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Yamareco

記録ID: 6524596
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ハイキング
丹沢

霧氷の熊笹ノ峰(1,523m)〜檜洞丸(1,601m) 時計回り

2024年02月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
05:40
距離
12.2km
登り
1,282m
下り
1,279m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:37
休憩
0:03
合計
5:40
距離 12.2km 登り 1,282m 下り 1,282m
7:09
62
8:11
8:12
48
9:00
43
9:43
10
9:53
40
10:33
10:34
12
11:25
30
11:55
11:56
33
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※2024年2月8日から、用木沢出合から犬越路まで、通行止めになります。
https://www.pref.kanagawa.jp/documents/68091/20240117_tanzawatozandou_1.pdf
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というわけで(笑)。

勿論、檜洞丸へは他のルートがいろいろありますので登頂は問題ありません。
が!
私は、
用木沢出合〜犬越路〜熊笹ノ峰〜檜洞丸
のコースが好きなんです。工事が終わる予定は、6月末。。。ヒル出るじゃん。

というわけで、通れなくなる、と聞くと俄然行きたくなるカリギュラ効果発動(笑)。
行ってまいりました。
まるで白い山桜が咲き誇ったかのような、非常に美しい霧氷の世界を堪能。富士山も雲一つ無く、完璧にドーンでした。


以前書きましたが、私の関東3大快感縦走路は、
・丹沢山〜蛭ヶ岳
・犬越路〜熊笹の峰〜檜洞丸
・牛奥ノ雁ヶ腹摺山〜小金沢山
なんですが、そのうちの2つが工事通行止めとは(笑)。
(好きなルートが通行止めなだけで、行こうと思えば行けますが)

本日のコースは、来週通行止めになってしまう、私のお気に入りの「用木沢出合から時計回りで檜洞丸」です。
私的には、「檜洞丸に行ってきた」ではなく、「熊笹ノ峰を歩いてきた」なんですが😅

さて、それも含め、例によって丹沢に馴染みの無い方、また初心者さんに分かりやすいように書いていきたいと思います。
ベテランさんの異論は認めません(笑)。

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【檜洞丸の未経験者が悩むポイント】
時計回りか、反時計回りか

檜洞丸の王道は、何と言っても「西丹沢ビジターセンター」から登るコースでしょう。
中でも「つつじ新道」から登頂するコースが人気だと思います。
つつじ新道からのコースは分かりやすく、難所も少ない、というのが理由のようです。

ただ、もしつつじ新道でのピストン登山だとしたら、非常に勿体ない気がします。いや、気がするのではなく、勿体ないです(笑)。
檜洞丸を登るのであれば、必ず何かのエッセンスをプラスすれば、楽しさ&感動が倍増です。
王道は、周回コースです。
起点は西丹沢VCとして、時計回りと反時計回りのコースがあります。

不思議なのが、「登り=つつじ新道、下り=犬越道経由」という「反時計回り」コースを選択する人が圧倒的に多い気がすることです。

つつじ新道がオススメされるのは、難所が無い、というのが大きな理由でしょう。用木沢出合〜犬越路コースは、鎖場・岩場の危険個所がある、と指摘されることが多く、経験の浅い方には避けた方が良い、という意見も多いのでしょう。

でも、周回するのなら、行きか帰りかで通るわけですから、何もつつじ新道からスタートばかり選ばれる理由は無いような気がするのですが(笑)、どうなんでしょう。
私は断然、「時計回り派」です。
その理由などは、後述します。

ちなみに、用木沢出合〜犬越路コースが危険、と書かれている事は多いですが、初めての登山者でなければ、極端な難所というわけでも無く、気を付けるポイントさえ押さえれば、言うほどの難コースではありません。
かといって、散歩道のような安全コースではないので、興味のある方は画像も含め、本レポートを参考にして頂ければ幸いです。

アクセス、歩行距離、歩行時間、難易度、などを考えると、丹沢の中では、脱初心者さんにとっては手軽に感動を味わえる山だと思います。

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【アクセス】

公共機関
 小田急線・新松田駅からバス (時間はよく調べて下さい)

車・バイク
・東名大井松田インターを沼津方面へ(国道246)、ずっと真っすぐ(約11km強) 〜 「清水橋」信号を右折(県道76) 約15kmで到着
 東名を下りて、曲がるところは清水橋交差点の一か所だけです。

