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記録ID: 6524592
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山滑走
甲信越

守門大岳スキー(雪煙飛ぶ中津又)

2024年03月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
11.6km
登り
1,083m
下り
1,084m

コースタイム

日帰り
山行
4:21
休憩
0:53
合計
5:14
7:23
7:25
34
7:59
8:03
38
長峰尾根
8:41
8:46
31
9:17
9:18
65
10:23
10:35
10
10:45
10:46
7
10:53
11:14
9
11:23
11:30
22
尾根
天候 曇 不動平から上は強風
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
二分除雪終了点に駐車
コース状況/
危険箇所等
積雪期の取付尾根は藪というより木がそのままなので登り上げるのは無理。降雪後で右手の斜面から尾根に登れたが、今後の融雪状況で遠回りになる可能性がある。水路敷から入った沢も口が結構あいてるので注意。
朝の二分除雪終了点、除雪終了を待ってからの駐車。先行は前日泊のミニバン1台。
2024年03月03日 06:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 6:36
朝の二分除雪終了点、除雪終了を待ってからの駐車。先行は前日泊のミニバン1台。
準備して出発。展望はあまり期待していなかったが、最初の曲がりの先には目指す大岳が見えていた。
2024年03月03日 06:46撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 6:46
準備して出発。展望はあまり期待していなかったが、最初の曲がりの先には目指す大岳が見えていた。
西川の橋手前で、1番手は右の林道カットコースへ向かっているので、青雲方面へ行ったのだろうか。ここからソロラッセル。降雪前のトレース跡は開拓地への道なりに見えるが、冬季の取付尾根目指してショートカットしていく。
2024年03月03日 06:47撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 6:47
西川の橋手前で、1番手は右の林道カットコースへ向かっているので、青雲方面へ行ったのだろうか。ここからソロラッセル。降雪前のトレース跡は開拓地への道なりに見えるが、冬季の取付尾根目指してショートカットしていく。
いつもは雪で登っている尾根末端も、こんなに木があったのかと思うほどで、スキーではとても無理な状況。去年も雪解けが早かったせいか木も成長しているのかもしれない。
2024年03月03日 07:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 7:03
いつもは雪で登っている尾根末端も、こんなに木があったのかと思うほどで、スキーではとても無理な状況。去年も雪解けが早かったせいか木も成長しているのかもしれない。
少しさがった急傾斜斜面は木がなく、雪はついていた。登った跡も確認できるので、後続が楽するよう緩いジグきって尾根に登りあげる。尾根は左に大平の開拓地を見ながら水路敷へ。
2024年03月03日 07:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 7:16
少しさがった急傾斜斜面は木がなく、雪はついていた。登った跡も確認できるので、後続が楽するよう緩いジグきって尾根に登りあげる。尾根は左に大平の開拓地を見ながら水路敷へ。
水路敷にうっすらトレース跡、その上に新雪が20cmちょっとくらいなので、トレース外すよりわずか楽。
2024年03月03日 07:22撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 7:22
水路敷にうっすらトレース跡、その上に新雪が20cmちょっとくらいなので、トレース外すよりわずか楽。
水路敷から沢へ入る。トレースはすぐ先で右の支尾根へ登ったようで消えたので適当に自分がルート取り。例年より沢の口が開いてるとこが多いので、しっかりしてそうなとこから越えていく。
2024年03月03日 07:26撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 7:26
水路敷から沢へ入る。トレースはすぐ先で右の支尾根へ登ったようで消えたので適当に自分がルート取り。例年より沢の口が開いてるとこが多いので、しっかりしてそうなとこから越えていく。
二俣の左に進んだら途中から左の杉の間を抜けて長峰へ続く尾根に上がって一休み。久しぶりにラッセルで汗かいて体が軽くなった。大岳は山頂がまだ見えているが、上部の雲の流れからすると風はあるのがわかる。
2024年03月03日 08:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 8:03
二俣の左に進んだら途中から左の杉の間を抜けて長峰へ続く尾根に上がって一休み。久しぶりにラッセルで汗かいて体が軽くなった。大岳は山頂がまだ見えているが、上部の雲の流れからすると風はあるのがわかる。
林道に出ると再びトレース跡があり、新しくできたトイレ付近まで見えていた。
2024年03月03日 08:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 8:21
林道に出ると再びトレース跡があり、新しくできたトイレ付近まで見えていた。
林道は楽なのでさくさく進んでいく。青空らしくなったが、この後、また雲が流れてくる。
2024年03月03日 08:33撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 8:33
林道は楽なのでさくさく進んでいく。青空らしくなったが、この後、また雲が流れてくる。
去年はなかった新しいトイレ。コンクリ造で雪の重みにも十分耐えられそうだ。
2024年03月03日 08:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 8:37
去年はなかった新しいトイレ。コンクリ造で雪の重みにも十分耐えられそうだ。
少し下って、1年ぶりの保久礼小屋。水場はぽっかり穴があいていて、小屋も例年より雪は少ないようだ。ここからキビタキ小屋まで新潟の若者にラッセルを代わるが、1月ほど前に比べると雪は増えているとのこと。
2024年03月03日 08:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 8:42
少し下って、1年ぶりの保久礼小屋。水場はぽっかり穴があいていて、小屋も例年より雪は少ないようだ。ここからキビタキ小屋まで新潟の若者にラッセルを代わるが、1月ほど前に比べると雪は増えているとのこと。
一息いれたら若者に続いて馬の背登り、上部は例年より背が細くなっている。
2024年03月03日 09:02撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 9:02
一息いれたら若者に続いて馬の背登り、上部は例年より背が細くなっている。
キビタキのブナ林、緩い斜面に適度な間隔で広がるブナ林はいつきても気持ちのいい場所だ。
2024年03月03日 09:09撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 9:09
