モンブラン(テートルース小屋までで撤退)

コースタイム
- 山行
- 3:00
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:10
天候 | 4日ー曇りのち雨 5日-晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰路もそこまで下り、9時50分モンチャットMont lachat発に乗る。 どうやらこの電車、朝しか動いてないらしい。(途中までだけど) 工事がいつまでなのか、電車の走っている時間等は確認要。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
テートルース小屋までは危険箇所なし ※8月7日時点でテートルース小屋〜グーテ小屋の道は落石が多く再度閉鎖されたらしいです。 行かれる方は最新の情報を入手してください。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
ゲイター
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ハイドレーション
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
サングラス
ストック
カメラ
ヘルメット
ピッケル
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感想
テートルース小屋からグーテ小屋までのルートは、猛暑による落石の増加で我々が行く直前まで閉まっており、我々がシャモニに着いた日に開いたらしい。
ラッキーといえばラッキーだが、大丈夫かな。ヨーロッパアルプスにはスピードと高度順応が大事とのことで、不安を抱えたままでモンブラン登山当日を迎える。体調も気分もあまりすぐれず。同行は前出のRさん、ガイドのK氏。
登山電車が途中までしか行かないので、モンチャットから線路歩き。これが辛い。石がごろごろですごい歩きにくい。ここが一番辛かった。
他の登山者はすいすい歩いていく。凄いなあ・・・
気温は快適で、20℃前後かなといったところ。長袖シャツ1枚で歩く。
ニーデーグルからは比較的歩きやすい道を歩く。途中避難小屋があるところが平坦になっており、そこで5分休憩。あったかいがしかし、雲行きが怪しい。
避難小屋からテートルースまでは岩がゴロゴロしてる道。やや急登。
途中鹿みたいな動物がちらほら居る。そしてそのうちの1匹に上から石を落とされる。
すんでのところで助かったが、危なかった。ヘルメットを着用しておけばよかった。(帰路では着用)
テートルース小屋に到着時点で今にも雨が降り出しそうな感じ。
ほんとうはグーテ小屋まで上がる予定だったが、ガイドのK氏が、
テートルースからグーテ小屋までのルートは落石が多く、今年は気温が高いため特に多いとの事。
私のスピードでは今から抜けるのは非常に危険とのこと。
加えて天気予報では午後から雷雨の予報であること。
以上の理由より、グーテ泊ではなく今夜はテートルースに泊まり、明日アタックをかけるのはどうかと提案がある。
了解し、テートルース小屋に入った瞬間雨が降ってきた。いうこと聞いててよかった。
小屋はめっちゃきれい、ふとんもふかふか。
昼食はテートルース小屋でカルボナーラ、19ユーロ。カード使用可。おいしい。量めっちゃ多い。
K氏より水をたくさん飲めといわれ、1.5Lペットボトル(5ユーロ)を2本買って飲んだ。
小屋に入ったときから、悪天候のせいかとても寒い。
初冬のアルプスのような体感温度。10℃前後くらいか。ダウンと冬用インナーを着込む。
小屋のひとは皆半そでで働いてる。どういうことだろうか。
宿泊客はざっと見て30人前後。例年に比べるととても少ないらしい。
日本人客は我々のみ。
グーテ小屋までの道を眺めると、落石の音が絶えず聞こえる。恐ろしい。
とある話では、11時を過ぎると急に多くなるらしい。
だから、深夜に出発してアタック後11時までにテートルースに戻るのが望ましいのだとか。
夜ご飯はコース料理。おいしい。食欲いまいち湧かないが・・・そしてテーブル毎に料理が違う・・・ええけど。
朝ご飯は1時、4時、7時から選べる。我々は4時を選択。
1時過ぎに用意をして出て行く登山者が多数。3時過ぎに起きると、12人部屋に我々しかおらず。
4時前に、K氏より呼び出され、落石の危険性を再度説明され、加えて私のスピードではたぶん山頂までは行けないだろうと伝えられる。
3人で話し合った結果、このまま下りることになった。
悔しさは残るが、どこかほっとしてる自分がいる。
K氏のいうとおり、多分登れなかったやろなと思う。
同行のRさんは、この日の為に2年かけて日本の山や岩場や机上でトレーニングや勉強を積んできたと言われていた。自分が恥ずかしくなる。日本に帰ったら頑張ろうと思う。
1時すぎに出て行ったパーティのうち何組かは帰ってきていた。
私はともかく、R氏はもしかしたら落石さえ避けれれば登れていたと思うが、それはそうなるべくしてなったというよりはラッキーやっただけかもしれないし。
進むか戻るかの判断は、非常に難しい。それぞれに色んな判断があるだろうが、私はK氏の判断は間違っていなかったと思う。
散々叱責され罵詈雑言浴びて悔しい思いをしたのに、自分でもこないにK氏を信頼していることが何か不思議だ。
とりあえず朝食を7時に変更し、2度寝し、8時前に小屋を出る。
小屋の前に50m程の雪渓のトラバースがあり、昨日は雪が腐ってたのでアイゼンは装着しなかったが、早朝ガチガチだったのでアイゼンを装着して渡る。
そこから下まで一気に下り、9時20分くらいにモンチャット到着。ここまで来ると暑い。25℃前後くらい?
反省と課題を残しつつ、下界の暖かさにほっとしながら来た道を戻り昼前にはシャモニ着。
ちなみに、8月7日時点でグーテまでの道は落石が多く再度閉鎖されたらしいです。
行かれる方は最新の情報を入手してください。
お疲れ様でした!
登頂できなかったのは残念やけど、撤退の是非は、結果論で語ってもしかたないからね。
天気、体調、自然環境、トレーニングや準備、色々重なる条件……、その結果として受け入れるしかないよね。
ベストを尽くせたと思えれば、いいと思うよ^ ^
次に向けて、がっつりトレーニングしましょう!
あと、犬の抜け毛とか、晩飯のメニューが違うとか、おもろい情報多いな(^_^;)
コメントありがごうございます。
今回の撤退は自分の反省点や改善点を見直すいい機会となったと思います。
また良ければトレーニング付き合ってください
犬の抜け毛はマジハンパなかったです。触る機会があれば注意です。
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