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Yamareco

記録ID: 6578281
全員に公開
ハイキング
近畿

南紀廃集落1 七ツ森、錨

2024年03月21日(木) [日帰り]
 - 拍手
フレアス その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:35
距離
7.6km
登り
576m
下り
570m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:36
休憩
0:00
合計
4:36
7:58
276
スタート地点
12:34
ゴール地点
天候 晴れ(積雪あり)
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
登山口のところは民家脇なので路駐できない様子。路駐するなら県道のところか?
コース状況/
危険箇所等
⚫出谷殿井の登山口〜七ツ森
明瞭な登山道。トラバース区間は少し削れて歩きづらいところが5箇所くらいある。途中の分岐の先にロープの箇所がある。
⚫七ツ森〜学校跡
幅1mくらいの歩きやすいみちがある。危険箇所なし
⚫学校跡〜錨
錨までは東側からアプローチした。上部はつづら折れで歩きやすい。錨手前のトラバース区間は道幅が細く歩きにくい。この道より学校跡の西側の分岐から下る方がいいかもしれない。
その他周辺情報 温泉…十津川温泉昴など
スーパー…国道のところに2軒
トイレ…県道沿いに公衆トイレあり
舗装林道終点に階段があるのでここから取り付きます。先に七ツ森にいったあと錨(いかり)集落にいきます。
2024年03月21日 07:57撮影
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3/21 7:57
舗装林道終点に階段があるのでここから取り付きます。先に七ツ森にいったあと錨(いかり)集落にいきます。
明瞭な道があって安心です。
2024年03月21日 08:04撮影
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3/21 8:04
明瞭な道があって安心です。
三月末なのに雪が積もっています。この日の十津川温泉は最低気温0度、最高気温8度でした
2024年03月21日 08:21撮影
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3/21 8:21
三月末なのに雪が積もっています。この日の十津川温泉は最低気温0度、最高気温8度でした
索道が設置された小屋がありました
2024年03月21日 08:29撮影
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3/21 8:29
索道が設置された小屋がありました
少し行くと左右の分岐があります。案内板に「左 七ツ森」とあって右の道は案内がありません
2024年03月21日 08:34撮影
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3/21 8:34
少し行くと左右の分岐があります。案内板に「左 七ツ森」とあって右の道は案内がありません
行き先の書かれていない右の道は10分くらい進むと崩落で進めなくなります。
2024年03月21日 08:44撮影
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3/21 8:44
行き先の書かれていない右の道は10分くらい進むと崩落で進めなくなります。
七ツ森方面の道を進みます。すぐにロープが設置された箇所に着きます。道が斜めになっていて積雪もあったのでロープなしではキツイところでした。
2024年03月21日 12:07撮影
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3/21 12:07
七ツ森方面の道を進みます。すぐにロープが設置された箇所に着きます。道が斜めになっていて積雪もあったのでロープなしではキツイところでした。
しばらく進むと七ツ森に着きます。写っているのはお墓です
2024年03月21日 09:05撮影
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3/21 9:05
しばらく進むと七ツ森に着きます。写っているのはお墓です
七ツ森は広めの鞍部に立地しています。農地は南の斜面に主に作られて、尾根にも少し存在します。
2024年03月21日 09:09撮影
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3/21 9:09
七ツ森は広めの鞍部に立地しています。農地は南の斜面に主に作られて、尾根にも少し存在します。
電柱です。木製ではなくコンクリート製のものでした。どうやって持ってきたのでしょう。
2024年03月21日 09:20撮影
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3/21 9:20
電柱です。木製ではなくコンクリート製のものでした。どうやって持ってきたのでしょう。
屋敷跡です。16年前のネットの記事(※)では屋敷の一部が残っていたようですが、この日は当然無くなっていました。
http://www.aikis.or.jp/~kage-kan/29.Nara/Totsukawa_Nanatsumori.html
2024年03月21日 09:10撮影
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3/21 9:10
屋敷跡です。16年前のネットの記事(※)では屋敷の一部が残っていたようですが、この日は当然無くなっていました。
http://www.aikis.or.jp/~kage-kan/29.Nara/Totsukawa_Nanatsumori.html
地理院地図の1976年の航空写真です。2棟の建物が確認できます。
2024年03月24日 20:46撮影
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3/24 20:46
地理院地図の1976年の航空写真です。2棟の建物が確認できます。
こっちのは比較的新しいです
2024年03月21日 09:11撮影
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3/21 9:11
こっちのは比較的新しいです
風呂釜らしいです
2024年03月21日 09:28撮影
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3/21 9:28
風呂釜らしいです
「高級循環式 サンヨー風呂釜 三洋○○株式会社」とあります
2024年03月21日 09:28撮影
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3/21 9:28
「高級循環式 サンヨー風呂釜 三洋○○株式会社」とあります
七ツ森から西方面の案内板です。「左 迫野 県道、右 旧龍神街道 龍神方面」とあります。
2024年03月21日 09:21撮影
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3/21 9:21
七ツ森から西方面の案内板です。「左 迫野 県道、右 旧龍神街道 龍神方面」とあります。
左の道は西の迫野(せいの)集落に繋がる道で歩きやすそうです。
2024年03月21日 09:15撮影
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3/21 9:15
左の道は西の迫野(せいの)集落に繋がる道で歩きやすそうです。
右の道、昔の名残のある旧龍神街道です。この先は今の地理院地図には載っていない若山という廃集落に至ります。
2024年03月21日 09:25撮影
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3/21 9:25
右の道、昔の名残のある旧龍神街道です。この先は今の地理院地図には載っていない若山という廃集落に至ります。