キビタキのブナ林、緩い斜面に適度な間隔で広がるブナ林はいつきても気持ちのいい場所だ。
キビタキ避難小屋はしっかり頭が出ていました。ここから再びラッセル交代。楽させてもらったので体力回復したので、山頂まで疲れずに登れそう。
2024年03月03日 09:19撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 9:19
キビタキ避難小屋はしっかり頭が出ていました。ここから再びラッセル交代。楽させてもらったので体力回復したので、山頂まで疲れずに登れそう。
広いブナ林が一旦狭くなると大きい木を抜けて回りが見えてくる。右には荒沢、越後駒なども見えてくれた。
2024年03月03日 09:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 9:37
広いブナ林が一旦狭くなると大きい木を抜けて回りが見えてくる。右には荒沢、越後駒なども見えてくれた。
この辺りまでくると日が隠れ、風も強まり寒い。不動平はもっと風があるだろうから、登りにかかる前に一息いれてアウター着る。山頂での短時間での準備も考えてメットも被っていく。
2024年03月03日 09:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 9:42
この辺りまでくると日が隠れ、風も強まり寒い。不動平はもっと風があるだろうから、登りにかかる前に一息いれてアウター着る。山頂での短時間での準備も考えてメットも被っていく。
登り途中から後ろを振り返ると2番手さんがそれほど離れず登ってくる。
2024年03月03日 09:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 9:48
登り途中から後ろを振り返ると2番手さんがそれほど離れず登ってくる。
不動平に出ると風がやっぱり強くなる。一旦緩くなった尾根先はさらに風が吹き抜けていて、雪粒がビシバシ顔にあたって痛いくらい。途中から積もった雪も風のためか変形の波形だったりと、滑走には不向きな感じ。ここから山頂まで強い風が続くが、転がされるほどではないので、回りを確認しつつゆっくり登っていく。
2024年03月03日 10:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 10:00
不動平に出ると風がやっぱり強くなる。一旦緩くなった尾根先はさらに風が吹き抜けていて、雪粒がビシバシ顔にあたって痛いくらい。途中から積もった雪も風のためか変形の波形だったりと、滑走には不向きな感じ。ここから山頂まで強い風が続くが、転がされるほどではないので、回りを確認しつつゆっくり登っていく。
標高を上げると雲が近くなり、その下にわずか山が見える。
2024年03月03日 10:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 10:00
標高を上げると雲が近くなり、その下にわずか山が見える。
ほぼ山頂付近から中津又を見ると例年より短い翼に、雪煙が舞うというより飛んでいく景色。
2024年03月03日 10:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 10:23
ほぼ山頂付近から中津又を見ると例年より短い翼に、雪煙が舞うというより飛んでいく景色。
山頂のバーがわずか確認できたが、青雲岳や袴岳は雲の境でほとんど確認できなかった。バー近くで準備してると2番手の新潟の若者が到着して滑走準備。先に自分が出発。
2024年03月03日 10:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 10:35
山頂のバーがわずか確認できたが、青雲岳や袴岳は雲の境でほとんど確認できなかった。バー近くで準備してると2番手の新潟の若者が到着して滑走準備。先に自分が出発。
雪煙流れるコウクルミ沢源頭部は足元の視界が悪く、パック雪に時々新雪が溜まっていて滑りにくいので、わずか滑って登ってきた尾根に戻った。強風部分を抜けると視界も良くなり一安心。
2024年03月03日 10:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 10:42
雪煙流れるコウクルミ沢源頭部は足元の視界が悪く、パック雪に時々新雪が溜まっていて滑りにくいので、わずか滑って登ってきた尾根に戻った。強風部分を抜けると視界も良くなり一安心。
不動平からは尾根のやや重雪を滑る。
2024年03月03日 10:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 10:44
不動平からは尾根のやや重雪を滑る。
キビタキへの林へ入ると気持ちいいパウダー天国。この冬一番の雪を楽しむ。キビタキ小屋を上から見るとこんもり山のようで、ついスキーで飛びたくなってしまう。
2024年03月03日 10:49撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 10:49
キビタキへの林へ入ると気持ちいいパウダー天国。この冬一番の雪を楽しむ。キビタキ小屋を上から見るとこんもり山のようで、ついスキーで飛びたくなってしまう。
ブナ林をルンルン滑る。
2024年03月03日 10:50撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
3/3 10:50
ブナ林をルンルン滑る。
馬の背を越え、保久礼小屋まで気持ちよく滑ったら停止。登り返しのシールオンしてると新潟の若者も降りてきたので、休憩しつつ少し話をする。
2024年03月03日 10:54撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 10:54
馬の背を越え、保久礼小屋まで気持ちよく滑ったら停止。登り返しのシールオンしてると新潟の若者も降りてきたので、休憩しつつ少し話をする。
一休み後はわずか登り返し。トイレ先でシールオフしたら先に自分が最後の滑走。トレースなりに戻って沢へおり、水路敷を手漕ぎして、取付尾根からトレースなりに戻る。さすがに尾根の下りから雪は重くなり新雪に入ると板の上に雪の塊が乗ってくる状態。
2024年03月03日 11:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 11:15
一休み後はわずか登り返し。トイレ先でシールオフしたら先に自分が最後の滑走。トレースなりに戻って沢へおり、水路敷を手漕ぎして、取付尾根からトレースなりに戻る。さすがに尾根の下りから雪は重くなり新雪に入ると板の上に雪の塊が乗ってくる状態。
西川を渡ったとこからもう一度大岳方向を見ると、曇空だが山は見えていた。
2024年03月03日 11:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 11:51
西川を渡ったとこからもう一度大岳方向を見ると、曇空だが山は見えていた。
後はトレースをほぼ手漕ぎなく滑って
2024年03月03日 11:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 11:51
後はトレースをほぼ手漕ぎなく滑って
除雪終了点に無事到着してお終い
2024年03月03日 11:53撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
3/3 11:53
除雪終了点に無事到着してお終い

