ケネウシペツ(琴似川)支流・大倉山南峰南東面沢〜大倉山〜発寒左股川支流・大倉山北峰西面沢下降〜同大倉山北西面沢〜大倉山-三角山山の手登山口
- GPS
- 04:00
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 489m
- 下り
- 586m
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
天気がいいので、山に行くことにした。もう1カ月近く行っていない。この間、父がショートステイに行かなかったのが大きいが、仕方がない。
結構暖かくなってきたことだし、今日は沢にする。といっても家の近所。まずは、GWに大倉山南峰南東尾根を登るときに渡った、この尾根の南側を流れる琴似川の支流を、大倉山南峰に向けて遡ってみることにする。
前回より下流の、護岸工事?がしてある、赤いコーンが並んでいるところから急斜面を下る。それにしてもこの沢は、V字谷をなしている右岸の急斜面の土手のすぐ上に家が建ち並んでいて、何だか危なっかしい。
沢筋には綿毛と蜘蛛の巣が多くて鬱陶しい。せいぜいくるぶし程度の水の中をじゃぶじゃぶ行く。このあいだ見たように、タイヤなどいろいろゴミも投棄されている。飲食店のスツールみたいなものもあった。何だか気分が乗らない。
V字谷はあっという間に終わり、堰堤?砂防ダム?が現れ、これを右から越えると、水量はほぼゼロに。枯れ枝が大量に堆積して落とし穴のようになっているところにはまり込む。フキやイタドリが多く、沢型もあまりはっきりしなくなる。緩いクーロワール状のところを越えると、やがて見覚えのあるところに出た。鳥の水飲み場?がある、小別沢トンネルから自然歩道への上がり口のカーブ地点だ。
ここから、大倉山南峰へ直登するのもかったるいので、とりあえず自然歩道に上がり、大倉山方面へ。奥三角山方面から来る単独の中年男性がいる。
西尾根のジャンクションとなっているベンチのところでひと休み。沢靴からサンダルに履き替えて、この後、どこを下ろうかと考える。早足で一気に登ったせいか、何だか疲れてしまって元気が出ないが、このまま自然歩道を下るのも(どちらに下るにしろ)つまらない。
ここから三角山までの自然歩道のどこかから東か西に下ろう。地形図を見て、沢型のはっきりした沢筋が深く切れ込んだ沢で、傾斜の緩いところを選んだ方がいい。そうでないと、水も何もないただの斜面を薮こぎして下るハメになりかねない。
大倉山の西尾根の南を南西に向かって流れる沢は、すぐ下流が畑になっていて農作業をしている人がいるのでダメ。その反対側、南東へ流れる沢は、やはり下流が聖心女子学院か幼稚園の敷地になっているので、これまた問題。大倉山シャンツェの北側を北東に流れる沢は、上部の傾斜が比較的に急でつまらなそう。その、さらに1本北ノ沢も、上部が急な上に谷が広く沢筋がはっきりしておらず、しかも、すぐに道に出てしまう。
概して東側の沢は、急で短く、面白くなさそう。帰りが遠回りになるが、西側の沢の方がいい。
(1)大倉山から西尾根の北側を北西へ下る沢
(2)大倉山の北峰のさらに北から二つの尾根に挟まれて西へ下る沢
(3)さらに北から北西の築山牧場の方へ流れる沢
このうちのどれかがよさそう。もっとも3番目はちょっと開けすぎているかもしれない。とりあえず、自然歩道から見て下降地点を捜してみることにする。数組のパーティとすれ違う。
(2)の沢の源頭を見てみると、傾斜が緩く沢筋も狭くはっきりしていたので、ここを下ることにする。4月に大倉山西尾根を下ったときに発寒左股川の徒渉に苦労した地点に出るのだが、その時よりは水量が減っているから渡れるだろう。それに、まだ元気があれば、(1)の沢を登り返してもいい。
最初は水もなく谷も広いが、薮は薄く、割と歩きやすい。やがて開けたところに出る。太い蔓が大量に絡まった木がある。小学校の頃は、これをターザンと呼んで遊んでいたっけ。大きなフキをかき分けていくと、シダが茂るはっきりとしたV字型の沢となり、水量も増えてちょっと暗くなる。さらに下ると、二股に出る。ほとんど何の見どころも面白味もない沢だが、この二股の付近だけは、沢床が岩盤になっている。ここから左に登れば1の沢で、大倉山に登れるが、とりあえず下まで下ってみることにする。ところどころに踏み跡があり、ほぼ平坦になってきくると、やがて見覚えのある発寒左股川との合流点に出た。
この地点は4月に比べると薮も濃いし、元気も出てきたので、(1)の沢を登ることにし、下って来た沢を逆戻り。沢沿いにかなりはっきり付いている踏み跡を、早足で駆け登る。先ほどの二股から右へ。少し行くと、また二股に出る。右に入ると、大倉山の西尾根上のP.300の西に出てしまうので、ここは左に入る。かなり深くはっきりしていた沢筋もやがて少し開けてくる。充電していなかったカメラのバッテリーが遂に切れて、写真が撮れなくなる。シダの薮を漕ぎ、次第に急になっていく斜面を木につかまりながら登り切ると、先ほど休んだ自然歩道のベンチのところに出た。
さて、ここで三角山の北尾根?の道を歩いたことがないのを思い出したので、行ってみることにする。自然歩道を北へ向かう。三角山には登らず、西側の斜面をトラバースしながら下っていく「哲学の道」?とかいう道をたどる。どこが哲学なのだろう?左前方にはGWに薮こぎしていった寺口山への尾根上のアンテナが見える。そして、こぶし平から北尾根へ。やがて左へ下る道があり、そちらから登ってくる人がいる。下に車が駐められているのが見える。みんなそちらへ下っているようだが、この先の尾根にも踏み跡があるようなので行ってみる。やがて尾根の末端、北一条宮の沢通り沿いに大きな看板が立つ地点に出るが、ここはコンクリート・ブロックの土手の上で、下るのが大変。土手の上を少し戻って、やっと琴似平和学園への道に出た。
ラッキー山の手店(旧・山の手ストア)まで歩いて買い物。ここは高校のすぐ隣にあって、よく山に行く前に買い出しをしたところ。山で納豆を食いたいという先輩に、「納豆はどれぐらいで腐るか?もともと腐っているから大丈夫じゃないのか?」と訊きに行かされたことがあった。
それからJRバスの琴似営業所に行き、2,3ヶ月前にバスの機械にひっかかってしまったカードを回収して帰途についた。
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