櫛ヶ峯[猿倉温泉〜旧県道ルート]
- GPS
- 09:50
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 792m
- 下り
- 790m
コースタイム
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 9:43
天候 | 出発時:霧雨 山行中:曇りでガス |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山ポスト・登山口駐車場の建物に有り トイレ・・・登山口駐車場の建物に有り ※コース上にはありませんので注意 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山道の状況】 藪漕、枝張、泥濘、鎖場、ガレ、洗掘、流水、壊木道、急登、等々 悪路を長距離で満喫できるコースとなっております。 ※雨後は特に充実、お勧めです。 ヘルメット、長靴(可能ならスパイク付き)の装備が有効。 ルートは熊に注意。 ・特に黄瀬萢を過ぎると笹が登山道に張り出し、笹をかき分けながら歩く事になります(3年前より酷い状態) ・櫛ケ峯への登りは最初は草付ですが、偽ピークから笹になります。それと洗掘が進み掘れてしかも滑り、しかも登山道が草や笹は登山道に被さり見えません(3年前より酷い状態) 【水場】 登山口から3時間弱のあたりにある「松次郎清水」 |
その他周辺情報 | 【注意!】猿倉岳・駒ヶ峰の登山道は、荒廃し笹が伸び放題ですので通行不可です。 【立ち寄り湯】 酸ヶ湯温泉 猿倉温泉は、登山者は敬遠される可能性大です。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック
帽子
ヘルメット
サングラス
グローブ
長靴(ピンソール)
レインウェア
ナイフ
カメラ
ヘッドランプ
予備電池
GPS/コンパス/地形図/計画書
ファーストエイドキット
スマホ
昼食
行動食
飲料
熊除ベル&ホイッスル
熊対策スプレー
防虫対策
タオル/着替等
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感想
旧県道と言われている南八甲田の登山道歩き。
ここは環境省、自然保護団体、山岳会との想いが絡まりながらも、雄大な自然を残す興味深い山域ではないでしょうか。
この数年、旧県道に限り環境省により笹の刈り払いが行われているので、だいぶ歩きやすくなった様に思いましたが、黄瀬萢を過ぎると根曲がり竹が登山道に被さり、30分ほどやや薮漕ぎ状態になります。
それは3年前に来た時より少しばかり被さり方が酷くなったかな?と感じました。
そして櫛ケ峯への登りは、刈り払いもほとんど手付かずなのでしょう。滑るうえ掘れている登山道に草付や笹が被さりほとんど見えない状態です。なので、登りはいいとして、下りはかなり足元に注意を払わなければなりません。
この日は、雨上がりで特に登山道が湿っていたので、滑りまくっていました。
それに加え、川の様になり水浸しだった登山道も、晴れの日が続いていればもう少し快適に歩きやすく気分もいいので、初挑戦の会員にはとても気の毒な想いをさせてしまいました。
それでも数年経ったら、晴れた日にまた来てみたいと言ってくれたので、私としては安堵しました。
前日の雨でルートは川と化しているところ多数。
加えて、霧雨で草木が濡れているため入山すぐにビショビショ蒸シ蒸シ歩行。
黃瀬萢周辺からは笹のトンネルを掻き分けながらの歩行と足元が見えず洗掘された登山道で何度かスリップ、ヘロヘロになりながらもようやく山頂へ辿り着きました。
天気さえ良ければ途中の湿原や湖沼、山頂からの十和田湖や周囲の眺望が期待できたと思います。
しかし、この日はガスガスで風が強く、動かずにいると体が冷えて来る天候でした。
特に山頂では寒さと風のため10分程度の滞在で長居せず下山となりました。
見どころはいっぱいで良いコースですが、距離が長い上にルートが厳しく当分の間はお腹いっぱいで辿りたくないコースになりました(笑
年を越して、初夏の花の季節、天気が良い日だったらもう一度辿りたくなるかも?
