西穂高岳(敗退)
- GPS
- 10:14
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,707m
- 下り
- 1,690m
コースタイム
天候 | ずっと晴れ とにかく暑かった |
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過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・鍋平駐車場から1560mの堰堤まで林道歩き ・1560mの堰堤から1740mの堰堤(この間確か2か所の堰堤)の手前林道までスキーハイクが出来たが、今後すぐに雪切れ間違いなし。 ・昨年完成した1740mの堰堤の手前で除雪が済んだ林道があるため一旦スキーを担いで堰堤を巻く。雪切れの懸念もありこの堰堤まで自転車を使うと良いだろう。 ・1740mの堰堤から上は雪切れは無かったが、そう長くはないと思われた。 ・昨年完成した1740の堰堤は、雪が消えて数日の内に、昇り降りが出来なくなると思われる。ハシゴが待望されます。 |
写真
装備
備考 | 作業道の除雪が終了していたが、自転車を持って来なかった。 |
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感想
直前まで行先が決まらなかったが、西穂高岳へ。
事前の想像よりも厳しい山行であったこともあり敗退となってしまった。
鍋平の駐車場をスタート。
堰堤の作業道は除雪されておりスキーブーツで歩いた。
1560m辺りの堰堤手前に先行者の自転車あり。
(結果的には1740m辺りの新しい堰堤まで作業道が伸びており除雪が完了していたので、ここまで自転車を使った方が良かったと思われる)
我々も先行者と同じルートで堰堤を超えていく。
堰堤間はシール歩行としたが、初めてスキーを履いたのは出発して2時間後だった。
1740mの堰堤は令和5年11月完成と新しい。
これを超えたらようやくシール歩行が続く。
ただし、谷割れしているので、トラバース気味となる。
1950m辺りで谷を離れて、アイゼンで広い斜面に乗り上げた。
スキーに戻して、シールだけではグリップが足りないのでクトーを装着し、ジグを切って登っていく。
風景があまり変わらず辛い登りとなった。
落石に注意が必要。
斜面は広いので雪面に落石の跡が少ない部分を歩くようにしていた。
急斜面を嫌って、私一人の現場判断でP2738横のコルに出ることにした。
コルまでは全く問題なく到達して休憩した。
この間に3人の登山者が通り過ぎ、山頂へ登って行った。
同じように登り始めてみたが、一般登山道を歩くだけの私の登山技術では到底無理だった。
20〜30m登って心が折れて、コルまでビビりながら慎重に下った。
登山道に合流するように稜線を目指せば良かったと思ったが、やり直すのは時間的に厳しいとも思った。
困ってしまい無線でMarksanさんに連絡すると、暑さで体力を消耗し登頂を断念するとのことだった。
私も敗退の判断をし、コルから滑走することにした。
そこそこ急なので安全率高めでゆっくりと滑走した。
2550m辺りでMarksanさんと合流し、写真を撮り合いながら落としていく。
一部区間でデブリがあったが、雪は柔らかいので問題ない。
谷のトラバースは殆ど自動運転であっという間だった。
1740mの堰堤越えが非常に難儀だった。
ずり落ちて転落しそうになった。
一方、Marksanさんは得意のクライミング技術であっという間にクリアした。
この先も堰堤越えが続くが、Marksanさんは作業道を歩くとのこと。
合流地点を決めて別行動した。
私は往路と同じで堰堤越えはあるが、堰堤間はスキーで滑るので先に到着すると思っていた。
「待っています」と無線連絡が来て驚いた。
合流して、作業道歩きをスタート。
間もなくスキーでショートカットができそうと魔が差して、もう一度別行動させてもらった。
結果、こちらもMarksanさんの歩きの方が早かった。
もう一度合流して、おしゃべりしながら楽しく散歩してゴール。
今シーズンはこれまで無難な山行が多く、予習が不足気味でも何とかこなすことができていた。今回は予習不足、検討不足が露呈し、これが好コンディション下での敗退につながったように思う。
Marksanさん、故障明けなのにハード系の山行に同行して頂き、ありがとうございました。
身体をいたわってください。
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