十勝岳 十勝岳温泉から往復
- GPS
- 06:57
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,145m
- 下り
- 1,143m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
十勝岳を目指す日帰りコースとしては、より一般的な望岳台からでなく、稜線歩きも楽しめる十勝岳温泉から往復した。十勝岳温泉は高山植物の多い富良野岳への登山口であり、稜線までの途中の標識には十勝岳の表記はなかった。
朝方まで雨で6時頃登山口に着いたが、準備しながら少し待機する。7時になる頃雨も上がったので出発。雨の中3,4パーティーが先に出て行った。最初は整備された道を行き、安政火口から流れてくる沢を横切って通称「温泉スロープ」側に回り込んで行くと雪渓上の上ホロ分岐となる。ここで全ての先行トレースが富良野岳へ向かっているので、その跡を辿ってしまうが、すぐに引き返して分岐から左前方の雪渓上のかすかな踏み跡を頼りに進んでいく。雪渓が切れると三百階段という急な尾根筋の登りとなる。名の通り階段が付けられているので我慢して足を運んでいけば登り易い。
階段を上りきると見晴らしがぐっと良くなる。さらに登って富良野岳・三峰山から続く稜線に出ると、すぐ左手に上富良野岳となる。ここから上ホロカメットク山、大砲岩を越えての稜線歩きとなる。左(西)側は安政火口で赤茶けて荒涼とした地肌、右(東)側は十勝川源流部の雪渓とハイマツ、高山の花々で埋め尽くされた穏やかな斜面が広がって実に対照的だ。
十勝岳山頂に近づくと徐々に植物は少なくなり、最後は黒い噴石のゴロゴロした頂となる。山頂手前で若い男性3人組に追い抜かれる。聞けば、上ホロ分岐を富良野岳方面に進んでしまい、富良野岳分岐からから遠回りしてきたという。相当なスピードである。軽装なので地元の人かと尋ねたら九州から来たと言うことだった。
山頂ではやはり望岳台から来た方が多かった。青空が見えたり、ガスがかかったりする中昼食をとり、その後下山。帰りは来た道を戻ったが、上ホロカメットク山は上ホロ小屋から下を巻いて雪渓や、お花畑の中の道を通った。徐々に天気が良くなり、十勝岳温泉に近づく頃には富良野岳がくっきりと青空に映えていた。
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