巡礼の旅 出羽三山

過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
---|---|
ファイル |
非公開
6912.xls
計画書
(更新時刻:2013/07/09 13:55) |
写真
感想
hitomimiです。
初山形!出羽三山!
いや、本当にパーフェクトに素晴らしかったです。
山形、惚れました。
庄内は地産池消が基本で、山の幸、海の幸、フルーツ、お米、おそば、全てとても美味しい。巡礼の旅ですが同時に(予想外に)食の旅ともなりました。
山はとても神秘的。緑が深い。
出羽三山は、羽黒山、月山、湯殿山の3つの山。それぞれ現世、黄泉、復活を表すそうです。
この海の日は北アに単独で入り、上高地に下山して、地元から軽井沢に来ている家族と合流しようと考えてたのですが、ジム帰りにめーさんから出羽三山のお誘い。
海の日連休は単独始めと考えていたので、迷いに迷いましたが、今年は自分にとって1から仕切り直しの年。
月山は標高1984m。自分の生まれも1984年。8と4という数字は誕生日でもあるので好き。なんだか縁を感じ、一度黄泉の国へ行って復活するという意味のある信仰の山に行って身を清めるか!と行くことにしました。行ってよかった。
充実しすぎて書くとえらいことになりそうなのでかいつまんで。
でも長くなった。
●1日目 羽黒山
現世。最初に下る階段は地獄への階段だそう。
約2000もの石段に瓢箪やとっくりなどの彫り物が33個あるという。
33個見つけると何でも願いが叶い、18個以上見つけると大願成就。
しとしと雨の降る中、めーさんは右担当。私は左担当。
1つ1つの石段をくまなく石に穴があくんじゃないかというほど見ながら1つ1つの階段を登る。
最初はどんなものなのか全く分からなくて、見つからず、相当わからないんじゃん、とあきらめそうになったときにめーさんが一つ目の瓢箪を見つける。
そこから持ち直し2人して集中。
しとしと雨の降る中の霧がかった杉の並木も綺麗なのに無言で石段だけを見る。
結構長い階段だけど、いつの間にか山頂へ。
霧の中から神殿が見える。
祈祷をしており、この世とは思えない雰囲気にのまれる。
下りもものすごい集中力で石段を見つめながら下る。
途中のお茶屋さんでお餅とお抹茶。これまた美味。
羽黒にある国宝の五重塔あたりで、彫り物18個達成!!大願成就だー!と二人して喜ぶ。
その後も気を抜かずに最後まで探し続け、最終的には23個発見。
晩御飯もせっかくだから美味しいものを、と調べて電話しても予約でないと入れないお店が多かった。
ようやく見つけた鶴岡駅前のイタリアン。若いシェフでしたが、食材、味、センス、コスト、全てが素晴らしい。絶対鶴岡にいったらまた行く。
雨がすごかったので、テントからキャンプ場の常設テントへ変更。
めちゃめちゃ楽でした。
●2日目 月山
黄泉の世界。ここはお参り的な道でなく、普通に登山道。
でも白装束姿のお参りの方が多い。
雨風強く、もしかしてあきらめざるを得ないか?と思いながらひとまず車で行ける所まで行く。
駄目だったら駄目で仕方ないけど、なんとなく縁を感じる山。
歩くことが可能だったら雨でも行きたい、、、けど、登山だし。無理するわけにもいかないし。とぐるぐる葛藤。
準備して湿地帯を歩いてみて、行けそうだったので登山開始。
印象と違い、岩がごろごろしていて、山らしい土の道はほとんどない。
雪解け水と雨で、道は軽い沢状態。こんな中歩く人もあんまりいないだろうと思っていたけれども結構高齢の方も登ってる。みなさんお参りに来ている様子。
途中山小屋でコーヒーをいただき、雪渓もあり、無事山頂に到着。
山頂は神殿があり、これまた神秘的。
鳥居をくぐり、荷物を置いて、お祓いをする。そうして山頂の小さな境内に入り、お参り。狐とか犬ではなく、月山にはうさぎと鏡。
霧がかかって周囲が見えない中、神厳な雰囲気の中、祈祷が行われる。
羽黒山とも少し違うけど、魅かれる。
途中仲良くなったガイド登山のご一行と小屋にて食事を共にし(おにぎり、コーヒー、マンゴーもらった)下山。
下山も岩がごろごろしていて羽黒の彫り物探し同様、かなり集中しての下りでした。
下山後、昨日の晩御飯どころを探しているときに見つけた鶴岡駅前のフルーツ屋さん併設のカフェに向かう。
さくらんぼのタルト、ブルーベリーのタルト、紅茶を注文(・・・1人分)。
めちゃめちゃ美味しい!
