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Yamareco

記録ID: 70199
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

61代錬成合宿 女子隊 (八ヶ岳連峰)

2010年06月05日(土) 〜 2010年06月09日(水)
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コースタイム

6/5(金) C1 行動時間7h25m
5:30  起床
6:30  女神茶屋出発
9:52  蓼科山着
12:42 双子山着
14:55 双子池キャンプ場着
15:30 食当点火
17:30 T.P点火
19:30 就寝
6/6(土) C2 行動時間7h55m
3:00  起床
4:35  出発
6:50  横岳着
9:15  雨池峠着
12:30 青苔荘着
14:00 食当点火
16:35 T.P点火
18:30 就寝
6/7(日) C3 行動時間8h50m
3:00 起床
4:25 出発
7:52 東天狗岳着
10:37 硫黄岳着
12:05 赤岳鉱泉着
13:14 行者小屋着 
14:15 食当点火
16:35 T.P点火
18:30 就寝
6/8(月) C4 行動時間8h08m
3:00 起床
4:25 出発
6:25 赤岳着
11:15 権現岳着
12:33 青年小屋着
13:45 食当点火
16:35 T.P点火
20:30 就寝
6/9(火) 下山日 行動時間4h45m
3:00 起床
4:45 出発
5:15 編笠山着
9:30 温泉着
過去天気図(気象庁) 2010年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
6/4(木)18:00 高田馬場集合
22:55 茅野駅到着
6/5(金)6:00 ジャンボタクシーで女神茶屋登山口へ ¥12,400
コース状況/
危険箇所等
〈危険箇所〉
赤岳〜権現岳間はガレテおり、はしごも何か所かある。
重い荷物で行く際には注意が必要。
<温泉>
延命の湯
下山後小淵沢へ向かう途中に寄った。
朝の10時から営業しており、道の駅の中にある。
同じ道の駅の敷地内で食事できる。フローズン、ソフトクリームがおいしい。

感想

記録:佐藤知佳

6/4 C0
 18時半高田馬場駅に集合し、いよいよ錬成合宿が始まった。2年生2人が授業の関係で少し遅れて到着する。32代佐藤佳一OB(父であるが・・・)を始め、池田コーチや穂高さん、後発隊のみんなも見送りに来て下さり、大量の差し入れが由梨と渡部に届けられた。2年生とって大変な錬成になりそうである。真菜が青木のザックが軽いのでテントでも忘れてきたのではと心配していたが、皆忘れ物はなさそうなので安心して出発する。
 電車の中ではそれぞれがこれからの錬成に思いを馳せていたが、食べるべきものが沢山あるので戴くことにする。エクレアやゼリーなど甘いもののオンパレードであった。本当に有難いことである。2年生は必死で差し入れのパッキングをしており、さすがにザックがパンパンなのでかぼちゃとキャベツを手伝ってあげることにした。穂高さんから頂いた野菜は計画的に使う必要がありそうだ。明らかに渡部の方が由梨より差し入れを沢山詰めていた気がしたのは気のせいだろうか・・・。
茅野駅に到着後は明日に備えてすぐに寝ることにした。

