道脇の雑草が伸び放題になっていて、車体を擦る状態になっていた。ボディに傷はつかなかったと思いたい。準備の後4:23に行動開始。最近熊の話をよく聞くので熊鈴をチリチリ鳴らしながら進む。初めは林道歩き。下界と比べれば涼しいが歩けば暑くなる。退屈なのでとにかく足を止めずに進む。5時を回ってようやくあたりが明るくなりライトを消す。明るくなっても退屈なのは変わらず。標高を上げると雲が流れるのが見える。天気予報は良いが、朝のうちはまだすっきり晴れないようだ。尾瀬沼方面との分岐には5:55に到着。6km超の林道を約1.5時間で歩いた。途中眠くてペースダウンした。分岐を左に折れて池塘に至る。天気が良ければ燧ヶ岳が見えるがこの時間は濃いガスで何も見えず。ベンチもあるが濡れているので座らずスルーする。ここから尾瀬ヶ原へ向けて下りの道。ゴムのマットが敷かれた木道歩きが続く。ただの木道で湿っていると大変滑るが、ゴムが敷いてあるのでスリップとは無縁。これはとても助かる。木道が終わると普通の登山道になる。相変わらず湿っているので転ばないよう慎重に進む。途中土場は休憩適地だが、まだ特に疲労もなかったのでそのまま進む。沢音がし始めると渡渉が近い。下り切って橋を渡る。橋は新たに架けられたようだ。ここまで来れば尾瀬ヶ原は近い。水芭蕉の時期ならそろそろ見える場所だが、9月なので花はほぼない。濡れた木道を進み7:15に龍宮十字路に到着。無人。天気は回復して青空。風もなく暑くなりそう。富士見下を出てから水分のみでここまで歩いたので、ベンチに座ってしっかりと休憩。その間も誰もこなかった。
十字路からは山の鼻を目指す。木道は日照で乾燥し始めていた。歩き出してしばらくで山の鼻方面からのハイカーとすれ違う。土日の予報が良いのでテント泊装備の人も実に多い。見晴でキャンプだろうか。尾瀬ヶ原を山の鼻へ向けて歩く。風はないが暑くもないので快適。花はキンコウカは分かったが他は分からない。距離をこなすに従いすれ違うハイカーの数も増える。観光客の姿も多い。至仏山が徐々に近づき、振り返れば燧ヶ岳は徐々に遠ざかる。山の鼻は8:20到着。人多し。ベンチが空いていたので座って大休止。この後登りが待っているのでしっかり食べる。至仏山は4月のゲートが開く前に自転車と山スキーで来ることが多く、雪のない時期はとても少ない。山の鼻から登ったのは20年以上前の話。今回久々の訪問となった。山の鼻を出てしばらくは樹林帯歩き。昨日の雨のためか、それとも常日頃なのかは分からないが、登山道が川床のように湿っている。場所によっては本当に川のようになっていた。とても滑り易いので慎重に歩く。もともと蛇紋岩で滑り易い上に水気が多いので尚更だ。樹林帯なので日差しは防げるが、風が吹かないので暑い。ここまで今日は比較的涼しく歩けたが、やはりまだ9月初旬だと晴れたら暑い。汗をかきながら登る。樹林が切れると尾瀬ヶ原の展望が背後に広がる。山スキーで何度も見た景色だが、季節が異なるので湿原は青々としている。途中一度水分補給で止まる。汗をかいたので、水分を取らないと足がつる。森林限界を越えると足元の湿気は収まるも、傾斜がきつくなる。山スキーと比べたら荷物が軽いので大幅に遅くなることはなかったが楽ではなかった。振り返ると尾瀬ヶ原と燧ヶ岳がよく見える。尾瀬らしい風景だと思う。休憩1回のみで至仏山の山頂に10:08到着。山頂は人が多くて足の踏み場もないほど。写真だけ撮ったらさっさと移動開始。また来年ゲートの開く前に来よう。スキーならここまで来れば後はお楽しみだが、今日はこの後もずっと歩き。蛇紋岩で滑り易いのでとにかく慎重に進むが、一度滑って転んだ。大事には至らず。山頂から山の鼻の方向は通行が禁止されているのでスライドがなかったが、山頂を過ぎると鳩待峠からの登りの人を見かけるようになる。割とすれ違いが多くて、どちらかが都度止まってやり過ごす。小至仏山は10:38到着。至仏の山頂とは比べるまでもなく空いていた。岩に腰掛けて大休止する。風が少しあって涼しい。小至仏山はスキーの時はたいがいトラバースして山頂を経由することは稀なので、山頂に来ることも稀だ。ここからはようやく降り基調になる。池塘があったりもしたがしばらくで樹林帯に入り展望がなくなる。何も見えないので早歩きで進みたいが、すでに20km近く歩いてペースは上がらない。安全第一で進む。鳩待峠は11:52に到着。以前から建物建造中だったのは知っていたが、完成後の訪問は初めて。だいぶ垢抜けた雰囲気。とはいえ自分は水の補給だけできればよく、他は用がない。水の補給と定時連絡をしたらアヤメ平に向けて出発。ここから先は大きく登ることはないものの、登山道と木道でアヤメ平付近まで緩やかに登る。歩き始めが鳩待峠ならまだ元気なのだろうが、富士見下から歩いてくるとさすがに疲労感が出てくる。無風で暑いので尚更。鳩待峠からアヤメ平を経由して富士見下まで12km以上あるので結構長い。最後まで歩けるようペースを調整する。鳩待峠までは人多数だったが、アヤメ平に向かうと誰もいなくなった。この対比が面白い。樹林帯を進むと横田代が出てくる。無人、池塘あり。休むところが所々にあり座って休憩する。振り返ると先ほど登った至仏山が見える。先に進むと燧ヶ岳が見える。今日はどちらの山もよく見えた。アヤメ平は13:30に到着。尾瀬ヶ原と比べると草の色が青からより変わっていた。アヤメ平のほうが標高が高く、季節がより進んでいるのだろう。誰もおらず貸切だった。13:50林道との分岐に到着。この辺りで携帯の電波が入るので定時連絡。残りは下りだけで6km超。日向は暑いが、日陰は涼しく過ごし易い。傾斜の緩いところは軽くジョギングで進む。午後の時間帯なので登りのハイカーはさすがに誰も見かけなかったが、下りのパーティは見かけた。富士見下には14:58に到着。駐車スペース一帯は日陰になっていて涼しく快適だった。1日で歩いた距離が約33km、所要時間約10.5時間だった。富士見下から一度至仏山まで行ってみたかったが、ようやく実行できた。次回行くなら山開き直後で、花の時期を狙いたい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する