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【駐車場】

・舗装された正駐車場は9台+身障者用1台しか止められませんが、向かい側の未舗装部分に約20台ほど止められます。
・シーズンにもよりますが、すぐいっぱいになってしまう傾向があります。が、路上駐車は避けた方が良いです。取り締まりがあります。
・その場合、来た道を少し戻ると「観光者用駐車場」があるので、そちらも検討して下さい(歩くと少し遠いですが、、、)。
・西丹沢VCのほんのちょっと先にウェルキャンプさんの駐車場がありますが、勿論そこはキャンプ使用者さんの為のものなので、絶対に使用しないようにしましょう。今日も勝手に止めていた人がいましたが、罰金1万円の札が貼られていました。
・VCをそのまま進むと、奥に用木沢出合(登山口)がありますが、そこに2〜3台ほど止められるスペースがあります。が、ココも本来NGだと思います。そこまでの道はウェルキャンプさんの私道になっており「進入禁止」と書いてあります。本日は1台、止めている方がおりました。

※結論 止めたければ早起きしましょう。

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【本日のコース】

西丹沢ビジターセンター 〜 用木沢出合 〜 犬越路 〜 熊笹ノ峰 〜 檜洞丸 〜 つつじ新道 〜 西丹沢ビジターセンター
(時計回りコース)

道が不明瞭な所もありますが、必ず視界に道標があるはずです。分かりにくい所は、わざわざ黄色い道標を立ててくれております。
基本的に、ピンテも要所にあり、注意して歩けば迷う事は無いと思います。しかしGPSや地図は忘れずに。

霧氷が美しかったです! が、気温が上がればその氷が登山道に落ち、丹沢お得意のドロ道に(笑)。
時計回りの良い所は、最短の時間で絶景ポイントに辿り着けるところです。山の天気は変わりやすいですし、富士山はすぐ機嫌を損ねますので、星が綺麗な日はなるべく早く絶景ポイントに辿り着くのが吉です。

前半に急登、鎖場、岩場などがありますが、難所は先にクリアした方が良いです。あとは絶景が待っているので。

つつじ新道の帰路、途中で西丹沢VCにショートカットできる道があります。そこはウェルキャンプさんの私有地で、ご好意で通らせてくれている道です。私は迷わず使わせて頂きましたが、YAMAP地図には載っていないため、YAMAPから「ルートを外れています」という警告がなりっぱなしでした(笑)。
画像で説明しておりますので、使ってみたい、という方は参考にして下さい。

実は私、本当は帰路はつつじ新道ではなく、石棚山稜を抜けて帰りたかったんですが、午後に野暮用があったので、東名が渋滞する前に帰る事にしました。石棚山稜はまたあらためて歩こうと思います。
また、檜洞丸から蛭ヶ岳への縦走はまだなので、そのうち計画したいと思っております。

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【登山道】

左手に西丹沢VCを見ながら、車で来た進行方向を歩いていきます。
しばらく歩いていくと、右側につつじ新道の登山口があります。
さらに歩いていくと、右側に用木沢出合があります。そこから犬越路を目指します。

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【景観について】

檜洞丸の山頂自体は展望はあまりありません。
つつじ新道ピストンだと、山頂付近の一部からしか絶景が楽しめないので、ある意味、一瞬で終わってしまいます。なので、周辺の道に期待するしかありません。
私は「熊笹ノ峰」周辺が好きで、今日も気持ちよく歩かせて頂きました。
画像を参考にして頂き、檜洞丸だけのピストンがいかに勿体ないか、認識して頂けると(笑)。

ちなみに、犬越路からの縦走は、右手に特大の富士山、左手は奥多摩全域が見渡せ、とても気持ちが良いです。

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【難所について】

一般に難所と言われているのは、鎖場と岩場だと思います。
あまり無責任な事を言って、初心者の方を危険に晒すのは本意ではありませんが、必要以上に怖がることもありません。
ただ、ある程度の高度感はありますので、その点は了解して臨むと良いかも知れません。

鎖場も、最悪は鎖が切れていても(岩場にある程度慣れている人であれば)通過できるレベルです。慎重に行動すれば、高レベルの難所というわけではありません。
この辺りは下りで通過する方が怖いと思うので、そういった意味でも時計回りの方が良い気がします。

また、ゴーラ沢出合には「道迷い多発」の登りがありましたが、ちゃんと道標やピンテがありますので、注意深く歩けば迷うことは無いと思います。

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【私が時計回りが好きな理由・まとめ】

・絶景ポイントへの到達が早い
天気が変わる前に到達したい!

