中倉岳の山頂で遊ぼうぜ
- GPS
- 05:49
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 882m
- 下り
- 890m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
山の師匠と一緒に登山へ。「先達はあらまほしきことなり」ということで、師がいるのは心強い。
今回は登山客が少なめの足尾銅山に行くとのこと。田中正造以上の知識がなかったが、師がいくといえば一緒に行くまで、と思い、とにかくまずは行くことに。
登山を始める前、師匠に「山頂で遊ぼうぜ」と言われて、ヤカンを見せられた時には、アウトレイジの「野球やろっか?」を思い出し、どんな「遊び」が待っているのか戦々恐々としたが、どうやら山頂でカフェオレを飲みながらピクニックをするとのこと。春らしい風流な嗜みである。
というわけで登り始めたのだが、今回のルートはいわゆる「バリ」、つまりバリエーションルートとのこと。メインの登山道ではないらしく、確かに道があるのかないのかわからない。いや、道はないんだが、人が通ったあとがある(ときもある)、という状況である。道なき道をゆく、とはこのこと。
登り始めるまで、「バリ」がどういう状況なのかよくわかっていなかったが、すぐに思い知らされる。小粒の石が堆積しているところを登るため、足場が滑る。いわゆる「ザレ」というやつである。
そして、もっと大粒の岩が多い、いわゆる「ガレ」では、どの石が安定しているのかわからない。安定していると思った大きめの岩が簡単に動いた時には「ブルータス、お前もか」という気持ちになりかけた。
岩がちな場所が終わり、次は藪のゾーンに。岩がちなゾーンに比べると幾分か登りやすい。植物が生えていると地面が安定することを身を持って知った。
兎にも角にも、バリ・ザレ・ガレ・藪を行くこと約3.5時間、王道登山ルートと合流し、山頂に着いた。
山頂での遊びはなかなか風流で、師が作ってくれたハニーマスタードチキン、キッシュ、カフェオレはどれも美味だった。帰り道、師と「今度はアイスやCCレモンを持って登ろう」という話で盛り上がった。
下山は王道登山道だったが、確かにバリに比べると、こちらはやや単調な印象だった。が、バリで降る元気と勇気はなかったため、下山は登山道でよかった。
総括すると、中倉岳は、人がいないのが素晴らしかった。日々、大都会東京で、人しかいないところで生活している身からすると、魅力的だった。
下山し、計画を立て運転してくれた師匠、そして、無事に下山したことに感謝し、都内の沖縄料理屋で祝杯を上げた。
これから、山頂での遊び方の「バリ」を増やしたい。
ーーー
PS
今回、最近買った本格登山靴のデビュー登山だったが、大きなトラブルなく、抜群のホールド感と、足場の安定度で支えてくれた。これは大きな収穫だった。
一方、靴以外の装備の装備は色々甘い点があることに気づいた。必要性がわかってから色々買い揃えようと思っていたので、次回の登山までには準備したい。
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