御嶽山 小坂口 五の池小屋
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
コースタイム
5/29 五の池小屋4:40-6:15小坂口
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
高山市内から御嶽山小坂口までは、R41・R361経由で約1時間30分。 最終コンビニは、江名子デイリーヤマザキもしくは宮ローソン。 ここを逃がすと悲惨な事に・・・。旧朝日・高根村内にコンビニは無いです。 登山道は、地元の学校登山にも使われるので、木道等よく整備されております。 また100m毎にナンバリングしてあるので、励みになります。 残雪はナンバー26付近から有りました。 森林限界を超えた付近で、2箇所30m〜40m程の雪渓も有りましたがトレースもしっかりあるので特に危険には感じませんでした。 五の池小屋・摩利支天山・継子岳に登るのであればアイゼンは不要。 剣ヶ峰方面は、なかなかの残雪だったので、まだアイゼン・ピッケルは必要だと思います。 登山ポストは登山口に有。 バイオトイレも登山口に有。 駐車場も登山口前です。15台位は停めれると思います。 水場は昨秋同様、涸れてました。 下山後の温泉は、市営の露天風呂がオススメです。 営業時間は確か8:00〜17:00、料金は500円です。 オススメの飲食店はR41下呂方面なら、萩原町の大安食堂。 トラックドライバー御用達のお店で、けいちゃん・とんちゃんが美味いです。 ちなみに昨年9月に行ってきた記録はこちら http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-47043.html |
写真
感想
5/28・29に1泊2日で(29時間)御嶽山に行ってきました。
小屋も開いていないこの時期に、泊りで行ってきた理由は・・・。
今年も6/1に、オープンした御嶽山五の池小屋、小屋開きのお手伝いをするためです。
ていうのも、山ちゃんのいきつけのうどん屋さんの「住田家さん」が、御嶽山五の池小屋支配人の市川さんとお知り合いで、
その縁でお手伝いする運びとなったのでした。
当初は5/23・24・25と2泊3日で行って来る予定だったんだけど、天候不順の為中止。
一度は立ち消えになった話なんやけど、たまたま28日が休みだったので、急遽行く事に決めたのでしたー。
せっかくお手伝いに行くなら泊まりたいっ。
理由は一所懸命働きたいからではなく、お酒を沢山飲みたいから。しょーもない理由です。
実際に、しこたま飲んできたのでした。
しかーし5月は、仕事を休み過ぎやったもんで、さすがにまるまる2日は潰せない。しかも29日は稼ぎ時の土曜日やし。
その為にどうしよう?っと、足りない頭で考え抜いた結論は、両日とも早朝から行動を開始して
29日はちゃーんと仕事をしようというプランを立てたのでした。趣味の為なら削るのは睡眠時間しかないっ。
こうして慌ただしい29時間1泊2日旅行が始まったのでした。
2時30分
高山出発!!! 相変わらず趣味の為なら、早起きです。
御嶽山小坂口までは秋神経由が最短ルートやけど、その道は恐ろしい道で嫌いやもんで、チャオ御岳スキー場経由で向かい、
1時間30分程かけて到着。なかなか遠いです。
誰もいないと思ったけど、奈良ナンバーの車が1台停まってて準備をしてました。
4時20分
登山口出発!!!この時期はこの時間でも、空は白み出してきてます。日が長いのは、ありがたいっ!!!
昨年の9月以来の小坂口登山道やけど、相変わらず歩き易い道です。
ただ今年から御嶽青少年自然の家がやってないので、学校登山は減るのかなあ?
