奥秩父 ナメラ沢
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 543m
- 下り
- 527m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
くつきりばし渡ると注意看板有 大雨の翌日は土砂崩れ箇所に注意 10×20Mの滝・一枚岩のナメ滝 下降時はロープ50mだと足りない。 1550付近から左側に登山道あり |
ファイル |
非公開
6993.xls
計画書
(更新時刻:2013/08/17 13:55) |
写真
感想
こんばんは!きみ子です!
ラインホルトmjunさん、syosiさん、やまP
一緒に沢に行ってくれて本当にありがとうございました!
緊張して全身に力が入っていたようで筋肉痛です。
mjunさんに『SLをさせてください!』とドキドキしながらお願いしたら快く引き受けてくれました。
1日ずっと勉強させてくれてありがとうございます。
SLをさせてもらえる!先頭をやってみていい!
嬉しくてとても楽しみだった。
でもよく考えたらナメラ沢を全く知らない。
足も体力も不安だったから、せめて情報はカバーしようと記録をたくさん見てみた。
ナメがいっぱいの沢。舗装道路みたいって書いてある。
やまPが喜んだらいいな(*^□^*)
要注意は4つの滝。
なかでも10×20のスラブ滝は要ロープと聞いていたので自分にリードできるか心配だった。
当日はくもり。
前日の土砂降りを思わせる土砂崩れが至るところにあった。
沢きれいかな。
増水が心配だったがナメラ沢に続く峠の沢の入渓点は水が澄んでいて増水は感じられなかった。
峠の沢を200メートルほど下るとナメラ沢との出合。
遡上スタート!
しばらくいくと4メートル滝が現れた。トポには右から簡単に捲けるとあるが簡単じゃなかった。
チョップ!みたいな形の岩が自分に向かって縦に迫り出していたため。
ところどころのナメを楽しみつつ、10×20へ。楽しみにしていたリードであり、最大の不安。
ランナーがないからねと言われ、サーッと血の気が引く。(2/3くらい登った水線にハーケンがあるのを後に確認)
mjunさんが『しぬなよー』と笑いながら、ビレーを引き受けてくれた。
ランナーがないならこのビレーって意味ない…?と思いつつお守り代わりと考えて登った。
途中どうにも手の届くホールドがなくなってしまった。
足もいつ滑るかわからない。
ペタペタの一枚岩だけ。
しばらくいろいろやったがどうにも動けない。どうしよう…
下でmjunさんとsyosiさんがクライムダウンして右に行くルートを指示してくれるが、滑りそうで怖くて移動ができない。
クライムダウンは難しい。登る前に見極めなくては。
私は頭で竹井さんと晴さんを必死で思い出した。
ひとつひとつのホールドを揺すって確認して進む竹井さん。
迷っても落ち着いて自分の手を見つけて進む晴さん。
二人とも時間をかけて自分の手を見つけて進む。
今まで私は絶対落ちてはいけないと理解しつつも『セカンドだから落ちても大丈夫』という甘えの気持ちがあった。
でも今回は絶っっっ対落ちれない。
晴さんと竹井さんを思い出しながら、『焦らない焦らない』と言い聞かせて時間をかけてルートを探した。
ダウンできないのならスラブをフエルトのフリクションで行くしかなさそうだが勇気がでない。
その時行く気にさせてくれたのが沢の本で見た『沢は体重をだましだまし行く場面がたくさんある』という言葉。
ソローっと体重をフエルトにかけてだましだまし上がってみた。いけるかも?
怖くて両膝ついたが、『肩でも膝でもなんでも使っていいから上がれ』という渡邊先生の言葉も思い出してそのまま上がる。
傾斜が緩やかになり助かった!
落ちてもいいという甘えが通用しない場面で乗り切れたことが嬉しかった!
