初めての栂池自然園 涼しい別天地で花巡り

2024年07月04日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 6.2km
• 登り: 224m
• 下り: 224m

天候

晴れ　気温20〜22℃くらい

アクセス

利用交通機関：

電車

コース状況／危険箇所等

栂池自然園
https://sizenen.otarimura.com/

写真

ご無沙汰の白馬駅前（特急バス内から）。栂池自然園に着く頃には雲がとれてほしいもの

栂池ゴンドラでびゅーんと山上へ。左ピークは小蓮華山かな

ロープウェイに乗り換え。素気ない風？がいいね

紅一点クルマユリが優しくお出迎え

カラマツソウ

ミヤマキンポウゲ

ハクサンチドリ

自然園入口の旧栂池ヒュッテ、趣きあるね。現在は資料館

園内木道に入る。まずは今がピークのワタスゲ

イワイチョウ（岩銀杏）

日陰にはキヌガサソウが次々と

マイヅルソウ

湿原と白馬岳

タテヤマリンドウが爽やか

ニッコウキスゲ咲きはじめ

コバイケイソウ

木道脇にも

シナノキンバイ

ゴゼンさま

ムラサキヤシオツツジも

浮島湿原、ちいさな浮島が可愛い

ここもワタスゲ畑

白馬岳の雲もとれ池塘に映えた

ミツバオウレン

道沿いにはイワカガミが繁茂

お久しぶりのグンナイフウロ（郡内風露）。上品な色合いで好感

園内最高点（2,020ⅿ）の展望台から

白馬大雪渓上部をズーム（現在、大雪渓は通行止めらしい。雪渓に亀裂が入っている模様）

展望台反対側の景色。左は高妻山、右はギザギザ戸隠山

湿原を見下ろす展望デッキ。山岳景観の大パノラマ（左から白馬鑓、杓子、大雪渓、白馬）

可愛いハクサンコザクラ（雪田残るエリアにて）

もう終わったと諦めていたが、最後にサプライズ

シラネアオイ三姉妹

エンレイソウ三兄弟

モウセンゴケが獲物を待っている（モウセン池の畔）

自然園内を見渡すポイント。背後は雨飾山かな（左）、右は高妻

時折目を引く

宝石だね

ここにも残っていた！嬉しい

シナノキンバイ

オオバミゾホウズキ

栂池ヒュッテの夕食。すき焼きが美味い！

翌朝の朝焼け、うっすら四阿山（左）と浅間山（右）かな

朝食前の散策にでたが・・・

早朝につき熊の気配もする？ほどほどにて引きあげよう汗

快晴の白馬岳

栂池ヒュッテと白馬乗鞍（左）

ヒュッテのベランダから鹿島槍、五竜

朝食ごちそうさま

山岳展望は八ケ岳（左奥）、美ヶ原（中央手前）、南ア甲斐駒、北岳・・（右奥）

八方尾根、唐松岳、不帰ノ嶮もバッチリ（下りロープウェイ）

帰路、長野駅ビルで明治亭さんのソースひれかつ丼をゲット。列車の山たびは楽しい！

感想

nksan

暑さ凌ぎのハイキングで栂池へ出た。栂池は白馬三山への登山以来だからかなりの昔。栂池登山口は何度か通っているが自然園に入ったことはない。先を急ぐか、疲れ果てて素通りだった。今回は白馬大池のハイキングでも良かったが、天気がハッキリせず結局無難な自然園に落ち着いた。遠方へ出るのだからヒュッテ泊で天気にも保険をかけた。

さて、白馬は朝方まで雨だった模様。昼頃から回復の予報なので長野駅で特急バスの乗車を調整した。懐かしいオリンピック道路を経て白馬八方から栂池高原へ。ゴンドラ、ロープウェイ、自然園の往復セット券（3,700円）を購入し一気に山上へ。ゴンドラ20分、ロープウェイ5分で標高1,800ⅿの雲上人。涼しい！下界とは10℃は違う。宿泊の栂池ヒュッテに余分な荷物を預け軽装で自然園に向かった。

