240224の(2) 上総中野駅から三条大塚山 県別リスト千葉県の山 マジック2

2024年02月24日(土) [日帰り]

• GPS: 01:38
• 距離: 5.3km
• 登り: 180m
• 下り: 186m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:34
• 休憩: 0:04
• 合計: 1:38

10:22 上総中野駅
11:12 11:16 大塚山（三条大塚山）
12:00 上総中野駅

天候

晴れ　寒い

アクセス

【前の記録から移動】
上総牛久駅→上総中野駅
【帰り】
上総中野駅→大原駅→千葉駅→自宅最寄り駅

写真

2/24 10:22

　上総中野駅に到着しました。今日の目的地はここからピストン三条大塚山です。

2/24 10:22

　小湊鉄道車両といすみ鉄道車両が並んでいます。ここで乗り継ぐ人多いですね。

2/24 10:23

　ホームでGPSを入れて出発しましょう。ちなみにこれは駅舎。

2/24 10:23

　ここはもう大多喜町。大多喜と言えば本多忠勝ですよ。

2/24 10:26

　ここは国道465号線。これを右に曲がります。

2/24 10:29

　おお、先程のいすみ鉄道車両が踏切を超えていきました。

2/24 10:29

　すぐに、振り向いて反対側も撮影。

2/24 10:29

　県道177号線をしばらく歩きます。

2/24 10:33

　道端にボケの花。

2/24 10:33

　やっと出た、歩道が出たら歩きやすい。

2/24 10:38

　駐車場あり。車で来るならここに停められる。バスは高校野球部、千葉経済大学附属高校だそうです。

2/24 10:41

　カワヅザクラは咲きかけ。

2/24 10:42

　バス停？元バス停？！ここにバスは来そうにない。

2/24 10:43

　白梅が遠くで咲いています

2/24 10:45

　この看板を見て県道を左折します

2/24 10:45

　万葉ロードだそうです。万葉集に読まれている草花が多数咲くので、万葉集の和歌を多数掲示したそうだ。

2/24 10:48

　こんな感じの札が多数設置されています。大津皇子、天武天皇の息子。天武天皇崩御の際に謀反ありと疑いをかけられ自害、享年24歳だそうです。

2/24 10:49

　道はさらに左折します。

2/24 10:50

　大伴旅人、奈良時代の将軍・歌人。藤原四兄弟の時代の政治家。

2/24 10:51

　大伴家持、大伴旅人の子、公卿・歌人。薩摩国司などを歴任し中納言となる。万葉集に400種以上の歌が載る。編纂に関わったとされている。

2/24 10:51

　山部赤人、奈良時代の歌人。経歴などは紹介されていなく下級役人だったと思われる。歌聖と称されるほど和歌については知られてる。

2/24 10:53

　こんな頻度で札が立ててある。

2/24 10:54

　粟田女王、天皇の孫。女官としても知られる。万葉集にはこの一首のみ掲載されている。

2/24 10:55

　柿本人麻呂、持統天皇時代に花咲いた天才歌人。和歌以外の仕事や生活などはまだ諸説あるようだ。

2/24 10:56

　山頂まであと500m。そして、「罰当たり石」という伝説が残っているそうです。

2/24 11:00

　僧恵行、越中国分寺の僧。大伴家持がここを訪れた際に大いにもてなしたり、和歌の詠みあいを行ったとされる。

2/24 11:00

　湯原王、天智天皇の孫。皇統が天武天皇側が継ぐことが多くなったことから、任官もせずに風流に生きた人とされる。万葉集に19首採用されている。

2/24 11:01

　山上憶良、奈良時代の歌人。遣唐使として唐に行ったこともある。官人という立場だが、貧窮している民などの立場からの和歌が多い。

2/24 11:02

　こんな階段も登っていきます。昨日の雨で土はドロドロです。

2/24 11:02

　藤原鎌足、言わずと知れた大化の改新の首謀者の一人。その後政治の中心で活躍。外交の責任者でもあったようだ。万葉集には一首掲載。

2/24 11:06

　紅葉谷ですって。まあ、今は季節じゃないね。

2/24 11:07

