2泊3日・淀川登山口から宮之浦岳縦走
コースタイム
day2 06:30淀川小屋 - 08:00花ノ江河 - 11:45宮之浦岳 - 15:00新高塚小屋
day3 06:30新高塚小屋 - 08:00縄文杉 - 11:00楠川分岐 - 14:00白谷雲水峡
天候 | day1晴れのち曇り day2曇りのち雨 day3雨のち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
船 飛行機
復路:白谷雲水峡からバスで宮ノ浦へ 屋久島空港からJACで鹿児島へ ANAに乗り継ぎ羽田へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
シャクナゲは南部で5分咲き、北東部で8分咲きといったところでした。 平日でしたが淀川小屋はほぼ満員、新高塚小屋は廊下も入り口も人が寝てました。 道はよく整備されていて、降雨量の割には水はけが良いのかぬかるみも少なかったと思います。 今年の春から荒川口の車両乗入れ規制がはじまっており、日帰りで縄文杉に個人で行く場合はアプローチに注意が必要です。地元の人には大変評判が悪いようで、我々も下山後宿泊した尾の間の民宿の方にすすめられて下山口を荒川口から白谷に変更しました。 |
写真
感想
day1 はじめての野宿
羽田空港午前6時。
朝っぱらからあいにくの雨のなか、重そうなザックを背負った三十路女3人がANAの17番カウンター前に集まる。はじめまして。初対面のみかさんとるみちゃんは自己紹介もそこそこに、急いでチェックイン。
みかさんはこれが初めての本格的な山登りで、3日前に買ったばかりのミレーの30Lザックに夜中までかかってパッキングをしたという。仕事が立て込んでいたというるみちゃんは使い慣れた10年選手のドイター38Lに1週間前には詰め終わっていたという。私はドイターの35+10Lに女子道具を最大限に減らして食料パンパンに詰め込んで来た。それぞれ量ってみると、予想外に私が一番軽くて8キロ、るみちゃん10キロ、みかさん11キロ。みんないったい何が入ってるの?!
朝一番の鹿児島行きに乗ること1時間半、あっという間に九州の南端についてしまった。晴れていたのは空の上だけで、鹿児島も曇り空。空港からは路線バスで小一時間ほど揺られて、南埠頭へ。10時20分発のトッピーという高速船に乗り、種子島経由で屋久島の安房港まで2時間半。なかなかの長旅に、昨日まで仕事だった2人は熟睡の様子。
港に着いたら今度は登山口行きのバスに乗るため、バス停まで歩くこと10分。南国特有のむわ〜っとした空気にいきなりTシャツが背中にはりつく。乗換時間わずか20分の間にアウトドアショップで燃料のガスボンベを購入し、下山したあと使うレンタカーの手配をしなければならないため、2班に分かれてそれぞれ調達。地図片手に小走りしてギリギリセーフでバスに間に合い、ひと安心。我々以外に乗客がいないのをいい事に、おしゃべり&小腹を満たすおやつに夢中になること1時間。バスはどんどん高度を上げてまがりくねった道をひた走り、終点の紀元杉についた。うん、湿度は高いけど、さすがに標高1360mは涼しいや。
今日の行程ではここから登山口まで40分、そこから淀川小屋まで40分歩いて終わり。まずは重い荷物を背負ってコースタイムに対してどれぐらいのペースで歩けるのか、調子を見るにはほどよい距離。ちなみに今回使った登山地図の参考タイムは20kgの荷を背負った20代男子のペースを基準にしているらしい。不慣れな重い荷物と雨で足元が悪くなることから我々初心者パーティは2割増の時間がかかると読んでいたのだけど、幸い雨は降らなかった&なかなか根性があるメンツらしくなんとか標準タイムどおりに歩けた。
