果無山脈 安堵山・冷水山

2023年11月22日(水) [日帰り]

• GPS: 09:24
• 距離: 19.1km
• 登り: 1,212m
• 下り: 1,210m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:42
• 休憩: 0:42
• 合計: 9:24

6:55 ヤマセミ温泉
9:07 9:08 和田森
10:33 10:33 安堵山
11:36 11:36 黒尾山
12:06 12:43 冷水山
13:12 13:14 黒尾山
14:41 14:43 和田森
16:19 ヤマセミ温泉

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

ヤマセミ温泉バス停の後ろの広い平坦地に止めさせていただきました。ただし、敷地の所有者や用途が分かりませんでしたので問題ありだったかも知れません。

コース状況／危険箇所等

全体的に踏み跡も明瞭で危険個所もありませんでした。
ただ、帰りで登山口手前のつづら折りの道を下って行くときに道を見失いました。すぐに復帰しましたが、つづら折りを折り返すときに直進してしまったのだろうと思います。

写真

11/22 6:55

午前6時55分にヤマセミ温泉バス停を出発。標高は約450m。

11/22 7:06

車道を進んで小森の集落を行く。奥の方には無人と思われる家もあった。

11/22 7:15

バス停から20分ほどで登山口に着く。標高は約540m。

11/22 7:16

登山口の道標。和田ノ森まで3．3km。標高差は500mほどです。

11/22 7:21

獣除けネットのゲートを開けて登山道に入って行く。もちろん入ったあとは閉めておきます。
登山口から緩急織り交ぜた急登がP991まで続きます。

11/22 7:59

午前8時ごろ。標高780mほどのところ。朝日が差しこんで明るくなってきました。

11/22 8:20

急登を続けて午前8時20分に兵生越分岐に到着。標高は約850m。だいぶ登ってきました。

11/22 8:25

分岐から少し登って行くと光が差し込む明るいところがありました。何か展望が期待できそう。

11/22 8:27

今日初めて見る遠くの眺めです。南側の大塔山や法師山です。そのうち登ってみよう。

11/22 8:37

少し登って振り返ると、木々の格子の隙間から遠くの山々が見えます。このような眺めもなかなか良い。

11/22 8:45

午前8時45分にP991。急登もとりあえずここまで。

11/22 9:02

自然林に囲まれた平坦な道の先に・・・。

11/22 9:02

和田ノ森がありました。午前9時着です。5分ほど休んでから先に進みます。

11/22 9:07

名残りの紅葉も所々に・・・。

11/22 9:09

5分ほどで林道出会です。ここからしばらく林道と並行して行きます。林道を歩いた方が疲れも少ないのですが、往路は稜線上の登山道を行きます。

11/22 9:22

すぐ左に林道が続いています。

11/22 9:39

やがて林道は左に離れて行き、落ち葉が積もる歩きにくい急登が始まります。P1145（地理院地図には記載なし）への100m足らずの登りです。

11/22 10:00

我慢して登り続けると前方の木が疎らになってきました。

11/22 9:45

どうやら伐採跡のようで、素晴らしい眺めが広がっています。右手遠くに見えるのは大峰山脈。以下望遠で。

11/22 9:48

右に一際高い笠捨山。左に地蔵岳、東屋岳が続く。東屋岳からは手前右に折れて香精山へ。東屋岳の左後方には行仙岳。さらに稜線を辿ると転法輪岳。俱利伽羅岳は転法輪岳の手前に重なる。

11/22 9:48

右端に転法輪岳、左端に地蔵岳（子守岳）。その間は八人山の大きな山並み。中央の最も高いのが南かな。西八人山の左奥に山頂部が見えている山は大台の日出ヶ岳と思われます。

11/22 9:49

右から、地蔵岳（子守岳）、奥守岳、天狗山、蘇獏岳、大日岳、そして一際高い釈迦ヶ岳。釈迦ヶ岳の左には仏生嶽、楊枝ノ森が続く。

11/22 9:50

楊枝ノ森から五鈷峰を経て八経ヶ岳、弥山。明星ヶ岳は八経ヶ岳の手前に重なる。五鈷峰の右手前に七面山東峰の岩壁が見えています。

11/22 10:07

北の奥高野方面には目立つ山は少なく、護摩壇山がそれと分かる程度でした。

11/22 10:00

今回の山行の目的の一つとしていた大峰山脈の眺めを堪能することが出来て言うことなしです。
カメラを収めてからP1145に向かいます。

11/22 10:02

P1145付近から安堵山を眺める。一番奥のピークのようです。
稜線直下に林道が続いている。状況によっては帰りに利用させて貰おう。

11/22 10:08

P1145から下って行きます。

11/22 10:12

下ったあとは登り返して行きます。

11/22 10:33

小さなピークを二つ越えて午前10時30分に安堵山に着きました。5分ほど休んでから先に進みます。

11/22 10:38

安堵山から緩く下って行きます。

11/22 10:51

小さなピークを越えて下って行くと林道に合流しました。和田ノ森近くからP1145や安堵山の山腹を巻いて来た道です。

11/22 10:53

少し行くと龍神本宮林道に合流しました。今は通行可能なのだろうか。 いつかこの道を利用する時が来るかも・・・。

11/22 10:55

合流点から車道を少し行くと展望台がありました。南の眺めが良いところです。
大塔山や法師山がよく見えます。その後ろは太平洋ですが、今日は低い雲が広がっているようです。