上で支点構築し、ATCでつくってみるも、支点が下すぎで操作できない。
ムンタービレイに変えた。
セカンドやまPがタイブロックで上がってきた。ムンター作ってしまったからそのまま手で確保し続けた。セカンドが終始見えたからよかったけど、登る前の意思疎通が大事だよね。
なんだか途中叫んだり痛がって悶絶してる顔が見えたがわからなくておもしろかった(笑)
続いてsyosiさん、mjunさんがひょいひょい登る。うーんすごい。
滝より先はルーファイが難しかった。
沢を下る予定だったので沢から出ている下山道を探したかったのだが現在地を見失う。
同じような角度と規模で入り込むたくさんの枝沢で現在地が読めない。
いまいち読めないまま二俣についた。
二俣で休憩。結婚、彼氏、について皆で議論。
ここからは沢を下る。
登山道ですら下りが下手なのに沢は本当に難しい。
ナメをスライディングしそうで怖かった。
トポには『明瞭な下山道あり』とあるので、細くてしっかりした山道があるのかと思ったが実際はナメラ沢の川幅内にある薄い道だった。
トポで先入観を作るのはかえってよくないこともあるね。
登山道がどうしても沢にぶつかってしまう。
撒きたかった10×20滝に出ちゃった(・・;)
脇から撒けたのだがmjunさんにお願いして懸垂下降させてもらった。
20mの長さの滝なら50mロープで足りる。と思って降りたら足りないー!
あと5メートルくらい足りない!
先に撒いて降りていたsyosiさんに支えられ途中からクライムダウン。
スラブ滝だったから降りれたけれど、そうじゃなければ登り返しだった。
もし仮固定できないロープの末端まで気付かないで降りてしまったら登り返しってどうするんだろ?要復習。
もう〜…痛恨のミス。
そこからはとくに問題もなく沢を下れた。
行きとは違う道で最後にシャワークライミングして橋に出た。終了〜…!
すっごくつかれたあ〜
1日ずっと集中して道を探し続けた。目が疲れた。
こんなに先頭って疲れるし、不安なんだね。
毎回先頭を歩くやっさんや会長のすごさって半端ないって事がわかった。
学んだこと
・地形図のピークには○をつけておく
・枝沢が入ってきた時は行き過ぎないで、枝沢を真っ直ぐ見れる位置でコンパスをあてて現在地を調べる。
・登攀前に合図の仕方、セカンド確保の方法、を確認しておく
・確保しにくいからといって支点を細い上の幹から取らないこと。強度最優先。・滝は高度がないように見えて案外高い。ロープは降りられる高さまでクライムダウンしてからセットする。
・懸垂の末端処理はこまむすび。(フューラーノットという?)余裕を持たせて結ぶ。
・懸垂前には必ずセルフ
・懸垂かと思う滝でもロープなしで登ってきたルートがあるならクライムダウンできる。
沢後、甲府一望のステキなレストラン、パパソロッテを目指すが、syosiさんのカーナビは何故か市役所を指していたため大回りで5時に着く。
しかしパパソロッテは6時オープンらしく、山Pの勧めでぶどうの丘に行く。
そこは山Pが元彼にプロポーズされたレストラン。
入ってみたがシャンパングラスがキラキラ光っており、高級過ぎてあわてて出る。クロックス、沢臭、不可。
次にmjunさんおすすめのトンカツ屋へ。
これが最高だった!超おいしい!満腹パワーアップ!やっぱ山後は定食だよね!
夜景イタリアンはまた今度
mjunさんたくさん教えてくれてありがとうございました!
syosiさん下山が遅い私を根気よく待ってくれてありがとうございました!
山Pいつも懲りずに一緒に行ってくれてありがとう。車での気遣い助かりましたm(__)m !
mjunさんもsyosiさんも一緒に行くのは初めてくらいな感じ。
大ベテラン先生で安心いっぱいでした。
またパワーアップしますのでぜひ一緒に行ってください!
皆さんどうもありがとうございました!
初沢だよ!ナメラ沢!!