4時ちょっと前に淀川小屋に着いてみると、先客は15人ぐらいいたけれど無事カイコ棚の下段にスペースを確保することができた。中は薄暗いけれど案外しっかりした作りで割と清潔。明るいうちにエアマットを膨らませて寝袋の用意をして、寝間着に着替えてしまう。さて、それでは早速夕ご飯の準備にとりかかろうか。
テント場から小川に降りて鍋2コ満タンに水を汲む。今夜のメニューは
るみちゃん:ハヤシライス
みかさん:カップヌードル野菜味
わたし:餅入りカルビクッパ&エビ入りチャーハン
パーティなら分担してひとつの料理を作るもんだろうけど、そこは女子、それぞれバラバラに用意してシェアするのがバラエティあっていいでしょ。
すでに小屋のバルコニーにあるベンチとテーブルは先客で占拠されていたので、屋外のテント場で煮炊きする。みかさんが用意してくれたIKEAの子供用カトラリー&キッチンツールにルミちゃんのSnowPeakのガスストーブ、そしてジュウロウさんに借りたイワタニのコンロでオトナのおままごと開始。わーい楽しい。るみちゃんは尾西のアルファ米を持って来ていた。軽いし熱湯を注いで30分待つだけだしボリュームたっぷりだしいいねコレ。私は冷凍のを保冷バッグに入れて持参なので重いけど値段はこっちのが安いんだよね。食後はみかさんが持って来てくれた梅酒でほっと一息。そして無印のみかんゼリーで甘くしめくくってディナー終わり。
ごはんが終わってしまうと日も暮れてないのにすることがなくなり、周りにならって何となくシュラフに潜り込む。まだ7時前なのに寝息が聞こえて来る。こーんな早い時間に、眠れる訳ないじゃん。・・・1、2、3、ぐう。
day2 めざせ九州最高峰
ジリジリジリジリジリジリ。けたたましく鳴り響く目覚まし。ヘッドライトで腕時計を照らすと、3時だ。カサコソカサコソ、荷物を仕分ける音が聞こえて来る。あー、山小屋の朝だ。。。実はもう1時間も前から目が冴えちゃって、眠れない。そりゃ7時前に寝てりゃ当たり前か。それに加えて上段から、コロコロコロコロなにか小さな玉を転がす音がひっきりなしに聞こえて来るのも気になって。ネズミが運動会でもしてるんか?
8割方の人が5時前には出て行って、やっと小屋に静けさが戻る。横の2人はぐっすり寝ている。私はそろそろ起きてコーヒーでも飲みつつ、お弁当の用意と朝ご飯の支度をしようかな。お湯を沸かしていると、若い男の子が2人のそのそ起きだして来た。2人ともソロらしく別々にコンロを取り出している。挨拶をすると、1人は神経質そうな眼鏡の長髪クンで最新のギアで固めているテッキータイプ。もう1人は茶髪の放浪者風。テッキー君がソロにしては少々立派すぎる鍋を使っている理由を聞けば、本当は彼女と2人旅だったのに、歩き始めて15分であまりの荷物の重さに、「私には無理」と彼女がリタイアしてしまったからだとか!しぇ〜ご愁傷さま。放浪者君のほうはずいぶん小さなデイパックで旅してるのね、と感心すると、「いえいえこれは食材だけ入ってるんです、寝泊まりの道具は80Lザックに」と中から出て来る出て来る、大量の米にパスタにラーメンにマヨネーズ、ケチャップ、レトルトのたぐい。。。それだけあればあと1週間居られるね!とからかうと、「余ってもどうせ自転車旅行中なんで。ここから北海道まで行くつもりです」しぇ〜ご苦労さま。それにしても輪行中に登山なんてすごいなあ。基礎体力をつけるためのトレーニングを兼ねてるんですって。参りました。