園内一周は約5.5キロ、3.5時間ほどらしい。花見の道草も多いので4時間を見込む。初めてなのでどのような順路が良いか受付でお尋ねした。昼すぎの時間なので早や戻ってくるハイカーもチラホラ。道は基本、木道だが小刻みなアップダウンも多い。歩き始めてしばらく、木道脇の花を撮影しようと腰を落とし木道に片膝を着いた折、ズボンの膝が破れた。木道のささくれが原因。まだ使用も短いのでショック。以前にも木道の針金で別のズボンを破いたことがあった。木道とは相性が悪い。ケガなしをラッキーというべきか。

順路の湿原にはワタスゲが広がった。浮島の湿原あたりで白馬岳の雲も切れた。園内最高点の展望台へは山道や急な木段が続いた。オオシラビソに囲まれた展望台から白馬大雪渓を遠望。この時季としては雪が少ない気もするし雪渓には亀裂も見えた（現在通行止め）。記念の写真でも？と思ったがハイカーが上がってくる気配もなく順路を下った。広々した湿原を見下ろす展望デッキでひと休み。絶景スポットだ。北アでも屈指の景観かもしれない。こんな風景を目の当たりにして今日は幸運！来た甲斐はあったと思う。

順路を下ると山道が続いた。あれ、木道じゃないけど道間違いじゃないよね。まったくハイカーもいないし標示もないので不安が続いた。その後、モウセン池の木道でモウセンゴケの生態（獲物を捕獲する様子）を探したりもした。園内一周5.5キロなので一般歩道なら1.5時間くらいだろうが、思いのほか園内は時間がかかる。花見の道草のせい？最後もワタスゲに見送られ、標準3.5時間でビジターセンターへ戻った。

この日の栂池ヒュッテ宿泊者は2名。夕食後はラウンジで同宿の方とあれこれお話した。宿泊者は他にいないので静かな一夜だった。夜半のトイレついでに外を眺めたら満天の星空だった。高地の夜は天体ショー。翌朝は快晴で寒いくらいだった。朝食前に散策したが最近のクマ出没事故など思い浮かんで散歩の足も鈍り早々の切り上げとなる。このエリアも生息域であることは間違いない。

帰路途上は白馬五竜の高山植物園か、八方尾根の散策を考えていたが止めた。栂池高原からバス便のアクセスが悪く現地が昼近くになる。何より暑そう！高山植物も自然園で堪能したので五竜の植物園もまたの機会にする。長野駅行き特急バスの初発は11時前。それまでお茶タイム。10時すぎには早くも山に雲がかかった。今日はお天気下り坂、崩れないうちに帰路に着こう。特急バスの乗客は私ひとりだった。車内は冷房で涼しい。これが何より。長野駅まで自然園で購入した自然図鑑をペラペラめくりながらうつらうつらした。

今回は花、湿原、山岳展望と大満足だった。ピークを踏まずともいい想い出になった。栂池自然園には三段紅葉の頃にまた来てみたいと思う。

コメント

BOKUTYANN

懐かしい場所です

nksanさん　ご無沙汰しています　おはようございます

「栂池自然園」あまりにも懐かしすぎてコメントを
山歩きを初めてまだ間もない頃、山慣れないBOKUとわがまま様で訪れました
7月なのに登山道にたくさん残る雪に驚き、ハイクの途中では小雨も・・
不十分な装備で靴の中はびしょ濡れ身体も少し濡れたりしました
それでも時々見える小蓮華山のゼブラ模様や初めて見るキヌガサソウなどの花々
悪コンディションにも拘わらず大きな驚きと感動にワクワクしましたね
その時は見られなかった白馬岳が見たくてその後数年は毎年のように通いました
その頃はまさか白馬岳に登れるようになるとは思っても見ませんでしたが
BOKUの北アルプスへの憧れの原点ともなった場所でした

暫くご無沙汰をしていますが・・・
このレコを見て改めてス・テ・キな場所だなと思いましたね
花の時期・紅葉の時期に是非とも再訪してみたいと懐かしく拝見いたしました
綺麗な写真を見せていただき有難うございます（●＾o＾●）

nksan

BOKUTYANNさん、おはようございます
そういう経緯があったのですね
以前から紅葉の時季に行ってみたいと思っていましたが
夏は夏でお花、湿原など素敵な景色が盛り沢山で大正解でした
北ア北部は残雪があるので見た目も涼しく避暑に最高です
白馬岳登山は厳しくなってきましたが、雲上の花々、白馬鑓温泉など
もう一度巡ってみたいものです
コメントありがとうございました！