まだ、沢は早いかなー!?でも来年はいってみたいなぁ。
募集がめったにでないし、でても「いったことある人」って条件がついていることが多くて、なかなか敷居が高かった。
みんなベテランメンバーばかりの中で、易しい沢に連れて行ってもらった。
同期の中で一番クライミング力が高い沢ガンガンメンバーのキミちゃんでも
先頭歩いたり、リードは初めてと聞いて正直びっくりしていた。
<歩きはじめてすぐに感じたこと>
「あー。フィールド全然違うなぁ。」
よく似たつくりの隣の庭先に迷い込んだ気分。
一般登山道の道悪いとこを想像してたけど、まったくの別物。
こりゃ総合格闘技・異種混合戦ですなぁ。
歩くスピードはゆっくりしてもらえたけど、
前を歩くキミちゃんがスイスイいくのをみて、終始感心していた。
そもそも「滑る」が想像できちゃうとこが大の苦手なこともあり、
いちいち、立ち止まって、「どの石踏もうかなぁ?どの感触が滑る、で、どれが滑んない?のかよくわかんないなぁ」と考えながら進むので、
とてつもなく遅くなる。
<読図>
読図も地形図と遡行図、両方を見ながら、進むんだ。
自分のもっていった地形図は水線書きすぎて
角度を測るときも、同じ角度の水線がたくさんあってわかりにくかったし、
グチャグチャになってみにくかった。
もりやさんのはすごくシンプルで、標高・水線の角度がわかりやすいとこだけに入れていて、見やすかった。
情報の取捨選択が必要だし、地形図から地形を想像するのがほんとに難しい。
高度計をもっているのに、使い方がわからなくてや役にたたなかったし、
遡行図にかいてあることがさっぱりわからない。
難しかったよー。
でも、コンパスを合わせて角度があったときは嬉しかった。
<滝>
最初に大きなナメ滝がでてきたので、てっきり、これが噂の「巻き」ってやつなのかなぁ?と期待してたら、予想外のシャワークライミング。
水が想像以上に冷たくて、圧力がかかるし、なんにも見えないし、
途中で、手がないよーって叫んだけど、声届かない…。
これ、テンションとかできないの?落ちてもいいの?わかんない×2…。えーん。
仕方ないので、赤茶は×。赤茶は×。と念仏のように唱えながら、白あったー!と
思い切ってつま先で乗り込み、滑って膝を打つ…。
タイブロックつけてなかったら大怪我でした…。
水に当たりたくないから、変なほうにどんどん登って行っちゃうし、
ロープをつかんでいいって知らなくて、変なことしてたような…。
これもまた難しい
<ツメ>
地獄のツメと紹介されていたけど、前日の天気がすこぶる悪かったので、
決行連絡の際、ツメないとわかってたので、命拾い。
<沢下り>
登りは終始緊張していたせいか、あんまりテンションあがんなかったけど、
下りになってリラックスしてすごいテンションあがる。
ナメ下りが超面白かった。岩の模様がレトロな絨毯みたいできれい。
プチウォータースライダーもできた。
なんでだろう、登りより下りの方が楽しいよぉー。
途中でロープだした滝を巻く目的?で横にある登山道風な道を歩いたとき、
なんて平で歩きやすいんだ!とへんな感じがした。
でも、道は途中でなくなっちゃって、滝の上部についちゃった。
キミちゃんともりやさんはロープで下降。
わしはロープをつかんでおりるの怖い。
と思って巻き道を下っていったシバサキさんにくっついていく。
一箇所ものすごい滑るとこがあって、つかんだ岩が全部浮石で、
地面はズルズルだし、すごい怖かった。
何気にシバサキさんのオールフォローなしではムリでした。
コケの塊がつかんだらズラみたいに一面とれて面白かったー。
3人にはなーんでもない簡単な沢だったと思うけど、
わしにとっては、
大冒険・新たにフィールドが広がった記念すべき1日になりました。
みなさんどうもありがとうございました。
またいってー!!
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