記録ID: 66175
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ハイキング
奥秩父
大菩薩嶺(小菅ルート)
2010年05月29日(土) [日帰り]
lizhijp
その他1人
- GPS
- 09:08
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 1,662m
- 下り
- 1,654m
コースタイム
6:52儀助沢登山口(小菅林道)-8:09追分-9:02ノーメダワ-10:05フルコンバ-11:00大菩薩峠11:36-12:30大菩薩嶺12:47-13:41大菩薩峠-14:06フルコンバ-15:16赤沢登山道入口-15:31白糸の滝15:48-16:00儀助沢登山口
天候 | 雨時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
江戸時代まで大菩薩峠は甲斐の国(塩山、今の甲州)と武蔵の国(丹波、小菅)を結ぶ青梅街道の重要な峠で最大の難所であったが明治から柳沢峠が青梅街道の新ルートとなり峠の役割を終えたが中里介山の小説や赤軍の大菩薩峠事件で有名となる。 もともとの峠は今の大菩薩峠ではなく賽の河原の所が峠であった。(Wikipedia他ネット情報による) たしかに、丹波、小菅から上日川峠、丸川峠に行くにはフルコンバから今の大菩薩峠に行くより賽の河原を通り雷岩から上日川峠へ、大菩薩嶺から丸川峠へ行く道の方が近いし便利である。 登山道は非常に良く整備されており、倒木のあった追分付近の一箇所を省けば危険な所もなく歩きやすい。 下山後の温泉は"小菅の湯"か丹波山の"のめこい湯" ◇小菅から追分 小菅村から大菩薩峠街道と書かれた林道(林道小菅線)をしばらく行くと、未舗装となり、儀助沢の手前のカーブに塩山、大菩薩登山道(4km先行き止まり)と書かれた標識がありそこに車を駐車(ここから約200mほど先行くとまた舗装道路となり白糸の滝へ)。 儀助沢の沢の左側(右岸)から登る。(標識はなにもないが登山道はしっかりある) 少し登ると沢が階段状に棚田の山葵畑となりその先Y字路となる。地形図では道は尾根沿いに登るようになっているので左に曲がり尾根に乗りそのまま尾根沿いに登るとトロッコの駅?に出る。このトロッコのレール沿いに山道を上って行くと終点駅?となり尾根の上になるがそこには何もなく、すぐ先は丹波から来る道と「追分」で合流する。このトロッコは現在使われておらず(錆びてる)昔、木や道具や人?を運んだものだろうか? ◇追分からフルコンバ 追分からはサカリ山沿いに緩やかな登り道となり、綺麗に石を積んで整備された道だが最近人が通ったような気配がなく、2箇所倒木で道が塞がれている、一箇所は根の土ごと木が倒れて道を塞いでいて通れなくなっているので右上に登ってかわすか下に降りてかわす(これは恐い)して行くしかない。ノーメダワからは笹に囲まれた道を登っていく(チャンと道があるので藪漕ぎはない)と開けたフルコンバにたどり着く。フルコンバには”水場1分”と書かれた標識があり笹薮を北側に少し下りるとすぐ水場があった。2万5千地図ではこのフルコンバは大菩薩峠と賽の河原へ行く分岐点となっているが賽の河原への登山道は見つけることができなかった。(たぶん笹薮を北に藪漕ぎして登り、尾根沿いに行けば行けるのだろうが笹が雨でビッショリ濡れており、今日の笹漕ぎは大変な状態になりそうで止めた) ◇フルコンバから大菩薩峠 よく整備された綺麗な登山道を登っていく。ここまでの道は綺麗だが最近人が通った足跡や人が通った気配がまったく感じられなかったが大菩薩峠に着くと多くの登山客とおみやげ屋、山小屋、トイレの横には宿関係の3台の車が駐車(ここまで車でこれるとは驚き、一般車は来れないと思う)しており、いささか驚いた。 ◇大菩薩峠から大菩薩嶺 大菩薩峠からは尾根沿いに左側(西側)に大菩薩湖や上日川峠方向の開けた展望を見ながら(今日は風が強くて寒く、雨でガスって登りはほとんどなにも見えず。下山時少しガスが晴れた時があり下の景色がよく見えた)親不知の頭まで登り、右に曲がって下ると賽の河原の小屋につく。昼時で寒かったのでこの小屋には10人以上の人がラーメンや料理を作ったり食事しており満員お礼状態だった。 更に岩場を登っていくと塩山市と書かれた標高2000m地点の神部岩。 更に岩場を越えると雷岩で上日川峠へ降りる人、登ってくる人と行き交う。 雷岩からは緩やかな登り道を10分ほど行くと大菩薩嶺の2057mの頂上につく 頂上は10mたらずの広さで木に囲まれ展望はない。少し休んで水補給をしてすぐ下山し大菩薩峠で熊鈴を追加購入。。。小菅では「熊出没」「熊に注意」「○月○日この付近で熊が出ました」などの看板がいたる所に書かれていたので2個つけて歩くことに・・・・・。 ◇フルコンバから小菅林道(赤沢登山道入口)へ 帰りはフルコンバから右(東)に折れ小菅に下山。道は整備されており、特に急な所もなく小菅林道の赤沢登山道入口までゆっくりと周りの景色を見ながら降りて行ける。ここからは林道となり下っていくと白糸の滝の入口に着く。 白糸の滝へは入口から約5分と書かれており、長い橋を渡っていくと登りの山道となり(今日は雨で道がドロドロで普通の靴で登るのはキツそう)登りきると展望台が見え、そこから沢沿いに上流に下りていくと白糸の滝の真下に行ける。落差36mの迫力ある滝だったので、暫し見とれる。 白糸の滝を堪能しまた暫く林道を降り儀助沢の登山道入口に置いた車に到着。 |
写真
撮影機器:
感想
今日は雨、大菩薩峠から大菩薩嶺までの尾根道登りはガスって何も見えなかった上、尾根風が強く非常に寒かったが、江戸時代、沢山の人々が甲斐から武蔵の国に向かって歩いた道で一番の難所であったこの大菩薩峠(現在の賽の河原)を草鞋を履いて登ったのだろうか、丹波、小菅の村から青梅はまだまだ遠い(まして江戸はもっともっと遠い)だろうから村に着いたら宿に泊まって体を休めるのだろうか、温泉にでも入るのだろうか、冬は寒いだろうなあ、とか色々考えながらゆっくり登った。
帰りは小菅の湯の温泉(600円)に入って冷たくなった体を温めてゆっくりし、心身とも気持ち良くなってから帰った。
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