この2人は私たち同じコースを逆にたどってきたらしい。つまり、おととい白谷雲水峡から出発して縄文杉を見て、昨日宮之浦岳のピークを踏んできて、今日淀川口に下山するという。昨日はだいぶ雨に降られたそうだ。そして我々が今夜泊まる予定の新高塚小屋は縦走路の交差点に位置する重要なロケーションにある割に小さいので、昼頃には定員いっぱいになってしまい、下手すると屋根の下で眠れず体育座りで朝まで過ごすハメになるという情報を得た。平日なのにもかかわらずだ。それで夜明け前に先を争ってみんな出発したのか。こりゃ大変。すぐ2人を起こして出発しなければ。
ハムとキュウリのサンドイッチとコーンスープの朝食をとっている間も、続々と登山者の団体が上がって来てびびる。わお、このヒトたちみんなライバル?!いや待てよ、荷物の小ささから見て日帰りのピストンだろう。。。そんな思惑が脳裏をよぎりつつ、爽やかに挨拶して我々もスマートに出発。朝7時、コースタイム7時間の始まりだ。
天下の晴れ女るみちゃんのおかげで、なんとか曇り時々晴れにとどまっている。1ヶ月に35日雨が降るといわれる屋久島でありがたいことだ。樹林帯を小一時間ほど登っていると、トーフ岩と呼ばれる丸い岩をナイフで4等分にスライスしたような高盤岳がよく見える展望台に出た。ヤクシマシャクナゲが見事に咲いている。シャクナゲといえば白か黄色を想像するのだけど、さすがここは南国、艶やかなピンクのつぼみにアイボリー色の花びらだ。宮ノ浦岳に来るならこの花の咲いている時期が一番だよ、と去年北アルプスの山小屋で会った九州出身のおじさんが教えてくれたっけ。みかさんは必死にケータイの電波を探してメールを打っている。心配している職場の仲間に無事を知らせているらしい。
もう少し歩くと、今度は湿原に出た。まるで日本庭園とでもいいたくなるような整った木立の美しさの中を澄み切った小川が流れ、尾瀬のような木道が通っている。ここは小花ノ江河。ほどなくして花ノ江河。ホーホケキョとうぐいすも歌う、いいところだな。
その後、道はだんだん険しくなる。大きな岩盤の上をロープを伝ってよじ登ったり降りたりする場面が出て来たり、胸突き八丁の急な登りの連続。うう、そろそろしんどい、と思ったところで急に空が開けて来る。どうやら森林限界に出たようだ。その名も投石平。平べったい大きな岩がゴロゴロして、周囲をぐるりと360度の眺望が開ける。歩いて来た道を振り返れば黒味岳、前には九州の高峰トップ1から7までがズラッと顔を並べる尾根が続いて、一番奥には私の憧れ永田岳、その手前に優しい山容の宮之浦岳が見えた!よし、ここで1本休憩だ。我々の後をぴったり歩いてる団体のガイドさんと少しおしゃべり。推定60代だけどかくしゃくとして元気でユーモアがあって親切なうえに、長靴ばき!このおじいさんガイドが休憩を終わる頃に、ザックカバーと雨具の装着をパーティに指示していた。これから一雨来るのかな。
そこからの稜線歩きは、私にとっては夢のような景色が広がってました。なだらかな笹原の上に一本道。ところどころ、花崗岩のオブジェが突出し、ミツバツツジやシャクナゲの白やピンクが新緑に混じって色を添える。遠くには、恐竜の背中みたいな永田岳。脇をチョロチョロと流れる湧き水を汲んで喉を潤せば、なんと美味しいことか。本当に、周囲100キロ余りの島にいるのが嘘のような、まさに洋上のアルプス。ワタシこんな道をいつまでもいつまでも歩いていたい〜。
そして最後の急登にさしかかったところで、霧が深くなって来た。ようやく昼前には宮之浦岳の山頂にたどり着いたけれど、下界の全ては雲の中。記念撮影をして、岩の上に腰を落ち着けておにぎり弁当を広げる頃には風が冷たくなってきた。屋久島はその標高のせいで、日本列島を縦に積み上げたような気候区分といわれていて、今まさに我々がいるところは北海道に相当する場所。ようやく花見をしようかという気温なのだ。海からの湿った風が山沿いにどんどん集まって、雨を降らす。そうして緑濃い水のしたたる山になるのだ。ポツポツきたな、と思っていたら、あっという間にどしゃぶり。結局そこから新高塚小屋までの2時間は降られっぱなし、さすがのゴアテックスも許容量を超えてすっかり頭からつま先までびっしょり濡れての到着。何とかカイコ棚の下段に3人分のスペースを確保し濡れた服を全て着替えてようやく人心地ついた。そうしている間もひっきりなしに登山者が到着し、とうとう廊下から入り口まで足の踏み場のないくらいびっしり寝袋が敷かれた。
