西表島横断



- GPS
- 11:54
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 478m
- 下り
- 466m
コースタイム
- 山行
- 10:15
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 11:52
天候 | 曇り時々雨 気温30℃ 無風 行動中は汗がとまらないほどのサウナ状態 *カタダインを持参していたのでこまめに水分補給できた |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
船
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ウエット ぬかるみ 増水 渡渉 遡上 高巻き |
その他周辺情報 | 横断はエスケープなしのため行動時間に注意 |
写真
感想
西表島横断旅
・事前準備
①ルート計画
軍艦岩→マヤクスグの滝→大富口→大原港
山行予定時間:9時間
②登山届
アプリを使ってweb提出
駐在所で受付みたいな情報がありましたが道すがらの上原駐在所では受付していなかったので注意
③入林届
登山届とは別に森林管理署に届出が必要
フォーマットを郵送かメールで送付
④装備
ヘッドライト レインウエア 傘 テント
バーナー コッヘル 食料 行動食 非常食
沢靴 軍手 カタダイン(浄水器)
ヒルよけ 虫よけ 皮膚薬 ファーストエイド
・アプローチ
上原港🥾→星の砂キャンプ場(泊)🥾→
浦内川🛥️→軍艦岩
🛥️8:00発のチャーター便利用 *要予約
2名19,000円也
内訳:チャーター料10,000円 運賃3,000円/人
チャーターは3名からのようで3名分の運賃を徴収されている模様🙄
通り抜けの登山計画のため迎えの便はなし
クルーズの利用客がいれば運航あるが確定ではない
・山行
①ルート
基本的に明瞭
他の山行と同じようにピンクテープや木標を確認しながら進む
たまに見失うこともあるがその都度5m程度の範囲内で周辺を目視やGPSと合わせて探索を行えばルート迷いは防げる
②地面状況(フェルトタイプの沢靴使用)
前日に大雨注意報程度の降雨あり
粘土質の地面はスリップするものと思って足を置く
谷側に角度のついた登山道は滑落に要注意⚠️
岩場や落葉の地面は特に問題なし
ぬかるみ部分は足場を選びながら進めばくるぶしより沈む場所はほぼなかった
渡渉はイタチキ川出合は通常渡渉すると思われるルートは水没し、増水と流れも速かったので30mほど遡上し、ポイントを見極め渡渉
それ以外の渡渉は特に問題なし
マヤクスグの滝も登山計画に入れていたが状況から断念し、引き返すことも頭に過ったが船が運航する確証もないこととイタチキ川出合を通過後は時間をかければ難易度が高いルートはないと判断したため通り抜けを決行
③害虫関係
ヤマビル
楽園かってほど多数
100匹は取り憑いていたような感覚👻
幸いヒルよけと虫よけで対応していたので噛まれたのは手首だけで甘噛みの段階で対処したのでほぼほぼ無害
ムカデ
2回見ただけで問題なし
ハブ
1回見た🐍
妻が見つけたw
草カゲからトグロ巻いて臨戦体制だったが迂回して対処
手をついたり、木などを掴むときには何か居ないか確認していれば問題なし
④総評
まず持ってアウトプットされる累積標高があてにならないくらいの細かいアップダウンがある
定性的な表現となるが体力度は北アルプス奥穂-西穂にも引けをとらないコンディションであった⛰️⛰️
日取り的に梅雨入りに伴う前日の降雨と川の増水、ぬかるみによるスリップの危険性など人が立ち入るにはなかなかのデバフがかかった状態、こんな日に入るヤツらは私たちのパーティのみで事実、誰とも会うことはなかった
*山行中に危険と判断して折り返したとしても他の観光客がいなければ浦内川の船は来ないのでヒルなどの生物がウヨウヨいる環境化でビバークする羽目になっていた確率は高い
そんな思いからマヤクスグの滝はパスし、横断を決行したがペースも上がらず大富口登山口に着く頃に大原港から石垣島に渡る高速船の出航時間となってしまった
登山口から林道を使い麓に向かう行程はビバークポイントはみつかってないもののメンタル、フィジカル的にも2人とも余裕があったので日が暮れていくのは問題なかった
途中、仲間川が一望できる展望台でこの日初めてとなる休憩を入れる
出発して10時間以上経過して安心して腰をかけることができ、沢用の装備を解くことができた
本来であれば石垣島に戻り、予約をしていた宿泊施設に泊まる予定であったが間に合わないことが確定しているのでスマホの電波が入った時点でキャンセルの連絡を取った。
元々20時までにはチェックインで予約をしていたが当日の数時間前にキャンセルは心苦しかった。
施設の方にはトラブルの経緯と払い込んでいる宿泊代はこちらに非があるのでキャンセルであることが伝われば良かった
が…状況を察した施設の方から明日、石垣島に滞在しているのであれば宿泊をスライドして下さるとサプライズ提案😳
私たちは滞在する予定だったのでお言葉に甘えることにした
そんな人の優しさに触れながらも私たちの山行は続き、辺りには林道と立派な墓地やサトウキビ畑を真っ暗なか、集落にたどり着いた時、ぽつんと灯のついたお宅の庭先でBBQをされている方に声をかけられた
🧑🏻🦰どこから来たの?
🧔🏻♂️(私)山から降りてきました
🧑🏻🦰どこまで行きますか?
🧔🏻♂️港の方まで行きます
🧑🏻🦰泊まる所や食べ物はありますか
🧔🏻♂️泊まるところはまだ決まってませんが(テントもあるし)適当に一夜を過ごし、食料もあります
🧑🏻🦰ご飯だけでも食べていきなさい
🧔🏻♂️…ありがとうございます
🧑🏻🦰シャワー浴びていきなさい
🧔🏻♂️ありがとうございます😭
🧑🏻🦰泊まっていきなさい
🧔🏻♂️ありがとうございまふ😂
またしても人の優しさに触れることとなりました☺️
🍺まで提供していただき図々しくも甘えてしまうと、この日こと時を迎えることになった経緯や迎えて下さった家族の方々の話に花が咲き、ひと段落つくと一気に疲労が訪れ眠りにつくことになった
登山歴10年以上やけど民家泊は初めてで登山で得る経験よりも大切なものに触れることができた山行となりました
一緒についてきてくれた妻にも感謝🤗
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