春合宿 八ヶ岳 南沢小滝・美濃戸氷柱 アイスクライミング
- GPS
- 13:01
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,246m
- 下り
- 1,244m
コースタイム
- 山行
- 4:03
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 4:10
- 山行
- 2:51
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 4:55
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
CLがいつまで経っても記録を作らないので、私が代わりに作成した。
山岳部の春合宿第一弾として、八ヶ岳が計画された。目的は冬季登攀であり、赤岳西壁主稜と阿弥陀岳北稜の登攀を目指した。私は両者とも過去に登攀した経験があり、後輩を連れて登るには打ってつけのルートだった。
山行前から登攀訓練と体力トレーニングを積み重ねた。生活技術も事前に実践して確認し、準備を重ねた。しかし、山行日のど真ん中に南岸低気圧が接近するという最悪の天気となった。とりあえず山には入ってみることとした。
初日は穏やかな天気であったが、行者小屋にBCを設営してから雪がボタボタ降り始めた。雪崩が怖いのでこの日は停滞とした。
翌日、なんと雪は雨に変わっていた。標高 2300mでこの季節に雨とはまったくまいったものだ。稜線に上がることは諦めて樹林帯の谷間でのアイスクライミングに切り替えた。気持ちを切り替えて行ってみた南沢小滝は、気温の上昇により水が滴っている状態だった。半信半疑でリードしてみたが、上は脆いしスクリュー打ったらすっぽ抜けるしで最悪のコンディションだった。なんとかトップロープをセットして1人1回登って、そそくさと美濃戸へ下山した。
最終日は美濃戸の河原奥の氷柱でアイスクライミングをした。昨年より小さな氷柱だったものの、気温が低かったおかげで南沢小滝のように水が滴ることもなかった。最終日にしてようやく快適なクライミングを楽しむことができた。
今回の合宿は悪天により、ほとんど目的(アルパインクライミング)を達成できなかった。しかし、自然が相手なので、このような時もあると割り切らなければならない。アイスクライミングを楽しめただけでも収穫だったと思う。我々にアイスクライミングをする技術がなかったら、ただ行者小屋まで行って帰ってきただけになってしまうので、山岳部のできることの引き出しの多さが幸いしたとも言えるだろう。来年度は会心の登攀をしたいものだ。
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