夕食は無印のバターチキンカレー。おなかいっぱい食べて寝袋にくるまってもやっと午後4時にしかならない。さすがに眠れないので、暗くなるまでよもやま話に花を咲かせた金曜日の夜。。。
day3 もののけの森からの帰還
3日目も朝からしとしと。
本当は小屋の中で煮炊きは禁止なのに、皆さんとっとと寝袋を片付けて余裕でお湯湧かしてらっしゃる。朝晩は8度ぐらいまで冷えこむと聞いていたので寒さ対策をしてきたけど、定員の3割増ぐらいの人口密度のせいか逆に蒸して寝苦しかったぐらい。まあ雨露をしのげるところで横になれただけよしとするか。平日なんだけどな。。。
私たちの朝食は、パンケーキとコーヒー。小屋の中は薄暗いので、ティーライトを灯してキャンドルライトブレックファストだ。がんばってフライパン持って来て良かった元気が出たところで出発。新高塚小屋に棲んでいるヤクジカの花子にも挨拶。またな!
今日は縄文杉と白谷雲水峡という2大パワースポット(?)をめぐる行程で、ほぼ下りだけ&降りたら温泉が待っていることを励みに、小雨の中を歩き出す。ほどなくして、樹齢2000年以上と言われる大木が現れた。まだ朝7時過ぎとあって、誰もいない。一同、しばらく無言で立ちつくす。(・・・・・・特に何も感じず・・・霊感ゼロなワタシ・・・)ここからは有名な千年杉やらウィルソン株など見所満載、立派な木道が整備され混雑時の待避所まで設けられていて、島の最奥部とはいえ秘境感は抑えめ。ただし結構な勾配で、日帰りで下から上がって来る人々はしんどそう。時間が経つにつれてどんどん人の数が増え、すれ違うのも面倒くさいと思い始めた頃、トロッコ道に出た。
そこからは平坦な道をサクサク軽快に進む。誰にも会わないし、スタンド・バイ・ミー気分!ベン・E・キングの曲を口ずさみつつ楽しかったのもつかの間、歩いても歩いても見通しがきかない単調な線路歩きに精神的に疲れ始め、次第に不安が頭をもたげてくる。おかしいな。道間違えた?お腹もすいてきたので、休憩がてら地図をよくよく見直すと、私の読み間違えで、次の分岐まで3.7kmのところ1.4kmと勘違いしていたことが発覚。みんなゴメン!いや〜だけど方向間違えてたら切腹ものだったわ、と内心ホッとしたところでおやつをボリボリ。と、るみちゃんが軽く悲鳴をあげる。ん?な、なんとミカさんがチョコベーグルにガーリックバターをべっとり塗ってほおばっている衝撃的な姿がそこに。登山初心者の割にはケロッとした顔で歩くミカさんの秘密を見た気がした。いや〜今回、いつも食事の1時間後にはお腹をすかせて一番たくさん食べてたるみちゃんの代謝効率には驚いたけど、遭難して一番生き延びそうなのはミカさんに決定だな。エネルギー回復で歩けば、白谷への分岐はすぐそこだった
感心したのが、楠川分岐に設置されたバイオトイレ。なんでもブルーレット発売40周年記念で小林製薬が寄贈したらしいのだけど、おがくずのさわやかな香りと久々に見たウォシュレットで清潔このうえなし!島内最強!ここなら住めると思いましたワタシ。だって小屋のトイレひどすぎだもん。アフリカの劣悪なトイレ環境に匹敵するもの。60人収容の小屋に汲取式トイレ1個なんだから当たり前。話には聞いていたけど、これじゃ世界遺産が泣くわ。環境省も何とかセンターを無駄にいくつも作る前にトイレ何とかして欲しいわ。維持費かかるっていうなら入島料でも強制徴収してまわせばいいんだ。それかモンベルでもスノーピークでもいいからさ、トイレに名前付けて寄付してもらえ。環境プロジェクトとかいって途上国に支援してる場合じゃないぞ。(←自己矛盾)
