北高尾山稜・景信山・高尾山(日影バス停〜堂所山〜景信山〜小仏城山〜高尾山)


- GPS
- --:--
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,117m
- 下り
- 871m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
改札内の女子トイレは、個室が13個で全て洋式。荷物を置く棚もあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北高尾山稜の西からスタートは急な下りが多いので、雨の後数日は土が湿っていて危険かもしれません。 あと、北高尾山稜周辺は細道が多いので、道に飛び出た植物を避けて通る場合等、足元注意です。 |
写真
感想
やっと空に太陽が顔を出す日が増えてきました。もうすぐ梅雨明けですね。
それでも、次にどこかの山に行くために予定を空けておいた日はお天気が怪しいようなので(またか!)、急遽予定を早めて行くことに決めました。
今回は前にも行ったことのある場所ですが、ルートを変えて。
地図を見ていて、ここってどんな道なんだろう? と、ふと気になったのが、景信山〜小仏峠と小仏城山〜大垂水峠。
高尾周辺は自分の庭になるくらい歩き回ろうと決めたので、あまり使うことのなさそうなこれらの道には大変興味がありました。
あと、前に小仏行きのバスに乗ったとき、日影で沢山の登山者たちが降りて行ったので、日影からの山登りも気になっていました。
というこで、計画したルートは、日影〜景信山〜小仏峠〜小仏城山〜大垂水峠。
ここで、ふたつ前の日記のように、またしてもこの日記を訪れてくださった方々が日記のタイトルに疑問を感じることでしょう…。
当日は、晴れ。
朝、ホームの陽の当たらない場所で電車を待っていたのに、それだけで汗が流れ落ちてくる陽気。
ヤフーニュースを見てみると、今年一番の暑さになるそうな…。
二番目に早い小仏行きのバスは、今回はそこまで沢山の登山者たちで賑わいませんでした。
日影で降りたのも、え、私だけ!?
ひとりぼっちはなるべく避けたいのですが、ま、まあ、そういうこともあるのかな…。
しばらく山道ではない道が続くとのことですが、時間もあることだし下手にペース上げたりせず、写真でも撮りながらゆっくり行くことにしました。
梅林を通り抜け、沢沿いに道が続いていきます。
梅の時期に来たら綺麗なんだろうな…、それにしてもなかなか着かないな…、まあ私が遅いんだろうけど…、などと考え事をしながら歩いていると、進行方向に何か動くものが見えたような…!?
足を止め、目を凝らして見てみると、なんと、猿の親子です!(親×2、子×1)
子猿が親の背中に引っ付いていました! カワイイ…!
猿は目を合わせなければ害はないとは言いますが、食べ物取られる被害とかもあるみたいだし、絶対ではなさそう…ということで、来た道を少し戻り、熊鈴を装備。
しばらく熊鈴を意図的に鳴らし続けていたら、親子は木の上に逃げていなくなりましたが、いた場所を通過するとき、木の上から飛び掛かってきたらどうしよう…と、気が気じゃなかったです。
まあ、びびりすぎですね〜。そんなことには全くなりませんでした。
そのまま熊鈴を装備したまま歩いていると、今度は左の茂みから「ガサガサ!」という音が!?
下を見ると、黒く長く細い尻尾が茂みの中に逃げていくところでした。
トカゲにしては太くて長い尻尾だったので、へ、蛇かな…。
熊鈴は、何も熊を避けるためだけのものではないということをとてもよく思い知らされました。
そんなこんなで、結構歩いた頃、やっと景信山へと続く山道に着きました。
小仏の登山口からよりこっちからのほうがなんとなくキツくないイメージあったのですが、見上げると結構急ですね…。
急で細い登りがひたすら続き、ヒーヒー言いながら登っていくとやっと分岐が現れます。
狐塚峠という場所に出る道と、何の道標もない道。
地図を確認すると、狐塚峠は今回のルートの通過点ではないので、何の道標もないほうの道を歩きます。
山腹を歩き、しばらくすると裏返しになった道標が現れます。
どうもすぐ隣にも道があるみたいで、脇から道を逸れて道標の表を確認します。
隣の道はなんだかすごい舗装されてるけど、こんな道地図にあったっけ??
道標を見ると…。
景信山に向かってるはずなのに、なぜか八王子城山のほうが近く、更には景信山より堂所山や明王峠のほうが近いとな…??
何かおかしい…、と地図を確認するが、全く分からず…。(一応コンパスは持ってるのですが、使いこなせていないので、そのうち講習会のようなものに参加するつもりではいるのですが…)
しばらくボーゼンとしながらも、とりあえず、景信山方向に進んでいきます。
途中途中、広い場所に出てそこにあった道標を確認していくと、やっと自分の進んでいる道が明確になってきます。
ここ、北高尾山稜だ…(汗)。
そして、ある仮説が浮かび上がりました。
景信山へ進む山道に入る、ひとつ手前の道に入ってしまったのではないかと。
そう考えると、多少不明確な部分はありますが、私の歩いてきたルートと地図がかなり一致する気がします。
自分の現在位置が判明して一先ず安心ですが、地図のコースタイムを見たところ、私の足だとこれから7時間以上はかかりそう…?