　丈部黒当(はせつべのくろまさ)、奈良時代の防人。静岡県掛川市付近の人。この歌の歌碑が掛川西中学校にあるそうだ。

2/24 11:07

　聖徳太子、言わずと知れた推古天皇時代の摂政。仏教の保護、冠位十二階、遣隋使などやったことたくさん。

2/24 11:08

　最後にこの急な坂道を登ると！

2/24 11:11

　見えた！！今日富士が見られるとは思わなかった。

2/24 11:11

　山頂には神社があります。

2/24 11:12

　そして、最高地点のあたりに三等三角点がありますよ。

2/24 11:17

　その横にこんな表示が。「県別リスト千葉県の山」マジック2です。

2/24 11:12

　東を見ると、海が見えるぞ。

2/24 11:14

　もちろん山頂には電波施設が。

2/24 11:15

　四阿に残されたエネルゲンのボトル。

2/24 11:20

　それでは、山頂を去りましょう。今日はいい富士見たなあ。

2/24 11:20

　滑る、滑るよう！！ツルツルだ！！

2/24 11:21

　運転用スニーカーでなくてよかったなあ。

2/24 11:22

　このさ、階段が終わったところが一番滑るんだよ。

2/24 11:24

　下った先もこんな感じ。昨日の雨でドロドロです。滑る、滑るんだよ！！

2/24 11:25

　きっと、やっと、ほっとできそう。

2/24 11:26

　高橋虫麻呂、万葉集には34作の和歌が掲載されている。常陸から駿河にかけてと、西国の伝説を歌った作品が多い。

2/24 11:37

　ここを右、来た道を戻ろう。

2/24 11:38

　おお、メガソーラー！！

2/24 11:41

　県道を歩く。ひたすらに歩く。

2/24 11:44

　道端にリュウキンカ。

2/24 11:44

　クロッカス、

2/24 11:45

　カレンジュラ、朝はまだ咲いていなかったっぽい。

2/24 11:56

　道路工事の柵にはチーバ君。

2/24 11:58

　踏切を超えたら近道だ。

2/24 11:59

　おお、ホシノヒトミ(オオイヌノフグリ)が今年も咲き出しましたね。

2/24 11:59

　駐車場には車がいっぱい。山に行く人、列車写真撮影、出迎えの人など。

2/24 12:00

　はい、ここでGPSを切りました。12時52分の列車に乗ります。

　手前が小湊鉄道左側がいすみ鉄道のホームですね。

2/24 12:35

　駅前のウメもいい感じ。

2/24 12:36

　どアップで撮影しました。

2/24 12:40

　いすみ鉄道の表示、ホームが狭くて真っ直ぐ撮影できません。

2/24 12:43

　折り返すいすみ鉄道車両がやってきました。私はこれに乗ります。

2/24 12:44

　小湊鉄道の列車もやってきました。

2/24 12:45

　両方の列車を入れて撮影しましょう。

2/24 12:46

　いすみ鉄道は、こんなキャラクターと今コラボしているようです。

2/24 13:30

　車内販売の社員。いすみ鉄道は物販に力を入れています。

2/24 13:57

　終点の大原駅、ここからは外房線です。

2/24 14:22

　2両編成にぎゅうぎゅうになって乗り込みます。

2/24 15:39

　ちなみに本日使用した切符。左は「房総横断切符」五井から大原まで片道行くことができる。何回乗り降りしても良いが、戻ることはできない。
　右は休日お出かけパス。

2/24 15:47

　蒙古タンメン中本千葉にて、冷やし味噌野菜辛さ3倍とプチ麻婆丼。寒い日には中本を腹に入れましょう。

2/24 17:12

　千葉駅からの電車酒場。本は直木賞受賞作「ともぐい」、半分ほど読むが興奮、迫力ある。物語に吸い込まれる。

撮影機器：

iPhone 15 Pro 256GB SIMフリー Apple

感想

aideiei

　前の記録から移動して上総中野駅にやってきました。かつてこの駅から中野七面山に登ってきた記録があります。「県別リスト千葉県の山」では三条大塚山がもう一度座として登録されています。そして、そこを登ると「県別リスト千葉県の山」は残り2座になります。これは行かないわけにはいかないでしょう。