さて、白谷まで峠をひとつクリアしたら、「もののけの森」に出た。木霊・・・いる?何だか3日間ずっと苔むす森を歩いて来たせいか、特に変わったかんじは受けない。それよりも、ふわふわしたスカート+ジーンズにコンバースのスニーカーでTシャツの下にかろうじてビニールらしきものを身につけて妖精のように歩いていた観光客?登山者?の姿にあんぐり。ガイドさんついてたんだけど、あの格好ってアリなのかなあ。
お化けが出ると評判のキジくさい白谷小屋で一休みのあと、いよいよ真っ白い霧に覆われた雲水峡へ。白龍のようにしぶきをあげてはねまわる滝と墨絵のような濡れた岩、大きく伸びたシダが印象的。本当はもっとゆっくり千年杉を見て回るコースもあったのだけど、我々は14時発のバスに乗るべくショートカットしてゴール。途中コケたりもしたけど、全員無事に降りて来れて良かった〜。
下界におりて、宮之浦の町でレンタカー屋へ直行、予約しておいた軽をピックアップして尾の間の温泉へレッツゴー!のはずだったのだけど、「前のお客さんの返却が遅れていて車がありません」だって。島時間だなあ。遅れること1時間、交渉により1割値引きしてもらって気を取り直す。急に羽が生えたような自由気ままさだわ。途中スーパーで酒とつまみを買って宿へ。どろんこの私たちを優しく迎えてくれた美人の若女将、気を利かせてバルコニーからのエントリーを案内してくれた上に、「先に温泉行きます?」とタオルとシャンプー&石鹸セットを持たせてくれた。文明社会万歳。
尾ノ間温泉は、入場料たったの200円。創業は大正時代ということで建物も古いけどしっかりしていてなかなか立派。お湯は単純硫黄泉ということでかなりとろみのあるタイプ。夕方の地元民お風呂ラッシュアワーにぶちあたり、人間観察できた。本当に年寄りから子供まで、毎日ここのお湯を使ってるみたいで、井戸端会議がくりひろげられていて、「今日はぬるめだよ」と私たちに教えてくれたおばあの顔は満ち足りて自慢気だ。こういう、地元の人に大切にされている温泉が一番好きだ。疲れが一気に溶解していく。。。
宿に戻ると、すぐ食事に呼ばれた。ミカさん、キュートなフランス人の男の子に給仕されハートを射抜かれた。宿の主人もおかみも英語を話し、ワーホリに来る外国人を受入れたりロンリープラネットに掲載されて客の2割が外国人と国際的な民宿。建てものやお庭のつくりも純和風ながらモダンでセンスが良い。失礼だけど、これは外地から来た人が経営してるんだろな、と思っていたら、なんと若女将は屋久島育ち。ご主人の両親が13年前に栃木から移住して来てはじめた民宿に嫁いで来たのだとか。子供たちも人なつこく素直で、るみちゃんも「こういうライフスタイル素敵。。。」とうっとり。私は出て来たお料理の全てにうっとり。。。。トビウオとカツオのお刺身、とびうおの揚げたの、とびうおのすり身とおからのオリジナルさつま揚げ風、姫タケノコやフキの炊いたの、カメノテの味噌汁、島らっきょ、などなどごくごく家庭料理なもののすべて丁寧な仕事をしていてどれも美味い。インスタントな山食が続いた後のカラダにしみわたる。。。
3日間のガマン大会を終えて、清潔なカラダでおいしい料理と手製の果実酒に舌鼓をうち、心地よいお布団に身をまかせる至福の時間。苦労のあとではこんなにシンプルなことであっという間にシアワセが得られるものなのですね。。。
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