御嶽山〜今振り返る失われた景色、、
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 859m
- 下り
- 852m
コースタイム
- 山行
- 0:30
- 休憩
- 7:30
- 合計
- 8:00
天候 | 晴れ、のちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はなし。 |
写真
感想
(注意:この記録は丁度一年前の記録を振り返り、その3ヶ月後に発生した噴火災害を思い重ねたものとしてますので、ご容赦を。)
起床2:50、近所のセブンイレブンで買い物し、4:00出発、ナビでは田ノ原まで160km、そのうち、高速が半分くらいと、19号が相当長い。かつ19号から外れた後も長いが、交通量が減るので走っていて楽しいです。スキー場を抜ける景色の良いワインディングロードを終えて、田ノ原の駐車場に6:40着、先客は4台。準備を終えて7:00にいよいよ出発。
スタート時はガス勝ちだった天候も、すぐに晴れてきて山頂が見えるようになる。すぐに森林限界ともなり、景色のよい乾いた石ころの登山道を青空に向かって進む。ところどころに修験場の名残のようなものや、その後の有事の際には身の隠しどころとしてVTRにもよく出た避難小屋がある。青空をバックに、ハイマツの緑、残雪の白がよく映える。雷鳥のグェッ!というあの濁声もよく聞こえるし、微笑ましい姿もあって楽しい。
そうこうしているうちに、9:10王滝口山頂に到着。山小屋はまだ営業しておらず、寺社に安全祈願だけ済ませて先を急ぐ。
この先は木々の1本すらなく、左手にはシューシューと音を立てる噴気孔が近くに見えて、風向きにより硫黄の臭いもする、砂礫の広がる殺風景な風景を行く。いわゆる八丁弛みは宗教絡みの塔や像以外には何もなく、身を隠すところもないところだ。
9:45剣ヶ峰山頂。先客は4、5名くらい。お社の小屋の裏側に回ると地獄谷が良くみえる大岩があり、ちょっとスリルもあるなかで、写真を撮る。お鉢巡りもこちらからのようだが、足元はかなり気を使いそう。
山頂広場に戻り、お約束の三角点や、山頂標識や二ノ池等、最高の景色を楽しむ。そうこうしている内に急にガスが上がってきて、あっという間にホワイトアウトとなる。この後登ってくる方は気の毒になーと思いつつ、十分に景色を堪能した山頂を後にする。
浮石もあまりないしっかりした登山道ゆえ、快適に下って約2時間で駐車場まで戻る。といってもこの後の帰路は再び長い道のりだ。交通量が増えた19号は大分眠くなったが、何とか15時半に無事帰宅。
全行程でほぼ樹林帯がなく、ブユもちょっとのみで被害もなし。陽射しを避けられないので、帽子や日焼け止めはしっかりと。天気の良さそうなタイミングで平日に休暇をとって行きましたので、百名山といえども静かな素晴らしい山行を楽しめました。この丁度三か月後にあんな悲しいことが起きるなんて夢にも思いませんでした。あの景色がいつか戻る日が来るのだろうかと思いつつ、今はただ合掌、です。
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