感想

この冬は越後の山も雪が少ないとこが多い。守門大岳は毎年きている好きな山だけど、タイミング悪かったりで、やっと出かけることができました。前日の情報から山頂は雲や風が出そうだけど、パウダーは楽しめるかもしれなと予想し、行けるところまでという気持ちで遠征です。
すでに除雪が終わっていると思って早い時間に二分へ入ったが、ちょうど除雪中で、終了点へ向かったローターが戻ってきた後に駐車。雪まみれのバンが止まっていて先に出た後だった。

自分が二番手で出発、西川にかかる橋までトレースをありがたく利用。一番手は青雲方面へ向かったようなので、橋から保久礼小屋まで一部埋まったトレース跡を利用しつつ楽しくラッセルしていく。保久礼で地元新潟の若者が交代してくれてキビタキ小屋まで楽させてもらう。キビタキから再び先行して山頂まで登り切る。途中の不動平からは風が強くて雪、氷つぶなどが飛んでくるので顔が痛くなった。山頂も風が強く、麓は見えるけどすぐ上に雲があり、ゆっくり展望を見るどころではない。雪煙が飛ぶ中津又を眺めたらさっさと下山開始。

下りは視界の悪いコウクリミサワ源頭をわずか滑って登ってきた尾根へ戻る。不動平から下は足元もはっきりして重い雪を樹林まで滑走。樹林に入るとキビタキもブナ林、馬の背、保久礼小屋まで楽しいパウダーを満喫した。保久礼小屋から登り返して、トレースなりに戻って終了。日がそれほど射していなかったので、雪も思ったほど重くならなくて手漕ぎもあまりせず戻ることができた。

今冬はラッセルらしいことをした山はわずか、前日の根子遊びの疲れは少しあったが、最初の尾根の取付までのラッセルがいいウオーミングアップで、体が軽くなり、新潟の若者が途中交代してくれたので、山頂まで思ったほど疲れなかった。天気が良ければ登った尾根の北面を1本落としたいとこだったが、風で足元の視界が悪いのでまあ1本でも十分でしょう。これで暖かい日が続くとすぐに雪は減っていくだろうから、青空で中津又の雪庇を見れるのは今シーズンは無理でしょうか?

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