さくらんぼってたまに食べるけど比較にならないくらい果肉も味もしっかりしていてびっくり。ちゃんとしたものってこんなに味が違うんだ。あまりに美味しかったので、実家にさくらんぼの詰め合わせを贈る。
その後は宿坊。これまた茅葺の屋根が素晴らしい。そこのおばさんも気持ちいい方ですごくいい。
とても広くて古いけど綺麗で畳も青い。お風呂に入り、精進料理。そんなに量がないように見えるけど、ゆっくり食べると本当におなかいっぱい。
羽黒、という冷酒を飲み、良い気分で部屋へ。寝れなくて徹夜3日目突入しそうだっためーさんがそっこーで布団に倒れる。買ったお土産とかニマニマ見たいねーお茶したいねーと話してたけど、ようやく寝れたようなので起こさず自分もそのまま布団へ。
●3日目 湯殿山
生まれ変わりの山。黄泉の国へ行ったので、ここで復活。
めーさんは4時に起き、私は5時半くらいに起き、昨日ご飯後にお茶しがてら食べようと買ったさくらんぼを朝6時から煎茶を淹れて食す。こんなに早いお茶の時間は初めてでした。
朝ごはんは7時から。これまた美味しかったです。この日のスケジュールを再度確認しつつ、酒田で海の幸を食べてから湯殿山に向かうことに。そのためお昼を予約していた精進料理をキャンセルすべく湯殿山へ電話をすると、なんと崖崩れで全面通行止めとのこと。
わぉ!めーさんの組んだ完璧なスケジュールが(涙)
めっちゃ雨降ってたけども・・・なんとまぁ。
とにかく酒田で海鮮食べて、お昼にまた電話で確認しようとまずは酒田へ。
ねぎとろ、赤身、中トロ、大トロぜーんぶ乗ったみんな丼がまた美味。デザートは鳥海高原のソフトクリーム。
で、湯殿山へ電話してみるもやはり通れないとのこと。
2人して後ろ髪をめちゃめちゃひかれつつ(黄泉の国にいるままだし)、今年中のリベンジを誓い、山形を後にする。
はまーさん
たくさんの情報をありがとうございます!!
おかげで楽しみすぎるくらい楽しめて山形大好きになりました!!
めーさん
本当に素敵な旅をありがとう!!!
たくさん調べてくれてありがとう!!!
いろんな話聞いてくれてありがとう!!!
引き続きいろんな情報交換しよう♪で、素敵な女性を目指しましょー
リベンジいつにするか決めるの忘れてた。今度決めよう!
