狗神岳
- GPS
- 12:12
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 1,112m
- 下り
- 1,107m
コースタイム
- 山行
- 11:29
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 12:12
天候 | 晴れ、曇り 風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪解けが進んでいます。 |
写真
感想
2年前にここを訪れました。
当日は視界数十メートルの濃霧が発生していてとて危うい天候でした。
なんとか辿り着いた頂上手前の岩峰を目の前にすると、それははとても直登出来る感じはしなく巻けるかどうかは視界不良のため確認できず、そのまま撤退となりました。
今回は南面から狗神岳を登れるものかどうか確認するための再訪です。
地図の589m地点、通行止めゲートから10kmまでは道路及び林道が通じています。
ただし林道の沢下流部分は崩壊が数ヶ所あり、難儀します。
589m地点からが本番で山頂往復でわずか4〜5kmです。
832mに登ると目の前に狗神岳を姿を露わにします。
前回は視界がなく狗神岳の姿が全くわかりませんでした。
この景色を眺めるだけでも来た甲斐があります。
ここでしばらく山を観察してルートを考えます。
緩やかな西尾根の先に繋がる頂上部は急峻な岩となっていてこの山の核心部となりそうです。
南尾根は雪解けが進んで笹がかなり出ています。
尾根上に大きな岩があり、ここを行くのは体力的にも時間的にも難しい感じがします。
逆に沢筋は障害物がなく斜度さえ問題なければずっと登りやすそうです。
結論が出ないまま南尾根の基部に向かいます。
取り敢えず、南尾根を行ってみましたが、足を踏み込むと笹の雪が流れ笹で足が滑って登れません。
僅か数10メートルで引き返し、沢を行く作戦に切り替えました。
アイゼンとダブルピッケルで沢を上がっていきます。
斜度は意外となくどんどん高度を稼げました。
まだ頭の中は切り替えができなく、南尾根に上がりましたがやはり越えられない岩で巻くしか頂上にはいけそうもありません。
西側から攻めるしかありません。
最初からそうすればいいのに、、
一旦下り、頂上の岩をクリアーするまで西側にトラバースです。
クリアーしたら西尾根に向けて直登です。
下の方は足もピッケルもサクサクと入っていたのに西尾根直下は岩と石で体を確保するには心許ない状態でした。
幸い竹藪と灌木が出ていたので、しがみついて何とか西尾根に出ました。
下山の不安が頭を過りますが、狗神岳に登れたことで晴れて道南の山家の一員になれた気持ちになりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
狗神岳登頂といい,なによりatreyuさんならではのヤマレコスピリットが、戻ってきたような気のすることが、とってもとってもうれしく感じられ。
達成感もひとしおのことと思います。いやあ、atreyuさんのおかげで、何度も読み返せる心ときめくレコがまたひとつ増えました。ありがとうございます。
今や与えられた仕事をやり終えてホッとしています。
来季はdaniyamaさんの前千軒岳ー大千軒岳を挑戦できればと思っています。
これからの残り少ない残雪期、お互い楽しく過ごしましょう。
daniyamaさんのこれからのご活躍を楽しみにしております。
相変わらず攻めていてスゴいです。
atreyu様のほどの方でも、途中でコースを逡巡して、決めてからもまた考えてしまうご様子に、私の様なペーペーは常時そうなので、何だか身近に感じさせていただけて、ほっこりしました。
これからも、お気をつけて登って下さい!!
登山者の少ない道南の山は自分でルートを開拓しなければならないことがあります。
私は初級者レベルなので、基本的には既にあるルートしか行きませんが、今回はdさんに背中を押されて行ってきました。
ちょっぴり大変でした。
minaさんの楽しんでいる山行のレコを見ると気落ちが朗らかになります。
これからもminaさんの山行記録を読ませてもらい元気を充電させてもらいます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する