減るとしたらもったいない限りやなーっと思いながら、テクテクテクテク登って行きます。
ジョーズ岩や蛙岩も相変わらず健在です。
そして森林限界を出たところで、素晴らしい雲海の景色が待ってました。
高山方面は厚い雲の下だったけど標高が高い所は天気上々、いい1日になりそうです。
森林限界超えてしばらく歩いたところで30・40m位の雪渓トラバースが2箇所あったけど、
トレースもしっかりあったのでアイゼンも付けることなく、ピッケルを山側斜面に突き刺して
特に危険を感じる事なくクリアした後、ようやく太陽とご対面&目指す小屋も見えてきました。
摩利支天山もでーれキレイに見えました。そして
7時05分
五の池小屋到着!!!
到着するや否や、先乗りしていた住田家さんから、かけつけビールの洗礼です。
歩いた後&朝っぱらからのビールは、でーれ美味い。ちょうど小屋では朝食中だったので、朝食も頂きます。
この日は、待ちに待ったヘリでの荷揚げの日。これからが本日の一番の目的、小屋開きのお手伝いです。
ヘリが来るまで、しばし時間があったので小屋周辺をぶらぶらします。
エメラルドブルーの三の池や遠方には富士山の姿も見えました。
うーん、でーれいい天気だしいい景色だ。
登山口で会った奈良ナンバーの登山者も登ってきました。
そして9時過ぎ
いよいよヘリが来る時間がやってきました。さあ、お手伝いのスタートです。
待ちに待ったヘリは青空の中、爆音を轟かせてやってきました。
ていうか、めちゃめちゃ至近距離でヘリ見たの初めてなので、でーれテンション上がりまくりです。
小屋のスグ近くまで、荷物をぶら下げたヘリはやって来ます。
至近距離では、風がでーれ強いし怖いので、ちょっと離れた場所から写真を撮りながら見守ります。
爆音と強風、戦場に行った事は無いけど、まさに映画で見る戦場みたいでした。
そして無事に荷物を下ろしたヘリは、一瞬で麓まで戻って行きました。
山ちゃんが約3時間かけて歩いて登ってきた場所を、ものの5分位で上がってきます。ヘリは偉大です。
そんな荷揚げを5回繰り返し、そのたびに荷物を急いで小屋に運び入れなくてはなりません。
この急いで荷物を小屋に入れる作業が、今回一番の仕事なのでした。
最初はいいペースで動けたんだけど、スグに息が切れます。それもそのはず、ここは標高2800m。
酸素が薄いで、そりゃ息も切れるはずやさー。
そんなこんなで、まるでインターバルトレーニングのような慌ただしい時間を、何とか無事に終了した後に
最高のご褒美が待ってました。それは、本日2本目のビールです。労働の後のビール最高やさー!!!
雪で冷やしたビールを、みんなでカンパイします。あっという間に空っぽです。
エネルギー補給をした後は、お昼頃までのんびりと仕事の続きをします。
土方の現場準備みたいで、なかなか楽しかった。こういう体を動かす仕事は、やっぱり好きみたいです。
12時30分頃
一段落した後は、これまたお楽しみのランチタイム。
天気がでーれ良かったので、小屋の前にテーブルを出して、外で頂く事に。
スイスに行った事ないけど、摩利支天山をバックに見る景色はスイス的な雰囲気を醸し出してました。
ランチの準備は住田家さんです!!!
普段のうどんではなく、スパゲッティをよそう住田家さんの姿は何故かスイスというより、
そこだけは、ネパール的な雰囲気でした・・・
お昼もがっつり頂きましたー!!!もちろん3本目のビールと共にです。
昼食後は、小一時間ほどお昼寝。天気も相変わらずいいもんで、暖かくって最高でしたー!!!
14時30分頃
お昼寝から目覚めた後は、小屋の仕事は一段落していたみたいで、支配人さんから「遊んできていいよー」
というありがたいお言葉をもらったので、摩利支天山方面へいい景色を眺めに登る事にしました。
昨年、御嶽山に登った時は剣ヶ峰ピークハントが目的だったので、摩利支天山方面登るのは初めてです。
休み休みゆっくり登り30分程で、展望台に到着。とりあえず、ピークじゃ無いけど景色がいいので、
この場所でしばし写真を撮りながらボーっとするとします。
しばらく何も考えずにボーっとしていたら住田家さんも登って来ましたー!!!
