蓮華温泉あたり
- GPS
- 20:03
- 距離
- 38.5km
- 登り
- 3,528m
- 下り
- 3,509m
コースタイム
- 山行
- 9:16
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 10:01
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
北野の除雪終了点で軽い新雪が数cm。南俣沢へ入る手前で明るくなり、尾根筋に朝日が当たり始める。沢筋も埋まって歩きやすいが、展望を求めて横前倉山側の斜面へ上がる。樹林の雰囲気も展望もよく、写真を撮りすぎてペースが落ちる。自分が夜中にスタートするのは暗いうちに距離を稼がないと先へ進まないからなのではないかと思い当たる。
風吹山荘のあたりは霧氷がいい具合。小蓮華や雪倉朝日をのぞみつつフスブリ山まで。そこから沢へ滑り込む。やはり新雪の下はガリガリ、小規模のデブリも随所に。沢もところどころ穴が開いている。
橋の脇を這い上がって林道に。振子沢までいくと大勢のトレースがあり、先行者がこんなに、としばしがっくりしたが、蓮華温泉の関係者だろうと気を取り直す。ロッジまで来るとやはり小屋開けの準備に来ている方々の模様。
とりあえず雪倉方面へ進みブリッジを確認。あるにはあるが、そのうち切れそう。振り返ればスキーヤーが降りてきて、やはり小屋関係の方がコースの状況を確認に来たとのこと。時間は12時、気温は10度。この日は引き返すことにして、朝日岳方面の様子見。こちらにも温泉関係の方たちが下見に来たらしいトレースあり。ブリッジはなし。橋には雪が1mほど。この感じでは白高地沢も同様だろうと、とりあえず寝床を探すことに。
テントは持たず雪洞かイグルーの予定だったがやはり雪が少ない。立地の条件は展望の良さと掘ってもヤブが出ないことということで、湿原あたりを物色して決定。沢も開いていて水も取れる。気温の高い冬で雨の直後、雪が重くイグルーが作れるか不安だったが、やってみたら案外問題なくできた。だいぶ上達してきたのだろうか、欲張らずに広くし過ぎなかったのがよかったのかもしれない。風もなく気温も高く快適な夜で熟睡。しかし2月の冬としてはさみしい。快適さはもう少しあとの時期で良いのだが。
翌朝は雪倉岳へ向かってみる。沢を進むが薄い新雪の下地が固くて急斜面は苦労する。2000mあたりで尾根に上がると新雪は風で飛ばされ、全面的に雨のガリガリが広がる。この先を進んでも上りも下りも苦労するだけだろうと引き返すことに。途中ルートを間違えて滝の直上に出たが、トラバースして元のルートに復帰。イグルーに戻って一休みしてから帰路に。
ロッジの方たちはすでに帰路についたようで、ツアーコースの確認をしながら目印を付けつつ木地屋に向かった模様。過去の目印や看板は何mも高い位置に。今季の雪の悲惨なまでの少なさよ。途中まではトレースをたどり、尾根越えからは風吹大池を目指す。なだらかで静かな尾根を登り、人気がなくていいなと思っていたら、ピンクテープが付いていた。下山後にヤマレコの地図検索(最近Kさんの動画で知った)をすると、結構通られている尾根らしい。
せめて横前倉山くらいはとも考えたが、時間的にも雪的にも苦労が甚だしいだろうと風吹岳に登って今回唯一のピークとする。日当たりの良い箇所はモナカ化しつつあり、日当たりの悪い側の斜面をトラバース気味に下る。尾根を回り込む地点も前日につけられたらしいきれいなトレースがあり楽できた。林道まではグサグサの重く深い雪。冬ってなんだっけなと思いつつ…。
※追記
蓮華温泉ロッジは今季の雪山時期の営業はないとの情報も。要確認。
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