円空仏が蓬莱山に!びっくりです。


- GPS
- 06:00
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,035m
- 下り
- 1,195m
コースタイム
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 5:58
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
雪山シーズン、最後の"なごり雪"❄️を楽しみに蓬莱山へ。
いつもは小女郎峠から登りますが、今回はJR志賀駅からバス🚌で琵琶湖バレーのゴンドラ乗り場へ行き、キタダカ道をクロトノハゲ経由で打見山、蓬莱山へ登り、小女郎峠へ下るコースです。
琵琶湖バレーの駐車場から週末の寒波で出来た雪景色を眺めながら11番駐車場の登口からスタート。
広い緩やかな林道を進むと徐々に新雪が深くなり、木々に積もった雪が”ドサドダ”と落ちる音を聞きながら軽快に進む。
天狗杉辺りから、雪が深くなって何度か、踏み抜きながら前方の登山者のトレースに助けられて、延々と続く九十九折りを詰める。標高700m付近から振り返ると木々の間から琵琶湖が見え始める。
クロトノハゲあたりは新雪が深く、トレースを頼りに汗だくになりながら雪を掻き分けて進むとようやく琵琶湖テラスが見えてホッとする。
さらに進むと雪の中に石仏があり、隣の鉄とガラスのケースの中を覗くと、なんと「一刀彫りの円空仏」が! びっくりしました!間違っていたらごめんなさい!
江戸時代に円空が全国を旅して彫った木像が野ざらしの風雪にさらされた昔のまま、さりげなくケースに保存されていました。現存する円空仏の多くは寺社仏閣、博物館、個人に大事に保管されてます。このような野ざらしの状態で保存されているとは、本当に驚きです!(ちょうど、あべのハルカス美術館で「円空」の展覧会を4月6日まで開催しています。写真はガラスの反射でちょうど仏像の頭の部分が私の顔になっています。🙏笑)
円空仏を堪能した後、琵琶湖テラスから新雪で真っ白の武奈ヶ岳、伊吹山、琵琶湖を眺めて、ゲレンデ横を通って蓬莱山へ。
山頂から小女郎峠の方向を見ても蓬莱山へ向かってくる人影も一人くらいで、下りは私一人でした。
雪の積もったクマササの上のトレースを頼りに強い寒風の稜線を寂しい一人旅。左手に琵琶湖を眺めながら軽いアップダウンを繰り返して小女郎峠へ。
小女郎峠の急斜面は深い雪で覆われていて、本来なら尻セードで「ワオッー!」と言って滑って降りたかったけど、一人なので誤って脇の谷に落ちると大変なので、我慢してトレースを何度も踏み抜き、転びながら薬師ノ滝まで下り、後はアスファルトの林道をJR蓬莱駅へ。
蓬莱山で野ざらしの円空仏に出会えるなんて、最高の一日でした。
【カバー写真】
登り口の琵琶湖バレー11番駐車場より蓬莱山方面を望む。
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