11/22 10:56

少し拡大して大塔山と法師山。大塔山の右手前に野竹法師山とゴンニャク山。何か謂れがありそうな山名です。

11/22 10:56

法師山の右には百間山や三ツ森山、半作嶺が続く。半作嶺は或るところから眺めると上を向いて寝ている女の人の横顔に見えるらしいです。

11/22 10:59

越えてきた安堵山。山腹を巻くのは龍神本宮林道。

11/22 11:08

展望台からP1222までは約90mの登りです。疲れも出てきてなかなかしんどいです。

11/22 11:20

午前11時20分にP1222。

11/22 11:21

P1222から黒尾山までは比較的起伏が少なく、ブナ林の中の雰囲気の良い道です。大塔山などを眺めながら進んで行きます。

11/22 11:29

黒尾山直下は広い尾根道です。

11/22 11:36

30mほど登って午前11時35分に黒尾山。短い登りでしたが長く感じました。

11/22 11:38

ようやく見えてきた冷水山を眺めながら下って行きます。

11/22 11:53

下ったあとは登り返しです。何回繰り返したことか。

11/22 11:56

ようやくついたと思ったら手前のピークでした。

11/22 12:02

いよいよ本当に最後の登りです。

11/22 12:05

山頂が見えてきました。焦らずにゆっくりと。

11/22 12:24

午前12時5分に冷水山に到着しました。何はともあれ、お腹が空いたのでお昼ごはんです。

11/22 12:25

一息ついたところで山岳展望開始。まずは北の奥高野方面。個性的な山は少なく、護摩壇山や伯母子岳がようやく分かる程度です。

11/22 12:35

護摩壇山。ごまさんタワーも見えます。

11/22 12:34

伯母子岳と思います。

11/22 12:26

北東には大峰山脈。南奥駈の方はあまり見えていない。

11/22 12:37

八経ヶ岳から五鈷峰、楊枝ヶ森にかけての山々。五鈷峰の手前に七面山。

11/22 12:37

仏生嶽と釈迦ヶ岳。右端に大日岳。釈迦ヶ岳の左手前に古田ノ森。

11/22 12:27

南は大塔山方面。背後は太平洋が広がるが、今日は低い雲に覆われているようです。

11/22 12:27

大塔山

11/22 12:28

法師山

11/22 12:28

百間山、三ツ森山、半作嶺。

11/22 12:47

疲れも少しは取れたところで午前12時45分に下山開始。

11/22 12:59

15分ほど下って行くと黒尾山が見えました。山腹を龍神本宮林道が横切っています。冷水山山頂から林道へ下る道があったが、林道も登り勾配のようであまりメリットはない気がする。

11/22 13:09

黒尾山に登って行きます。

11/22 13:13

冷水山を振り返る。

11/22 13:14

午後1時15分に黒尾山。

11/22 13:17

黒尾山を下って行きます。このあたりの尾根は広々としていていい雰囲気です。

11/22 13:20

稜線上の道もいい。

11/22 13:29

ブナの大木も多いです。

11/22 13:42

P1222を過ぎて緩く下って行き、午後1時40分に展望台まで戻ってきました。

11/22 13:40

南側の最後の大展望です。

11/22 13:42

P1222方面を振り返る。

11/22 13:43

行く手に安堵山。これからあの山を越えて行くと駐車地に戻るのは少し遅くなりそうなので、帰りは時間短縮のために林道を行くことに。

11/22 14:00

展望台の先の小ピーク（P1160）を越えたあとは林道を戻って行来ます。林道は緩い下りがほぼ一定の勾配で続く。起伏の多い稜線上を歩くのに比べて格段に楽です。

11/22 14:08

のんびりと歩ける林道から見るこう言う眺めもなかなかいいです。

11/22 14:09

往路で大峰山脈を眺めたピーク（P1145）を巻いて行きます。

11/22 14:12

林道からも遠くが眺められます。これは北の奥高野方面。

11/22 14:16

大峰山脈の見納めです。

11/22 14:25

P1145の山腹を巻いたあと登山道に合流します。

11/22 14:29

和田ノ森の手前まで登山道と並行して進んで行きます。 このような比較的平坦なところでも登山道には小さな起伏が幾つもあります。

11/22 14:33

名残りの紅葉です。

11/22 14:42

和田ノ森近くの合流点まで来ました。ここから登山道に戻ります。林道を歩くことによりおそらく30分以上は短縮できたと思います。

11/22 14:47

緩く登って午後2時45分に和田ノ森に戻る。ここでエネルギーを補給し、少し休憩してから午後2時55分に出発。

11/22 15:13

P991から急降下して行きます。

11/22 15:21

途中の黄葉。

11/22 15:23

兵生越分岐を午後3時25分に通過。

11/22 15:44

さらに下って行きます。

11/22 16:02

途中で少し迷ったが、果無越登山口には無事午後4時に到着。なんとか明るいうちに戻って来ることが出来ました。

11/22 16:19

あとは車道をのんびりと歩いて駐車地には午後4持20分に戻りました。
駐車地を午後4持40分に発ち、往路を戻って帰宅は午後8時前でした。

撮影機器：

EOS Kiss X4 CANON

iPhone XS Max 64GB SIMフリー Apple

感想

yamaaruki108

今回は10月に大峯の五大尊岳に登った時に眺めて興味が引かれた果無山脈に行くことにした。果無とは悠久の大自然を連想するいい山名ですが、実はもっと身近な昔話に由来するそうです。
この東西に長い山脈を一気に縦走するにはアプローチが不便な山中で1泊する必要があります。したがって私は数回に分けて行くことにして、今回は西側にある主峰の冷水山に登ることにしました。
少し長時間、長距離の山行だったが、好天に恵まれて計画通り山頂を踏むことができた上に大峰山脈などの山々の展望を恣にできたのは幸いだった。そして奥深い山を登って今日も無事戻って来ることが出来たことが何よりのことだと思いました。