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記録ID: 69435
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無雪期ピークハント/縦走
東北

「三岩岳」山開き

2010年06月27日(日) [日帰り]
 - 拍手
maruna その他4人
GPS
07:05
距離
10.1km
登り
1,157m
下り
1,152m

コースタイム

6:30 小豆温泉-6:55 渡渉地点-8:22 国体コース分岐-9:17 見晴台-10:08 避難小屋 10:48-11:59 国体コース分岐-13:15 国道352号-13:25 小豆温泉
天候 雨一時曇り
過去天気図(気象庁) 2010年06月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
 南会津町(旧伊南村)主催の「三岩岳(三ツ岩岳)」山開きが開催されました。

 梅雨前線が東進してきたため、昨夜から雨が降り始めました。大雨にはならないものの、雨一時曇りとの予想で現地に入りました。駐車場には50台以上の車が止まっていましたが、すでに出発した参加者もいるのか、集まっている参加者は数十名程度でした。
 登山届けを提出し、テープカットが行われ、いよいよ出発です。

 スノーシェッドの脇から登りはじめ、しばらくはスノーシェッドの上を歩いていきます。
 登山口取り付きの急な階段を上ると、沢沿いの登山道に出ます。20分ほど進むと沢を渡渉しますが、すでに水量が増し始めていました。

 渡渉地点を過ぎると、尾根伝いに登っていきます。最後は沢の頭を大きく巻くようにすすみ、国体ルートの合流地点がある鞍部に到着します。
 登りの時点では、下りも沢ルートを進むようにいわれたのですが、実際には増水のため渡渉箇所が水没し、国体コースを降りる下ることになりました。

 合流地点から1700m付近までは、急傾斜の尾根筋を登っていきます。登山道は沢のように水が流れ、非常に歩きづらい路面が続きます。1700m付近より残雪が多くなり、湿原上の雪田を登り切ると避難小屋に到着です。

 避難小屋より上はさらにガスが濃くなり視界が全くきかないとのこと。雨脚も強くなってきたこともあり、避難小屋から引き返すことにしました。

 尾根筋では、虫に悩まされました。雨の中大量のブヨがまとわりつき、防虫スプレーは全くききませんでした。
 主催者挨拶の後テープカットが行われました。雨が降っていたせいもあり、みんなテントやリアハッチの下に隠れて遠巻きに眺めていました。そのため、なんだか寂しいテープカットになりました。
2010年06月27日 06:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
6/27 6:22
 主催者挨拶の後テープカットが行われました。雨が降っていたせいもあり、みんなテントやリアハッチの下に隠れて遠巻きに眺めていました。そのため、なんだか寂しいテープカットになりました。
 小豆温泉と三岩岳の登山口との間にはスノーシェッドが架設されており、道路脇からスノーシェッドに上がっていきます。
2010年06月27日 06:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
6/27 6:30
 小豆温泉と三岩岳の登山口との間にはスノーシェッドが架設されており、道路脇からスノーシェッドに上がっていきます。
 スノーシェッドの上が歩けるとは思いませんでした。防水用のシールの上は雨で濡れて滑りやすいので気をつけて歩いていきました。
2010年06月27日 06:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
6/27 6:31
 スノーシェッドの上が歩けるとは思いませんでした。防水用のシールの上は雨で濡れて滑りやすいので気をつけて歩いていきました。
 登山口 スノーシェッドから登山道のある沢筋へは小さな尾根を越えていくため、取り付きには急な階段が掛けられています。
2010年06月27日 06:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
6/27 6:32
 登山口 スノーシェッドから登山道のある沢筋へは小さな尾根を越えていくため、取り付きには急な階段が掛けられています。
 階段を上りきると沢沿いの道に出ます。
2010年06月27日 06:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
6/27 6:42
 階段を上りきると沢沿いの道に出ます。
 20分ほど進むと渡渉地点に出ます。コンクリートの階段が設置されていますが、すでに水かさが増しており、渡るのにちょっとビビリます。
2010年06月27日 06:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
6/27 6:55
 20分ほど進むと渡渉地点に出ます。コンクリートの階段が設置されていますが、すでに水かさが増しており、渡るのにちょっとビビリます。
 沢を渡りきってしばらく沢沿いに進んだのち、尾根に向かって急な登に入ります。
2010年06月27日 06:56撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
6/27 6:56
 沢を渡りきってしばらく沢沿いに進んだのち、尾根に向かって急な登に入ります。
 雨が上がり近くの山々が見えてきましたが、上空は厚い雲で覆われており、好転の兆しはありません。
 とりあえず、蒸し風呂状態のレインウェアを脱ぐことができただけでも、気分が晴れできました。
2010年06月27日 08:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
6/27 8:05
 雨が上がり近くの山々が見えてきましたが、上空は厚い雲で覆われており、好転の兆しはありません。
 とりあえず、蒸し風呂状態のレインウェアを脱ぐことができただけでも、気分が晴れできました。
 合流地点手前 沢の頭を巻くように進んでいきます。
2010年06月27日 08:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
6/27 8:07
 合流地点手前 沢の頭を巻くように進んでいきます。
シラネアオイも雨に打たれてうなだれていました。
2010年06月27日 08:09撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
6/27 8:09
シラネアオイも雨に打たれてうなだれていました。
 国体ルート(尾根ルート)との合流地点。
 下山時のルート判断のため主催者スタッフが待機していましたが、雨とまとわりつくブヨに最後まで悩まされていたようです。
 本当にお疲れ様です。
2010年06月27日 08:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
6/27 8:22
 国体ルート(尾根ルート)との合流地点。
 下山時のルート判断のため主催者スタッフが待機していましたが、雨とまとわりつくブヨに最後まで悩まされていたようです。
 本当にお疲れ様です。
 1700m付近から比較的平坦になってきます。残雪も多く見られるようになりました。
2010年06月27日 09:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
6/27 9:51
 1700m付近から比較的平坦になってきます。残雪も多く見られるようになりました。
 避難小屋直下の雪田。 湿原の木道が一部見えていましたが、かなりの雪が残っています。ここを登り切ると避難小屋に到着します。
2010年06月27日 10:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
6/27 10:05
 避難小屋直下の雪田。 湿原の木道が一部見えていましたが、かなりの雪が残っています。ここを登り切ると避難小屋に到着します。
 1840m付近にある避難小屋。スタッフをはじめ10名程度で、さほど込んではいませんでした。
 スタッフから山頂付近の視界が非常に悪いこと、窓明山へのルートを閉鎖したことをきき、今日はここで引き返すことにしました。
2010年06月27日 10:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
6/27 10:08
 1840m付近にある避難小屋。スタッフをはじめ10名程度で、さほど込んではいませんでした。
 スタッフから山頂付近の視界が非常に悪いこと、窓明山へのルートを閉鎖したことをきき、今日はここで引き返すことにしました。
 記念撮影 一人ではめったに記念写真は撮らないのですが、ここはやはり記念写真でしょう。
2010年06月27日 10:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
6/27 10:39
 記念撮影 一人ではめったに記念写真は撮らないのですが、ここはやはり記念写真でしょう。
 イワナシ(岩梨・ツツジ科)