・面倒な事は先に済ませたい
私は、岩場・鎖場は下りの方が嫌い!

・単調な道は、帰路の方が向いていると思う
せっかく体力がある登り始めに、単調な道で消費してしまうのは惜しいと思っています😅

・人が少なめなので、マイペースで歩ける
抜くのも抜かれるのも気を使いますから😅
あと私の場合、ゆっくり景観を楽しみながら写真を撮りたいのと、ゴミ拾いをしていますので、前後になるべく人が居ないのが理想なのです😊

時計回りか、反時計回りか、、、についてご自身の意見を書かれているものが少ない気がしたので、私なりの意見を書いてみました。

それって個人の感想ですよね?
はい、その通り😭

しかしながら、多くの人に選ばれるコースというのは、それなりの理由があるハズです。たまたま私の頭が悪いから、その理由が判然としないだけです😭
私の意見はマイノリティかと思いますので、その点は俯瞰してジャッジ願います。

初心者の方の参考になれば幸いです😊

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【装備について】

先週、ベースレイヤの上はパタゴニアさんのR1を着ていて、ちょっと暑かったのですが、今日もR1で(笑)。
R1とR2は私の山行には大活躍でしたが、雪山が疎遠なのでR2は普段着になってしまいました(笑)。廃盤になったのが非常に惜しまれます。
今年は暖冬ですね。。
ベースレイヤーは山と道さんの100%メリノを愛用していますが、やはりメリノは良いですね。高価ですが、それに見合った働きはしていると思います。

そしてザックの中には今日も未使用のハードシェル(笑)。でもこの季節はやはり持っていないと不安です。万が一ビパークなんてことになったら地獄ですしね。。。ちなみにライトやエマージェンシーシートは必ず持って歩いております。
そしてこの時期、チェーンスパイクは必携です。

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いつも長文にお付き合い頂き、ありがとうございます。
画像にもいろいろと情報を添えておりますので、よろしければご覧下さい。


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【本日の装備】4.53kg
・ドライレイヤー = ミレー ドライナミック
・ベースレイヤー = 山と道 100%メリノ(厚手の方)
・レイヤー = パタゴニアR1 ハーフジップ
・ソフトシェル = MAMMUT ML JACKET
・WB = パタゴニア フーディニ
・パンツ = ミレー ティフォン50000
・サポーター = C3Fit
・タイツ = 山と道 アルファタイツ
・シューズ = スポルティバ ボルダーX MID
・ハット = RIDGEMOUNTAINGEAR Enough Hat Karekusa
・ビーニー = ゴッサマーギア
・ザック = ナーディマウンテンワークス 特注25L
・グローブ = NorthFace
・フーディニ リストゲイター
・トレッキングポール = モンベルULフォールディング(2本)

【携行品】
・ハードシェル = MAMMUT AYAKO PRO
・ゲイター = ティートンブロス
・チェーンスパイク (軽アイゼンは不携帯)
・手ぬぐい = BePalのオマケ(マムート)
・ココヘリ会員証
・エマージェンシーシート(2人用)
・ヘッドライト
・携帯バッテリー
・その他レスキューセット等の小物


【行動食】
・森永 in PROTEIN ベイクドビター 3本 (2本食べた)
・チャージinゼリー (3本飲んだ)
・塩飴 3個 (1個食べた)
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
2024年02月03日 06:46撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 06:49撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 06:55撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 07:09撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 07:09撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 07:11撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 07:15撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 07:24撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 08:12撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 08:12撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 08:12撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 08:20撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 08:44撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 08:57撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 09:01撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 09:29撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 09:31撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 09:45撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 09:46撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 09:48撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 09:49撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 10:14撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 12:16撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 12:26撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 12:29撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 12:29撮影 by  iPhone 13, Apple
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2024年02月03日 12:33撮影 by  iPhone 13, Apple
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