5/31 京都北山「衣懸坂からソトバ山、廃村八丁」 関西ハイク山友会 第688回例会
- GPS
- 07:21
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 734m
- 下り
- 724m
コースタイム
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 7:21
菅原(470m)9:50―オリ谷林道終点(540m)10:18―オリ谷河原(550m、17℃)10:20〜28―オリ谷遡行―衣懸坂取付(600m、16℃)10:54〜58―衣懸坂(760m)11:25〜37―P847mソトバ峠分岐11:53〜55―左折迷点1(820m)12:02―左折迷点2(770m)12:07―広域林道(700m)12:23―ソトバ峠(700m、昼食)12:28〜13:07―ソトバ山806.0m13:26〜36―ソトバ峠(700m、20℃)13:48〜53―広域林道(700m)13:57―ババ谷―ババ谷口(590m)14:22〜28―廃村八丁(610m)14:46〜56―刑部谷出合(610m)15:04―P636m大栃の木15:17〜25―四郎五郎峠(730m)15:39〜43―刑部谷出合(700m)15:49―同志社大「新心荘」(刑部谷ルート合流、700m)15:54―ダンノ峠(770m)16:14〜20―ホトケ谷林道(尾根ルート取付、540m)16:45〜55―菅原(470m、20℃)17:12
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り:菅原17:33=京都バス980円=19:10北大路 |
コース状況/ 危険箇所等 |
オリ谷から衣懸坂のルートは谷の徒渉が避けられませんから、増水時にはもっと難渋すると思います。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
|
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感想
5月31日(日)の例会は佐々里峠から西に延びる京都中央分水嶺縦走の二回目。
前回の続きとして衣懸坂からソトバ峠を経てソトバ山(806.0m)まで中央分水嶺を歩きました。
菅原から廃村八丁に入るルートはホトケ谷林道からダンノ峠を越えるルートとオリ谷から衣懸坂を越えるルートが一般的ですから、今回の例会では両方のメインルートを通りました。
オリ谷の谷筋は一昨年の台風18号の豪雨による増水の爪痕が残っていて、踏み跡は途切れ勝ちで衣懸坂の取付まで徒渉が15回以上ありましたが、幸い水量が少なく、ベテラン揃いだったお陰で林道終点から衣懸坂取付まで26分でクリアできました。
衣懸坂取付からの峠道も取付は崩れて判りにくいですが、下見の時に登路を確認していたので、迷うこと無く30m藪斜面を直登して峠道に合流し、取付から27分で衣懸坂に到着しました。
ただし、オリ谷から衣懸坂のルートは谷の徒渉が避けられませんから、増水時にはもっと難渋すると思われます。
当初は衣懸坂で昼食を予定していましたが、谷の遡行と峠道の登りが予定より25分早くクリアできたので、緑に囲まれて雰囲気のよいソトバ峠まで足を伸ばして昼食を摂ることに変更し、P847mで中央分水嶺に乗り、左折してソトバ峠を目指しました。
ソトバ峠までの尾根は下り気味ですが、途中二個所迷点がありいずれも左折します。地図で左折点を確認しながら歩かないと直進して支尾根に入りますので要注意です。
ソトバ峠には12:28到着で朝から雲に覆われていた空も雲が切れて晴れ間が見え、静かな緑陰の峠を35名で占領してゆっくり昼食を摂りました。
午後からは中央分水嶺の尾根を忠実に辿り、巨大な伏条台杉の横を登って、いったん広域林道に合流し、林道を横断してソトバ山へピストンしました。
ソトバ山(卒塔婆山806.0m)はタキノタニ(滝ノ谷)の別称通り、小塩東谷の支谷・滝ノ谷の頭になり三等三角点がありますが、展望がありませんから一般登山者はあまり登らないようです。
ソトバ峠に戻り、小憩後ババ谷沿いの谷道を八丁川本流に向かって下りました。
このババ谷も台風18号の増水で谷道が寸断され、丸木橋が落ち、倒木も散乱して昔ののんびりした谷道の感じは消えていましたが、登山者が多いため踏み跡は明確で予定通り30分で八丁川出合に着きました。
八丁川のゆるい流れを左に見て作業小屋の焼け跡に胸を痛めながら更に流れに沿って植林の道をゆっくり辿ると程なく廃村八丁中心の三角屋根の小屋に到着します。
小屋の手前、本流を徒渉する左手の山際に八丁地蔵尊が岩の祠に安置されています。
下見時に確認していたので小さなお身体に合わせた赤い あぶちゃんを掛けさせていただきました。
三角屋根の広場で大休止を取って、最後の行程に入ります。
四郎五郎峠までの谷も以前より荒れていますが、登山者が多いので迷うところはありません。
ただし、ダンノ峠に出るには刑部谷(ぎょうぶだに)へ右折するルートと四郎五郎谷を詰めて大栃の木(P636m)の先から四郎五郎峠へ峠道を90m登り直すルートがあります。
ヤマレコの軌跡マップを見ても刑部谷を詰めるルートもよく歩かれているようですが、「京都北山トレッキングマップ」ではルートが記載されておらず、三角屋根の住人・村長さんからも四郎五郎峠ルートが無難と教えられていたので予定通り四郎五郎峠ルートで峠を越えて、刑部谷の上流に出ました。
同志社大学「新心荘」の前で刑部谷ルートと合流し、枯れた樅の大木の横を沢沿いにダンノ峠を目指します。
この谷は刑部谷の上流ですが、谷の様子は一変して河岸段丘が幅30m〜70mにも広がり、ほとんど傾斜の無い広葉樹林のプロムナードがダンノ峠まで約1km続きます。
迷うところはありませんが、唯一、樅の枯れ巨木から50m先で本流は北へ左折しますが、道なりに歩いていると直進して中央分水嶺のP850mから流れるチシャノキ谷へ入り込みますので注意が必要です。
ダンノ峠に着いたら16:14。菅原からバスの最終は17:33なので1時間19分ありますが、ゆっくり下っても45分なので、余裕を持って下りはじめました。
ちなみに前述の「京都北山トレッキングマップ」ではダンノ峠から菅原まで1時間30分と誤記されていますが、ゆっくり歩いても50分もあれば大丈夫ですから、次版では修正をお願いします。→檀上さん
金曜日までの天気予報では降水確率80%となっていて、天気図を見ても気圧の谷が週末にかかるので例会開催は無理と諦めていました。
ところが前日11時発表の予報では20%に激減していて、ビックリ!
低気圧と前線が南に押し下げられて天気が好転しました。
当日は午前中は曇り空でしたが、午後からは雲が切れて陽が差し、下山前には快晴になっていてよかったです。
晴れ男というと神様ににらまれるので、昔から山行で雨に遭うケースが少ないのは雨の神様に嫌われているお陰と言っています。
谷歩きが続くので心配したヒル害も数名の方が下山後スパッツや着衣に付いたヒルを見つけられましたが、幸い吸血の被害はありませんでした。
参加してただいた皆さん、有り難うございました。
お疲れ様でした。
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