東方向、尾根の北側に綺麗な道が着いているので、ここから錨集落を目指します
2024年03月21日 09:33撮影
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3/21 9:33
東方向、尾根の北側に綺麗な道が着いているので、ここから錨集落を目指します
今も林業に使われているようで歩きやすいです。植林もきちんと枝打ちされている区域がありました
2024年03月21日 09:52撮影
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3/21 9:52
今も林業に使われているようで歩きやすいです。植林もきちんと枝打ちされている区域がありました
途中の伐採地から北の山々が見えます。写真中央左に松柱集落の家が見えています
2024年03月21日 11:51撮影
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3/21 11:51
途中の伐採地から北の山々が見えます。写真中央左に松柱集落の家が見えています
しばらく歩くとお目当ての学校跡につきました。これは学校の建物ではなくて、その隣にあった教員用かなにかの別の建物です。
2024年03月21日 10:13撮影
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3/21 10:13
しばらく歩くとお目当ての学校跡につきました。これは学校の建物ではなくて、その隣にあった教員用かなにかの別の建物です。
中に入らずにカメラを差し込んで取りました。二階建てです
2024年03月21日 10:03撮影
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3/21 10:03
中に入らずにカメラを差し込んで取りました。二階建てです
家具が残っています。タヌキが住み着いていました
2024年03月21日 10:04撮影
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3/21 10:04
家具が残っています。タヌキが住み着いていました
左に校舎かあったようですが、跡形もありません。「ここに校舎があって、向こうに校庭があって…」みたいなことを話していました
2024年03月21日 10:08撮影
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3/21 10:08
左に校舎かあったようですが、跡形もありません。「ここに校舎があって、向こうに校庭があって…」みたいなことを話していました
地理院地図のサイトから持ってきた1966年の航空写真です。学校跡は現存する建物から校庭を挟んで反対側にあったようです。廃校になったあとは危険だからとか物騒だからなどの理由で取り壊されたのでしょうか、1976年の航空写真には跡形もありません。
2024年03月24日 20:48撮影
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3/24 20:48
地理院地図のサイトから持ってきた1966年の航空写真です。学校跡は現存する建物から校庭を挟んで反対側にあったようです。廃校になったあとは危険だからとか物騒だからなどの理由で取り壊されたのでしょうか、1976年の航空写真には跡形もありません。
貯水池と記念碑
2024年03月21日 10:08撮影
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3/21 10:08
貯水池と記念碑
学校跡から少し進むと南西方向に下る分岐があります。ここから錨集落を目指します
2024年03月21日 10:22撮影
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3/21 10:22
学校跡から少し進むと南西方向に下る分岐があります。ここから錨集落を目指します
錨につくまでにいくつかの道と合流しました
2024年03月21日 10:38撮影
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3/21 10:38
錨につくまでにいくつかの道と合流しました
一部崩れているところがありました
2024年03月21日 10:43撮影
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3/21 10:43
一部崩れているところがありました
錨につきました。建物は確実に倒壊していると思っていましたがひとつだけ残っていて心拍数が上がりました。
2024年03月21日 10:48撮影
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3/21 10:48
錨につきました。建物は確実に倒壊していると思っていましたがひとつだけ残っていて心拍数が上がりました。
風呂でした
2024年03月21日 10:50撮影
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3/21 10:50
風呂でした
屋敷跡です。右端の白い箱には椎茸乾燥機と書いてありました。
2024年03月21日 10:51撮影
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3/21 10:51
屋敷跡です。右端の白い箱には椎茸乾燥機と書いてありました。
錨には二戸の家があったようです。急斜面に小さい農地が沢山作られていました。
2024年03月21日 10:59撮影
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3/21 10:59
錨には二戸の家があったようです。急斜面に小さい農地が沢山作られていました。
少し降りたところに建物の残骸があります。同じく16年前のネットの記事(※)ではここに二階建ての納屋があったらしいですが、さすがに崩れていました。
http://www.aikis.or.jp/~kage-kan/29.Nara/Totsukawa_Ikari.html
2024年03月21日 11:00撮影
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3/21 11:00
少し降りたところに建物の残骸があります。同じく16年前のネットの記事(※)ではここに二階建ての納屋があったらしいですが、さすがに崩れていました。
http://www.aikis.or.jp/~kage-kan/29.Nara/Totsukawa_Ikari.html
その下にも構造物がありますが建物の残骸はありません。前の写真の建物は多世代家族で住むには狭いかと思うので、ここにも屋敷跡があったと考えるのが自然でしょうか
2024年03月21日 11:10撮影
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3/21 11:10
その下にも構造物がありますが建物の残骸はありません。前の写真の建物は多世代家族で住むには狭いかと思うので、ここにも屋敷跡があったと考えるのが自然でしょうか
この記事では錨へのアプローチとして東から降りていきましたが、学校跡の手前にも分岐があって西からも錨にアプローチできます。案内板には「左は龍神街道 右(かすれて読めない、行き先として小原と書いてあるはず)」とあり、左だけ後に書き直された様子でした。
2024年03月21日 11:43撮影
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3/21 11:43
この記事では錨へのアプローチとして東から降りていきましたが、学校跡の手前にも分岐があって西からも錨にアプローチできます。案内板には「左は龍神街道 右(かすれて読めない、行き先として小原と書いてあるはず)」とあり、左だけ後に書き直された様子でした。
戻ってきました。下の方は雪が解けていました。
2024年03月21日 12:30撮影
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3/21 12:30
戻ってきました。下の方は雪が解けていました。