<この連休で1人あたり食べたものリスト>
一日目 コンビニ朝ごはん、鶴岡で手打ちそば、羽黒山茶屋できなことあんのお餅、イタリアンで山形の野菜とお魚、珈琲とケーキ。
二日目 コンビニ朝ごはん、行動食、山小屋でコーヒー、カップラーメン、おにぎり、コーヒー、山形産さくらんぼとブルーベリータルト2つと紅茶、精進料理。
三日目 さくらんぼ1P、宿坊の朝ごはん、チラシ寿司風プリン、海鮮丼、刺身、ソフトクリーム、牛くし、玉こんにゃく、ずんだ餅、お菓子、宇都宮餃子。桃のケーキ半分こ。
ひとみ
びびっときて突、然行く!と決めた出羽三山。
昨年までいろいろあったので心機一転、
出羽三山で
生まれ変わるのだ!と意気込む。
とにかく
三山を今回の旅で効率的にまわるにはどうしたら良いか、試行錯誤。
まわる順番も決まっているので、
泊まる所などの場所もなかなか難しい問題だ。
ついでにはるばる山形まで行くのだから、
美味しいものを食べ尽くさなきゃ!と、欲張ってしまった。
事前に元山形住人のハマーさんにたくさんアドバイスを頂けたのが大きかった。
現地でしか手に入らない地図なども貸していただき、
大変参考になった。
計画を立てるのに普段使わない脳みそをフル回転させた。
二年連続、鳥海山へ冬には行っていたが
冬以外の季節にも鳥海山に登ってみたかったので、
今回はそちらも?と思ったが日程的に厳しかった。
鳥海山と酒田以外の山形には足を踏み入れた事がなかったが、
知人が山形を絶賛していた意味が今回の旅でよくわかった。
今回まわった鶴岡、庄内のことしかまだわからないが
町並みも素敵だし、
まず食材が豊富、果物天国!味が違う!濃厚なんです。
でも今回のいちばんのヒットは。。。羽黒山!
何といっても石段にある江戸時代の彫り物探し!
もうもうもう、これが私のツボにぐさぐさとささりました。
18個見つければ、願いが叶い33個見つけると大願がかなうという言い伝えらしい。
2246段のどこに?!
本当に一段も逃さず見ました。
2246段の石段は50分で登れるしいが、私たちがかかった時間は参拝時間もいれると、
往復なんと5時間!
日が暮れていました。
一つ見つかるときの感動は言葉に、いやヤマレコではあらわす事ができません。
もちろん、周りの人からは奇異の目で見られましたが気にしません。
見つかっても、検証からはいります。
なにせ江戸時代のもの。
うすいんです、彫りが。
二人の意見が合致しないと数にはいれられません。
途中の茶屋の人にほめられました。
よく見つけたと。
18個以上見つかったので、
ひとまず願い事は叶うでしょう。
それにしても、江戸時代の人達も同じように探していたのだと思うと
感慨深い。
あ〜、石段のネタだけでずっと書き続けられそうだがきりがないのでやめておこう。。
翌日の月山は普通に登山だが、
ずっと雨。
八合目まで上がるとさらに強風と霧。
でも山装備しっかりした登山者は入って行く。
分岐でしばらく考えたが行ってみる事に。
山道は三分の二は岩。
雨がずっと降っているので沢のようになってました。
行きも帰りも、数カ所ものすごい突風。
私でも飛ばされそうでした。
雪訓で習った台風姿勢にならざる得ませんでした。
雪も今年は多いらしく、入れないルートなどもあったようです。
私たちは雪渓が出てくるたびに、
なにかあっても二人しかいないしね、と地道に軽アイゼンを装着。
ガイド登山のご一行に、見守られながらの山頂。
山岳ガイドの方に大変よくして頂いて感謝感謝です。
最初から最後まで神秘的でマイナスイオンたっぷりで
何だかお肌の調子も良くなって帰ってきました。
最後の湯殿山が崖崩れで入れなっかたのが、
予定外で本当に残念でしたが、秋にもう一回行く口実ができたので
良しとします。
ひとみん、お疲れさまでした。
運転変わってくれてありがとね。
また行くときは、睡眠たっぷりで行きたいものです。
あのタルト、おいしいですよね。
小さい店なのに初見で見つけるとはさすが。
ぜひまた庄内にリベンジしてください!
やっぱりとっても楽しそう(>_<)
次回リベンジのときはぜひご一緒させてください!!
食べたものリストがすごいー!!(笑)
あのフルーツ屋さんのタルト最高でした!
若い方もひっきりなしにお店に来ていて人気っぷりがうかがえました★
はまーさんが山形押すのがとてもよくわかった旅でしたよ^^
リベンジ戦参加、ということは、、
これら食べてあるものリストは余裕でこなせるという認識でよろしいですね??笑
山形とっても良かったよ。
基本的にどこも地産地消スタンスだったり、歴史が絡んでいろんなものに由来があって本当に素敵なところでした。
私は毎年行きたくなったよ!次行こう!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する