毛無山、十二ヶ岳、節刀ヶ岳、鬼ヶ岳


- GPS
- 10:02
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,262m
- 下り
- 1,262m
コースタイム
- 山行
- 8:28
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 9:58
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
毛無山登山口の駐車場がトンネル手前から、抜けて右側路地に少し入ったところに移動していた。1週間ほど前に関東甲信に降った大雪の残雪で、毛無山登山口から積雪が20〜30cm程あった。予想外の雪山登山になった。ちょうど同時に河口湖方面から男女4人の中高年パーティーが登山口にやって来た。雪山装備はしていないようだったが、チェーンアイゼンは持っているようだった。あちらも登山口でスパッツを着けていたようだった。
登山口は標高800mほど、毛無山は1500m、緩やかな雪道の登りが長く続いて、山頂に着いた。富士山や河口湖の眺望が素晴らしかった。スマホで写真を撮ろうと思ったが、天気が良くて明るすぎると、画面が暗くてよく見えず、カメラ操作がうまくできず断念した。それに時間をとっているうちに、先ほどの4人パーティーが山頂に到着してきた。雪であまり休める場所もないので、入れ替わり十二ヶ岳に向けて出発した。雪が柔らかく、今まで滑りそうもなかったが、ここから12本爪アイゼンを着けた。
ここからも昨日あたりの1、2人の踏み跡がついていたが、入山者は少ない。先日のココヘリ雪山講習会で山岳ガイド奥田仁一さんは、入山者が少ないほど難易度は上がるとのことだ。気を引き締めて、慎重に行きたい。稜線沿いのコースを一ヶ岳から十二ヶ岳まで順に看板が立っていたので、たどりながら行った。アップダウンが多くあり、残置ロープを使って下ったり、登ったり、岩場もあり、特に十一ヶ岳と十二ヶ岳の間には、吊り橋があり、急な崖登りがあり、残置ロープを使って登った。
十二ヶ岳山頂には、先客の若い2人組のパーティーが居て、小犬を連れていた。どこから登ったか聞くと、キャンプ場の十二ヶ岳登山口から登ったとのこと。毛無山からの縦走コースよりはなだらかなのかもしれない。山頂は狭いが看板や祠があり、神社のよう。眺望も西湖や、富士山は雲がかかっていたが良好だった。
金山、節刀ヶ岳方面の尾根も少ないが踏み跡があった。十二ヶ岳から急な下りがあったが、急なアップダウンは減り、樹林帯の金山に着いた。節刀ヶ岳と鬼ヶ岳方面の分岐の標識が立っていた。まだ時間は13時半なので、節刀ヶ岳に向かった。しばらく行くと、前方70mほどの登山道を黒ぽい動物が横切っていくのが見えた。立ち止まってよく観察して見たが、向こうも立ち止まってこちらを見ていた。熊かもしれないとよく見たが、顔の周りが白く、太めのカモシカかもしれない。角は見えなかった。10分くらい止まっていたが、向こうが登山道の斜面を降りていった。移動して足跡を確認したが、蹄ぽい跡があったがはっきりとはわからなかった。通り越してしばらくすると節刀ヶ岳に着いた。少し曇ってきたが眺望はよい。
金山に戻って、鬼ヶ岳方面に向かった。14時20分近くなり天気予報通り曇ってきた。緩やかに下りまた登り、しばらくするとピークがあり、踏み跡が2つに分かれる分岐に出た。標識は何も無かった。ヤマレコやGPSで確認すると、ここが鬼ヶ岳で、雪頭ヶ岳と鍵掛峠方面の分岐のようだ。15時近くなっていたので、雪頭ヶ岳に行くのは省略して、鍵掛峠に向かう。徐々に下っているが、縦走路なので1600〜1500mで積雪もまだある。16時近くなって鍵掛峠に到着した。
少し休んで、ここからやや急な下山路を下って行く。幾分雪が少なくなってきた。つづら折りのなだらかな道をひたすら降りて、沢のダム堤が見てきた。少し行くと林道に出たので、アイゼンをはずした。そのうち人家が見え始め、車道に出た。数軒の茅葺き屋根の民宿が立ち並んでいた。白川郷のようで珍しい。根場民宿のバス停に到着した。
ここから西湖周遊バスに乗って、毛無山登山口まで行く予定であったが、だいぶ先を17時11分の最終バスが行くのが見えた。仕方なく西湖沿いの県道を1時間ほどかけ、毛無山登山口駐車場まで戻った。小雪がちらちら降ってきて、暗くなったので、ヘッドライトを点けて歩いた。
(みずなら山の会)
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