ボーっと景色を眺めていたら、継子岳から眺めたら乗鞍が更に近く見えるんやろうなーって考えが浮かんできたもんで、
せっかくやで行こうかなっと思い、今度は継子岳に向かう事とします。
やもんで一回、小屋まで戻り、小屋でビールをgetして、今度はビール片手に継子岳に向かうとします。
継子岳は摩利支天山とは異なりなだらかなので緩やかな登りを歩き、五の池小屋から20分程で到着。
ビールを持ってにんまりした後は、乗鞍岳をバックに本日4本目のビールを飲むました。
想像していた通り、継子岳から眺める乗鞍は、とても大きく見えます。
天気に恵まれ眺望を堪能出来ましたー!!!。
そして戻る頃にガスってきました。いいタイミングで戻ったもんやさー
小屋に戻ってからは、夕焼けを眺めたりして、しばし夕食までボーっとします。
さすがにビールを4本飲んだもんでか、標高が高いもんでかしらんけど、この頃から、頭が痛くなってきた・・・。
しかし夕食は別です。夕食も住田家さんが準備してくれましたー!!!
鶏ちゃん・おでん・サラダ・キムチ・ごはん・味噌汁等など、でーれ盛りだくさんです。
もちろんこの日5本目のビールでカンパイした後、がっつり喰らう事とします。
しかし、さすがの大食漢の山ちゃんも、夕方から悩まされていた頭痛には勝てなかったみたいで、
夕食のビールはあまり進まず、せっかくの御馳走も、そんなには食べれなかったのでした・・・。
残念・無念、まあ飲み過ぎで自業自得やでしゃーないっす・・・。
夕食後は、こたつでゴロゴロしていたら、少し復活したので、わざわざ持ってきた一升瓶のお酒を飲みながら、
支配人さんと「果たして昨今話題の山ガールなる女子は実在するのか?」
とかいう、ゆるーい話題を肴に語らいながら楽しい夜は更けていったのでした。
翌朝は4時起床。
前日に住田家さんが準備してくれた、おにぎりをザックに忍ばせ4時40分頃には下山開始です。
頭痛は治っていたので、どうやら原因は飲み過ぎみたいでした。
そして、テクテクテクテク黙々と下り
6時15分
登山口到着!!!本来なら登山が終わった後は温泉つかってのんびりしたいところだけど、
朝早いもんで市営温泉やってないし、高山戻って出勤せならんとだしかんもんで
濁河温泉は次回の楽しみとして先を急ぎます。
行きよりやや早い時間で高山に戻れて、家でシャワー浴び急いで着替えて
8時30分
出勤!!!
こうして、29時間1泊旅行は計画より1時間多い30時間かかって無事に終了したのでした。
いやー今回の御嶽山登山?お手伝いの旅は、非常に有意義な体験、濃密な時間を過ごすことが出来ました。
しかも1泊4食 ビール5本付という非常に食べて飲んだ登山なのでした。
住田家さん・御嶽山五の池小屋支配人の市川さん・NAKASHIMAさん、本当にありがとうございました。
でーれはまってまった。来年もお声がかかれば、お手伝いにぜひ行きたいっと心から思ってしまったのでした。
登山&お酒&グルメ大満足の登山なのでしたー!!!
なめこじるで〜す。
めちゃ楽しそうですね〜うらやまし〜
山ちゃんならではの超ハードスケジュールでしたね。
私は戸隠山に行って来ました。
なめこじるさん
こんばんはー
今回の御嶽山登山は、めちゃめちゃ楽しかったです
登山というより、ビールを飲みに行ってきたようなものですが・・・
戸隠山行ってみたいお山の一つです。
レポート参考にさせて頂きます
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する