感想

部活の友達と2泊3日で南紀の廃集落を探索するツアーに行きました。一日目は七ツ森集落、稜線上の学校跡と錨集落です。前日に雪が降って歩けるか心配でしたが、ギリギリ何とかなりました。
下調べが足りず、七ツ森には家が1軒しか無かったと思い込んでいましたが、そばの東の尾根のところにも1軒存在したようでした。

学校跡の方は標高600mの稜線の鞍部にあったもので、子供が山道を歩いて登校してきていたのを想像できます。当時の学校の写真がネット上にありました(※)この記事は教員用の建物も探索していて価値ある写真が掲載されています。

http://noyamaumi.web.fc2.com/kiroku/1913kyu_ryujinkaido191027/1913kyu_ryujinkaido191027.html

錨集落は小原から登ると急傾斜、龍神街道から歩くとかなり遠回りになって農地も限られているので比較的大変な立地にあります。とくに例の椎茸乾燥機や浴槽などはどこから運んできたのかとても疑問に思いました。
余談ですが、廃集落によく見る木造建築物の壁は薄い板を貼っただけですきま風が寒そうな構造に思えます。よく考えると、酒樽とおなじ要領で木材が湿気で膨張して隙間がなくなるのかもしれません、そうだといいですね。

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コメント

こんばんは。
廃集落の探訪記録拝見しました。
かつて自然界より恵みを享受し生活をしていた様子がうかがえました。

ところで電柱ですが、途中で継いではありませんでしたか。
テーパーの付き方からみて、おそらくはコンクリート鋼管複合柱ではないかと思います。
全てが鋼管複合柱という場合もあります。
一般的には3本継が多いと思います。
この組立式では人が担いで上がります。
2024/3/24 23:44
いいねいいね
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geo_surveyorさん
こんばんは、コメントありがとうございます。
なるほど組立式の電柱があるのですね!山中でどうしてこれほどの長さの電柱が必要だったのかなど、いろいろ考えてみたいと思います。情報、ありがとうこざいました。
2024/3/24 23:56
いいねいいね
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プロフィール画像
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