磐梯山

コースタイム
天候 | 晴れ時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前泊地 『東洋健康センター』 http://www.t-atlas.co.jp/ |
ファイル |
非公開
6431.xls
計画書
(更新時刻:2013/10/05 13:54) |
写真
感想
行ってきました磐梯山。色々あって雪訓以降今シーズン初の冬山でした。以下、気づいたところを箇条書きでメモします。東北の冬山も初めてだったので色々発見がありました。
- 雪深い地方では赤旗は必須
- ラッセルにはスノー・キャッチャー付きのストックが必携
- 雪庇を踏み抜く心配のない所では尾根伝いに歩くと雪が少ない
- 危険箇所を歩く際はパーティーで固まって歩かず1・2人ずつ歩く
- 福島弁カワイイ
東尾根はラッセル厳しかったですがとっても充実感ありました。天候もまずまず。無雪期にも行きたいなー。
今回の山行は冬にしか行けない道を行くということでとても良い経験になりました。
2/17
前泊地を出発し、スキー場へ。
スキー場からはリフトを利用する。
リフトを降りてしばらくスキーのコースをトラバースすると尾根が見える。
そこから登山開始。いきなりの深雪で燃えてきた。
〇登山開始地点〜赤埴山
雪は硬くとても歩きやすいが天気がいいのでとても暑かった。猪苗代湖が綺麗に見えた。
当初は赤埴山を巻く予定でしたが、巻き道が見つからず赤埴山へ。
赤埴山からは磐梯山が綺麗に見える。今回登る東尾根も確認できた。ノートレースのようだ。
〇赤埴山〜東尾根取り付き
赤埴山からひたすら下る。地形図には沼が載っていたが雪で埋もれているようだ。
msato CLが赤旗を刺しながら進んでいく。
この区間は何パーティーか先に入っていたようだが、東尾根には誰も取り付いていなかった。
反対側に回り込んで登るのが一般的なようだ。
〇東尾根取り付き〜磐梯山
東尾根に取り付いた。雪庇が綺麗に発達している。
ここから一人15分間のラッセルをする。
ラッセル自体は白毛門に比べると少し楽だった気がする。白毛門行っといてよかった…。
またラッセルはストック必須だと思った。今度買います。
また雪庇上を歩く際の注意点も教えてもらった。
★雪庇側に近寄り過ぎない。
歩く場所は木から1〜2m離れた場所で。
★列の間隔は少し空けるようにする。
★トラバースする際はあまり下に行きすぎないようにする。
実際にトラバースしている際に綺麗なプチ表層雪崩が起こってヒヤッとした。
ジャンクション部分では風も強くなり、ガスがかかり磐梯山も見えなくなってきた。
山頂へはキックステップでも行けるが、アイゼンを装着した方が安心だと思った。
下山は猪苗代湖を見下ろしながらの下山で、スキー場はソリで滑った。
日帰りの登山でしたが、すごく濃かった1日でした。
誰も歩いていない尾根を歩き、上からそのトレースを見下ろした時が何とも言えなかったです。
パーティーの皆様、1日ありがとうございました。
msatoさん、またこういったプチバリ?ルート行きたいです!
【かっこいー山 磐梯山】
雄雄しく、凛々しい山、磐梯山。
まさか冬にいくことになるとは考えたこともなかったけれど。
憧れの山の一つ。行きたいけれど、なかなか行く機会のない山。
【事前に知らされていたこと】
ラッセル必須なので、体力がないとダメ。
燕の2倍のスピードで歩かないと、山頂にたどり着けない。
体力は突然伸びないし、歩くスピードも突然速くはならないので、
とにかく、雪道歩きに慣れること、日帰りなので、超ウルトラライトでいくこと。
で、なんとかくっついていこうという甘い考え…。
穏やかな天候とメンバーのおかげでなんとかなりましたが、今回もオミソのため、
ラッセルは1回のみ、登りはじめ30分で汗だくになりました。
信頼と実績のはまぁさんはスタミナ&スピードのはまぁさんでもありました。
【ルーファイ】
一部夏道のないルートがあったため、参考地図をはまぁさんから事前にもらっていましたが、自分で地形図を調べたとき、細かい箇所や分岐がわからなかったので、質問したところ、地形図にルート線をひいたものまで、事前にもらっていました。
だけど、実際に歩いてみたら、分岐がどこだかわからず着いていっただけ…。
目印の鏡池?は結局どこにあったのかわからずじまいで、
おそらく沼の平だろう箇所と、遠めにみていた尾根が東尾根だろうことしかわからなかった。
【ラッセル】
傾斜があまりない尾根の途中で膝下ラッセル。
自分の順番が回ってくるまで、ラッセル楽しみにしていたけど、
足が重い上に、せっぴ横を歩いていた為、びびってまっすぐ歩けない。
そして進まない。
【せっぴ】
尾根を歩いているときに教わったこと。
磐梯山はおよそ1800mの為、だいぶ上の方まで木が生えている。
木が生えているということは、その下に地面がある。
逆に木がない箇所は崩壊の可能性がある。
木が生えているところの近くを縫うように歩く。
歩いているときもわかりにくかったけど、
下山中にだいぶ上から「せっぴ」がいっぱいあったところを観察したけど、
上からみても、どこからどこまでが「せっぴ」なのか判別不能。
せっぴは風下に発達していた。
風がないときや一方向からの風向きじゃないとこだと、
さらにわかりにくい。
森林限界を超えた箇所を歩くときもわかりにくいんだろうなと思った。
【下山】
計画では「往路下山」とあったので、
てっきりリフトに乗って下山とおもっていたけど、
リフトは上りだけで、下りは危険なので載せてもらえないとのこと。
(知らなかったのは、私だけ)
ゲレンデ横の林を歩くとのことだったので、やったーシリセイドで楽々だ!
と思っていたけど、フカフカ雪じゃなかったので、全く滑らない。
途中まで林を歩き、ゲレンデ中央から、すみっこをソリで順番に滑っておりた。
【磐梯山】
東尾根からみた磐梯山はごつごつした岩肌がまじかに見えてすごい迫力。
頂上はあいにくのガスで景色は見られなかったけど、下界は晴れていたようなので、少し下ると周りの山や、ふもとの町、猪苗代湖がとてもきれい。
スキー場の音楽や放送が時折聞こえてくる。
ずっとゴーグルをつけていた為、ピンク色の景色だったけど、
ゴーグルをはずしてみると、一面うす曇のブルー。
ふもとの町がとても近くにみえるけど、山頂から見下ろしたとき
「あんなにたくさん家があるけど、いまここにいることをだれもしらないんだろう」っておもったら、なんだかワクワクした。
ほかの季節にもまた行きたい。
東尾根が今シーズンいった山行のなかで、一番おもしろい路だった。
【最後に】
しげさん、書初め効果は3度まで、ですかねぇ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する