コースタイム3:25+2〜3時間オーバーのルートを行くはずだったので、次の日早番だし、仕事に支障が出るのではないかと違う不安を抱きました。
ひょんなことから歩くことになった北高尾山稜は、展望は木々の間からちょこっと見えるくらいでした。
道の状態は、登ったり下ったりを繰り返し、急な斜面があると思えば平坦な道に出たり、細道や林道もあってバリエーション豊富。
「高尾」という名がついていてもマニアックなルートなのか、途中、人とは3人くらいしか出会いませんでした。
展望より、静かな山歩きを長く楽しみたい人にはお勧めなルートなのではないでしょうか。
ただ、雨が降った後などは危険かもしれません…。
最近雨が降らない日が続いていましたが、それでも土が湿っていて一回下りで尻餅つきましたから。
あと、蜘蛛の巣が半端なく、何度も引っ掛かりました。
東の方角から来たのはその日私が初めてだったからとかなのかな??
ちなみに、東からだと急な登りが多かったので、西からだと急な下りが多いわけですね。
関場峠あたりからお腹がグーグー言うようになりましたが、休めそうな場所もないし行動食を出す気にもなれなかったので、腰ベルトのポケットに仕込んでおいた飴ちゃんで我慢。
堂所山でご飯食べてたおじさんと二言三言話したときもグーグー言ってて恥ずかしかった…。
堂所山を下り、やがて、明王峠〜景信山への途中道に辿り着きます。
前にも通ったことのある、あの、アップダウンの少ない道です、やったー! 生還した!
まだ街まで下りてないし山だから何が起こるか分からないのですが、通ったことのある道に出ただけでかなり安堵しました…。
このあたりからすれ違う人も増えてきたので、精神的にもかなり楽に。
足の疲れもかなり溜まってきたことだしお腹空いたし、景信山までは全てまき道を通らせていただきました。
景信山山頂に着くと、この日はこの間来たときよりかなり展望が良かったです。
富士山を捜す精神的余裕はなかったので、この日、富士山が見えたのかどうかは分かりません…。
ここでやっとご飯!
景信山から小仏峠への道のりは、登りは分かりませんが、下りはかなり楽でした。
下りが苦手な私でもすいすい行けました。
でも、展望が良かったので、どちらかと言うと登りに使ったほうが景色が開けたときの感動は大きいかもしれません。
来るまではあまり使わなそうな道と思っていましたが、何人かの方とすれ違ったし、寧ろ景信山への道のりでよく使われていそうに感じました。
当初の予定だと、この後は小仏城山から大垂水峠を予定していましたが、疲れ果てた体で使ったことのない道を、しかも苦手な下りを行くのは精神的に辛く…(もし急な道だったりでもしたら…、と考えて)、結局、体力と時間を余計に使ってもいいので、安全度も高く人も沢山いそうな小仏城山から高尾山方面に下山することにしました。
小仏城山からだと下り階段が多くて、前来たときは普段痛めないはずのふくらはぎをやられたので、焦らずゆっくり歩いていきます。
とはいえ、やっぱり早く下山したかったので、勿体ないと思いつつも、一丁平やもみじ台、高尾山山頂もスルーして1号線に入り、ケーブルカーを使うことにしました。
夕方になり、がら〜んとした薬王院では撮影好きのテンションが上がり、しばらく疲れも忘れて独り占め撮影会に浸ってしまいました。
人がほとんどいなかったので撮り放題でした!
本当はもっと沢山撮りたかったのですが、体が悲鳴をあげていたので腹八分目にして自重。
昼間、この辺りはお店が沢山出てるみたいで、ちょっと楽しそうですね。
かなり前にも来たことあるはずなんですが、ほとんど覚えてないんですよね…。
それと、高尾のケーブルカーは日本一の急勾配だったんですね〜。知らなかった!(こっちも前に乗ったはず…)
そういえば、帰りの電車を乗り継いでいるとき、ふと空を見ると夕焼けが半端なく綺麗でした。
でも、金時山のときと同じパターンで、目の前に素晴らしい景色が広がっていたのにすでにカメラはリュックの中。
その時の私には一度しまってしまったカメラを取り出す気力はなく、写真は撮らなかったのですが、今思えば勿体なかったかも…。
金時山のときと違って、電車を1、2本見送ればよかっただけですからね…。
家に帰るまでが遠足なので、これからは、下山してカメラをしまったとしても、なるべくすぐ出せる状態にしておこうと思います。
道間違いの答え合わせは、画像アップしておきますね。
仮説は間違いで、景信山へと続く分岐には確かに着いてはいたようですが、左に行くところをなぜか右だと思い込んでいたようです(汗)。
半月山のときも思い込みで大変な目に遭ったし、もう、自分のことを常に疑いながら山登りしたほうがいいですね(大汗)。
コンパスがどうとかいう以前の話ですよ…。当然、家族にも怒られました…。
さて、恒例の筋肉痛は、前々回、景信山〜陣馬山に行ったときの筋肉痛より少し辛いくらい。
仕事及び私生活に支障が出るレベルではなかったけど、もう少し痛くないといいかな〜。
今回行けなかったルートと北高尾山稜横断はまたいつか…!
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