今日は筋肉痛で辛い状況です。
記事を見ると大変だったと思いました。ほんとうにご苦労様です。
でもさすがよく準備して歩いたんですね。朝5時出発、ヘルメット、長靴万全ですね。
私は2011年10月に歩きましたが黄瀬沼分岐を過ぎて竹藪トンネルが嫌になりUターンしました。このときは猿倉岳尾根道で挫折した後だったのでくたびれていましたが山の景色と高山植物を楽しむための代償としてこの難行苦行は大き過ぎて敗退です。下山時にハンディGPSは落すし、気を失うほど木に頭をぶつけて散々でした。
でもさすが櫛ヶ峯ですね。山頂では寒かったとは。下界は暑さでげんなりしていました。
この旧道ルート、悪路を整備することも必要ですが、車のための道路なのでずいぶん無駄な大回りが二ヵ所ほどありますね。折角すばらしい景色や高山植物など見られる山なので登山道を変更してくれないんでしょうか。誰か。
me_ga_ten さん、いつもコメントありがとうございます。
自分の場合、単独じゃ精神力を維持できないルート&距離だと実感しました。
仲間と行ったからこそ辿れたと思います。
しかし、その先に待っていた大自然の展開は言葉では伝えられないものを感じました。
ガスで眺望に乏しい中での実感ですが、櫛ヶ峯山頂から観る眼下の景色は大きいと感じました。晴れていれば十和田湖の御鼻部山に向けて延々と点在する湿原や黄瀬沼が間近に見えることを想像すると今度こそはと思う気持ちも芽生えそうです。
同行した仲間のcitrus先輩と歩きながらの会話で出てくるのはやはり既存登山道(猿倉温泉〜猿倉岳〜駒ヶ峯ルート)の整備、現行の旧道ルートの維持のありかたなどを話しながらの歩行に終始したような状況でした。
過剰な整備は求めていませんが・・・複雑です。
櫛ヶ峯は修行路ですよね。
だいぶ下草も生えて、春よりだいぶ悪そうですね。
秋遅くにもう一回行きたいところなんですが、いまいち気乗りしません。
oyama56 さん、コメントありがとうございます。
夏はどうしても下草が伸びて来るので大変です。
秋なら素晴らしい紅葉が観れるので最高ですが、日照時間が短いので足は遠のきます。
oyama56 さん、いつもコメントありがとうございます。
>櫛ヶ峯は修行路ですよね。
そうですね〜
岩木山の赤倉コースのように観音様があればもう少し飽きないかも知れませんね。
>秋遅くにもう一回行きたいところなんですが、いまいち気乗りしません。
秋遅くだと行動時間が厳しいところがありますね。
櫛ヶ峰までの場合、往復8時間程度は見たほうが良さそう、途中で暇を潰すと更に時間が掛かります。
我々も往路は休憩を大分控えて行動したので往路の写真がかなり少ないのが見て取れると思います。復路になって下山時の写真が殆どです。日が短い季節だと厳しそうです。秋分の季節頃ならまだいいかも知れませんね?
お疲れさまでした
櫛ケ峯までのこのコースはまだ挑戦したことがなかったのでとても参考になりました
雪のない時期に一度は行ってみたいと思っていました
かなりの悪路のようなので長靴のほうがいいのでしょうか?
次回の山行も楽しみにしています
shunponta さん、コメントありがとうございます。
僭越ながら質問のお返事を。
距離が長いので、本来ならば登山靴が望ましいと思います。
雨が続いた後は水溜まりやぬかるみが多いので長靴の方がいいでしょう。
それと熊が居ますので、熊対策の備えも充分に
shunponta さん、いつもコメントありがとうございます。
>長靴と登山靴どちらが良いか?
citrusさんが農作業的長靴。
bamboogoさんは登山靴にスパッツ。
自分は林業者用のスパイク底長靴。
自分の場合ですが雨上がりだったので長靴で良かったと思います。
スパイク底だったのでcitrusさんよりは転んでいません(笑
bamboogoさんはルートの前半から結構転んでました(笑
何れにしても一長一短的な部分はあると思います。
数日雨がない場合は登山靴の方が軽くて疲れないと思います。
雪解けの季節や雨上がりの場合は長靴の方が良いと思います。岩の角や折れた根曲がり竹で穴が空くようでは厳しいので長靴の場合は丈夫な物が良いと思います。
「コース状況/危険個所等・その他周辺状況」 の記載は現状をそのまま表現されており全く同感です。私個人としては青森県は観光立県を標ぼうしているのですから南八甲田をもう少し整備してくれれば県外から登山客が訪れて楽しんでくれると思ってます。現状登山道では(年1回くらい刈り払いしているとのことですが撫でているだけにしか見えません)県外の友人にはとてもお誘い、推薦できる山ではないと思ってます
私自身は南に登るたんびにもう来るもんか、と思いつつも年に1度は登ってますが・・。紅葉時の報告が楽しみです
fa1625さん、はじめまして
コメント頂きありがとうございます。
fa1625さんのように、毎年登っている方だと登山道が荒れていく様子を年ごとに感じるところでしょうか。
御鼻部山〜黃瀬萢間はどうなっているんでしょう?
もう歩けるようなルートでは無いでしょうね。
お役所は、南八甲田に人を入れたくないとの姿勢らしいですね。
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