鳥海山 中島台〜新山

2024年02月10日(土) [日帰り]

• GPS: 09:41
• 距離: 28.8km
• 登り: 1,957m
• 下り: 1,952m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:11
• 休憩: 0:30
• 合計: 9:41

距離 28.8km 登り 1,957m 下り 1,958m

4:37 除雪終点
11:06 11:09 鳥海山山頂御室参籠所
11:18 11:20 新山・外輪分岐
11:28 11:51 鳥海山
11:56 11:57 新山・外輪分岐
12:01 12:02 鳥海山山頂御室参籠所
14:18 除雪終点

天候

午前中は晴れ。
午後から曇り、視界不良。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

秋田県道58号(象潟矢島線)の除雪終点に駐車。

コース状況／危険箇所等

例年に比べると雪が少なく、樹林帯は藪や沢の迂回が多い。
森林限界上も雪は少なく感じるが、登行・滑走の支障となるような箇所は無し。

全体的にパック気味の雪で滑りにくい感はあったが、アイスバーンは無く、シュカブラはあまり目立たず。
この時期の鳥海山にしては良い斜面状態だと感じた。

写真

2/10 4:42

秋田県道58号の除雪終点から出発。

2/10 5:44

林道内には真新しいトレースが続いている。
先に入ったshinon氏とmani氏のものだろう。

2/10 6:27

shinon氏とmani氏と合流。
無事合流できたのは良いが、二人のペースが速いこと。。。
終始私は遅れ気味。

2/10 6:45

山際が赤く染まりだす。

2/10 6:46

稲倉岳へ続く尾根。
今年は例年に比べて黒く感じる。
雪崩跡が見られるが、大きなデブリは見られない。

2/10 6:55

尾根の先端に光射す。

2/10 6:57

鳥越川リッジの通過。
やはり雪が少ないが、雪は安定しており問題なし。

2/10 7:00

森を抜け、950m台地に到着。
ここで景色が一変する。

2/10 7:02

ここの景色は何度見ても良いものだ。
ここから先の登行に期待と武者震いが起こる。

2/10 7:02

目的地の新山。
登頂するまで天気が持てば良いが…

2/10 7:02

新山、拡大。
北面は充分仕上がっているようだ。
今年も滑走することが出来るだろうか？

2/10 7:13

西側には崖のような尾根が続く。
ここなんか滑れそうだけど、雪崩が怖い。
興味はあるが、トライすることは一生ないだろう。

2/10 7:34

稲倉岳

2/10 8:13

振り返ると薄っすらと海が見えた。

2/10 8:29

全体的に登りやすいけど、所々で傾斜が強まる。
今回はシールだけでも行けたけど、雪次第ではクトー等が必要になるかもしれない。

2/10 8:35

新山の向こうから日が昇る。

2/10 8:36

新山とmani氏。
聖と俗、という写真タイトルが思い浮かんだが、本人には内緒にしておこう。

2/10 8:37

表層雪崩の痕跡が見られる。

2/10 8:37

綺麗に崩れたものだ。
巻き込まれるのは御免だが、崩れる瞬間は見てみたい。

2/10 8:38

歩いても歩いても、なかなか新山は近づいてこない。
景色は絶景なんだけど、変化がないので飽きてくる。

2/10 9:52

時折、地吹雪が舞う。

2/10 9:56

振り返り、稲倉岳を撮影。

2/10 10:08

千蛇谷に到着。

2/10 10:13

新山まであと少し。

2/10 10:14

荒神ヶ岳と新山

2/10 10:41

朝は快晴だったけど、次第に雲が増えてきた。
急いだほうが良さそうな雰囲気だけど、足がなかなか進まない。

2/10 10:54

御室方面へ進むshinon氏とmani氏。
こちらのルートは行きたくないので、ここで一旦別れて、私は外輪山内壁側を行く。

2/10 11:08

外輪山内壁を進む。
風があまり吹き付けず、傾斜も緩い。
私はこちらルートの方が好みだ。

2/10 11:08

びっしりと雪がついた外輪山。

2/10 11:08

例年に比べると痩せてる感はあるが、十分見栄えする。

2/10 11:12

風が無いので日差しが出てると暖かい。
ここで小休憩。

2/10 11:16

夏道のある場所。
上部の急峻な箇所には鎖が出ているのが見えた。

2/10 11:20

スノーブリッジが出来る箇所。
今年のブリッジは低く、外輪山との往来は苦労しそうだ。

2/10 11:20

七高山
今年も山頂にはトンガリが出来てる。

2/10 11:20

スノーブリッジを渡って新山へ。

2/10 11:34

だいぶ雲が多くなってきたが、何とか登頂まで持ちそう。

2/10 11:34

新山、到着。
最後は3人揃って登頂となった。

2/10 11:38

せっかくなので、北峰にも登っておく。

2/10 11:39

北峰から眺める中島台コース。

2/10 12:16

そして、待望の滑走スタート。
だが、ギリギリ天気が持たなかった。
滑走する頃にはガスで包まれ視界不良。

2/10 12:28

せっかくの千蛇谷滑走も視界が悪くて楽しめず。
手探り、足探りしながらの滑走となった。

2/10 12:28

下の方へ行くと視界は回復。

2/10 12:41

この辺からは快走。
思い思いに滑りを楽しむ。

2/10 13:07

950台地まで戻ってきた。
朝は明瞭に見えてた新山だが、今は全く見えず。
今頃山頂に居たら遭難してそう。
冬山の天気急変は怖いものだ。

2/10 13:08

鳥越川リッジを滑り、樹林帯へ。

2/10 13:11

樹林帯を滑る。
この辺はまだ良いが、下の方は藪や小沢が出ており、やや滑りにくい。
そこはまぁ、我慢だね。

2/10 13:41

最後は林道、県道を滑って下山。
ここで、新技を試してみる。
なかなか使える技で、いつもの2倍はスピードが出る！

2/10 14:14

だが、最後の最後で左足が攣りそうになった。。。
有用な技だけど、使いどころを間違えると酷い目に遭うかも。
なにはともあれ無事下山、お疲れさまでした。

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

感想

Luske

記録的な小雪となった今シーズン。
鳥海山も例外ではなく、山麓の積雪量は私がこれまで見た中でも最も少ないものでした。
しかし、それでもなお、鳥海山中島台コースの威信は地に堕ちず。
標高差1000m以上にも渡る長大なオープンバーンは今シーズンも健在でした。
所々で小雪感を感じるのは否めず、樹林帯の藪や小沢は気になるところですが、
それは本編を前にしての小さな試練。
樹林帯を登り詰め、森林限界を越えた先に広がるアルパインエリアの眺望は、
今年も多くのスキーヤーや登山者を楽しませてくれることでしょう。