 ルート上ではマイヅルソウが群生していましたが、雨の中しゃがみ込んで撮影する気力がありませんでした。

 ほかに、ツバメオモト・サンカヨウ・イワウチワ・イワカガミ・ギンリョウソウなどが咲いていました。
2010年06月27日 11:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 700, Canon
6/27 11:05
 イワナシ(岩梨・ツツジ科)

 ルート上ではマイヅルソウが群生していましたが、雨の中しゃがみ込んで撮影する気力がありませんでした。

 ほかに、ツバメオモト・サンカヨウ・イワウチワ・イワカガミ・ギンリョウソウなどが咲いていました。
記念バッジ
2010年06月28日 15:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 930 IS, Canon
6/28 15:21
記念バッジ

感想

 今回は、登楽喜のメンバーに混じって参加しました。TTTNNの5人編成です。

 早朝2時半にいわきを出発し、途中船引三春ICでメンバー合流の後、白河中央ICから甲子トンネルを抜けるルートで現地に向かいました。

 スタート時点から上がる見込みのない雨の中を登り始めるのは、去年の甲斐駒・仙丈以来です。雨時々曇り、雨は降り続くものの、強い雨は続かないと予想していましたが、お昼前後からは思った以上の雨量になりました。

 避難小屋から引き返すことにしましたが、適切な判断だったと思います。
 前述の通り、帰りは国体コースを下ることになりました、急斜面が非常に滑りやすく、それだけでかなりの体力を消耗した感じがします。

 ブヨにも悩まされました。これだけ雨が降っているのに大量に飛び回っており、少しでも立ち止まると雨具の中にまで入ってきました。
 私の場合は、一番最初に口に飛び込んできたやつを飲み込んでしまったため、しばらくおそれて近寄ってこなかった?のですが、下山時には大量に集まってきて閉口しました。
 もっとも一番大変だったのは、チェックポイントで待機している主催者スタッフだったと思います。笹の葉で一生懸命追い払っていたのが、ちょっぴり滑稽でした (^_^)b

 小豆温泉に着いたときには合羽の中まで完全にぐっしょりと濡れていましたが、もらった割引券で温泉につかり、ノンアルコールビールですっかりリフレッシュして帰路につきました。

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