　というわけで上総中野駅から歩き始めます。とにかくこの駅まで戻ってこれれば自宅最寄り駅まで辿り着けそうですので、安心しています。無事に戻ってこれればなんとか自宅まで帰れそうです。
　ということで、駅について駅舎を見て、その中でGPSを入れました。まあ、楽しみましょう。

　途中で駐車場があり「千葉経済付属高等学校野球部」のバスが停車していました。そして、その通り山頂までの間、高校生軍団が結構登山道を占拠して練習しておりました。というわけで、大塚山の参道に入っていくわけです。

　大塚山の参道は「万葉の森」として整備されています。これは、山の植物に「万葉集で詠まれた和歌に関する植物が植えられている」から、さらに植物を集め、和歌のレプリカを増やしていこうという事業だそうです。で、この事業は成功だったのか失敗だったのか、評価は他の人に任せます。私、個人的としては「なんだろうなぁ？」と、思ってしまいました。
　
　山頂からは富士山が見え、様々な方面が見え、海まで見える。それは素晴らしい。ここが大多喜の展望台だなと思うことができます。山頂にいた高校生たちとも心を合わせます。私は神奈川県民ですが、千葉県だったらここ千葉経済大学附属を応援してもいいかな？でも、習志野高校も、銚子商業も、みんな応援しましょう。
　後は、様々な道を通りながら、元来た道を下っていきます。朝閉じていた花は開き、気温は徐々に上がっていく、爽やかな風がぬるくなり、今日も1日のフィナーレを感じさせるような天気になっています。

　踏切が近くなってきたと思ったところに、電車の音、これは行ってしまったのかそれとも駅に到着して私を待とうとしているのか、あぁそれが問題だ。
　結局駅にたどり着いてみると、電車はもうすでに大原方面に走り走ってしまった後でした。1時間弱。私は中野駅で電車を待ち続けるのです。汗ばんでいた皮膚が自然に乾き徐々に寒くなっていきます。そう、ここは風が強いのです。強風にさらされないところはどこだろうか、日光の恩恵を十分に受けることができるのはどこだろうか、ウロウロ歩きながら、私は時間を潰します。駅には徐々に人が集まり始めます。

　12時40分後半、いすみ鉄道と小湊鉄道両方の列車が上総中野駅に到着しようとしています。まるで測ったように同じ時間にやってきています。2つの電車から降りてくる人たちで駅構内は溢れます。互いの電車に乗り継ごうとする人たち、前の電車に乗ってきて、ここからどちらかの電車に乗ろうとする人たち。全員が降りたあといすみ鉄道のドアが開きました。私は5番目に並んでいましたので、運良く腰掛けることができました。30名程度はつり革につかまりながら立って大原駅まで行くことになったようです。
　いすみ鉄道の電車内は少々睡眠に当て、大原駅。そして上総一ノ宮駅、蘇我駅、千葉駅と乗り換えを繰り返します。千葉駅で途中下車して蒙古タンメン中本、ローソンでアルコールを買い込んでの電車酒場になります。

　今回、用意した本は川崎秋子さんの「ともぐい」、1月に直木賞を受賞した作品です。汗と血の匂い、鹿や熊など人と対する動物と主人公のむせ返るような熱気、北海道東部白糠あたりの厳しい凍てつく寒さ、明治時代中頃、北海道開拓が本格的に始まる時期、釧路で石炭があることがわかった時期、なかなかすごい本です。物語に引き込む文章力を持った本です。
　ほぼ、半分読みました。続きはぜひ次の電車酒場で読みたいです。

　それにしても「県別リスト千葉県の山」マジック2になりました。残りは「高鶴山」と「元清澄山」の2座、ヤマビルの季節になる前に終わらせたいですね。3月に1度は車で遠征に行きたいです。