6/5 C1
 5時半に起床し、朝食を摂ってからタクシーで女神茶屋に向かう。タクシーの運転手さんによると、由梨のザックが1番重かったとのことである。2年前は女神茶屋が錬成合宿のゴールであったが、今年はここから始まるのだ。女神茶屋で体操等を済ませ、由梨をトップに出発し始めた。最初の1本の途中頃から、渡部の様子がおかしくなる。「はあ、はあ、」と息は乱れ、明らかにペースもダウンしている。最初の休憩で、早くも持ってきたポカリスエットを出すことになった。まだまだ差し入れは沢山あるだろうから、頑張って欲しい。渡部も次第に元気を取り戻し、蓼科には3時間ちょっとで到着した。山頂では小山の差し入れてくれたイチゴを食べた。飛鳥が持っていたせいか!?中身はぐちょぐちょであったが、酸っぱくて登りでの疲れを緩和してくれる気がした。
 双子山では2年前同様、知佳・理沙で双子の写真を撮った。下りでは今度は由梨のペースがダウンしている。青木はというと終始元気そうに歩いている。昔から山に登っていただけあって、足取りもしっかりしていて見ていて安心である。このままでは荷物が重すぎて、2年生の錬成になってしまいそうなので、明日は団パイを軽くして2年生パワーを見せてもらおうと考えながら歩いていた。
 双子池キャンプ場に到着し、幕場の手続きへ行った理沙がおじさんおばさんに話しかけられていた。こちらでは由梨が、「私のザックが1番重いんです。」と得意げにおばさんに話している。山では私たちワンゲルは大人気なのだ。下界の男子学生達にもこのくらい人気があればどんなに良いだろうとふと考えた・・・。
 今日は、設営・食当・読図等初日でだったので、まだまだ青木には課題もあるが何よりも元気に歩けていたのが良かった。
 今日は19時半に就寝。
6/6 C2
 3時起床。空にはまだ星が出ている時間だ。ゴアライトの方は寒かったのだが、ダンロップは快適だったようである。朝食を作るのが早く、4時には撤収を開始した。
青木がパッキングの時間に遅れたので一喝する。この合宿中で時間意識をしっかりと身に付けてもらいたいものである。今日は由梨も渡部も元気に行動できていた。由梨の差し入れがどんどん出てきて、自分でも軽量化を図っているようだ。ちなみに横岳では紅茶・茶臼ではカルピスと飲み物を積極的に出していた。このままだと後半に差し入れがなくなりそうではあるが・・・よく頑張って運んでくれたと思う。青木は歌も歌い、今日も余裕がありそうだ。団パイも結構持たせているので、ポテンシャルの高さを感じた。青木の歌のチョイスは今時で、私たち4年生若干の年の差を感じてしまった。
 昨日は3回くらいやり直したのだが、今日は設営が1度で成功した。この調子で明日もやって欲しいものである。ミーティングの際にゴアライトに来た真菜が、「このテント臭くない?」と衝撃発言をする。真菜が匂いに敏感すぎるのか、私たちが臭いのか・・・、前者が強いと信じたいが、男子がいない分、匂いに関しても男子のせいだと押し付けられないのが、女子隊なのであった。
 今日も早めに18時半就寝とした。
6/6 C3
 3時起床。今朝は食当点火やパッキングが早く、昨日よりも10分程早く出発できた。1本目から渡部が少し辛そうであったが、ペース的にはコースタイム通りに進む。硫黄岳の前にタッパー飯を食べたのだが、ここで渡部が今流行りの「食べるラー油」とパインの差し入れを出してくれた。まさか山の中で売り切れ商品を食べられるとは思ってもみなかった。ちなみに今日からは、4年生も積極的に温めていた差し入れを出すことにする。
 硫黄岳過ぎで、青木が雪で滑って泥だらけになる。乾くまで我慢して、落とすしかなさそうである。転んで、汚れた分だけ成長するのだよ、、。
 今日の幕場予定地は赤岳鉱泉であったが、12時過ぎに到着してしまったのでもう少し先の行者小屋まで行くことにした。行者小屋にはすでに何人かの先客がいた。今日はテント設営に手こずる。手順もあるが、2年生の指示だしの問題も大きそうだ。人を上手く動かせるようになって欲しい。
 夕飯はキムチ鍋で、大量の野菜やお餅に若干ハマる。ただ、これほど具沢山なメニューを食べられるのは錬成合宿くらいだろう。あまり食欲はなさそうだが、渡部にはご飯を多めに盛る。シャリバテの症状が見られるので、心配である。また、ザックの腰ベルトが緩すぎて、ほとんど効かないという。ザックを見るが、この場では対処のしようがなかった。個備の問題は全て自分に降りかかってくることなので、自分の装備はきちんと理解していなければならない。
 18時半就寝。
6/8 C4
 3時起床。今日は今合宿メインとなる赤岳に登頂した。2時間の登りは階段も多く急で、最後は岩場だった。山頂では、飛鳥がコーラの差し入れを出してくれる。後輩女子にはコーラを好きな子はあまりいない。山頂で飲むコーラの喜びを是非知ってもらいたいものだ。赤岳で集合写真・個人写真を撮り、先へ進む。ここから権現岳までは、まさしく恐怖の道のりであった。トップの渡部のルーファイはなかなか上手である。飛鳥は身軽でさすが!という動きである。権現岳前の(真菜が数えたところ)61段のはしごは、青木も恐かったようだ。4日目ともなると、新人の読図の方も現在地の特定やコンパスの活用ができるようになった。
 12時半には最後の幕場である青年小屋に到着した。青年小屋に着いた辺りから雨が降り出し、風も強くなった。テント設営が何度やっても時間内におわらない。最終日なので絶対に成功させなければならないが、このままでは体も濡れて冷えてしまうので、仕方なく切り上げ皆で設営した。
 食当等その他の技術に関しては、目標を達成することができた。合宿を通した反省の後には、最終夜をまだ明るいうちから始めた。次々と出てくる差し入れの量に青木も驚いていた。食べきれない量なので、皆一番に自分のを開けて消費しようとしていた。
 青木の感想は、天候にも恵まれ行動はそこまで辛くなかったが、食当やパッキングが大変だった・新人1人というのは特に上ミの時など寂しかったといったものだった。ありがたいお言葉から、話題はカッコイイ芸能人の話まで広がる。正にガールズトークであった。
 20時半に就寝。
6/9 下山日
 3時起床。天気はあまり良くなく、小雨がパラついていた。編笠までは30分で到着した。山頂では一時あられになったが、式典・ぱおーんを行う。青木は、想いのたけを叫べただろうか。編笠からは小淵沢を目指して一気に下る。みんな下山パワー全開であったが、渡部は相当肩にきているようで、辛そうだった。「延命の湯」が見えた時には、みんなの顔に笑顔が溢れた。女子による、女子だけの錬成合宿は行動力という点においても、技術の面においても、一人ひとりに自信を与えただろう。
 温泉後には、バスで小淵沢へ向かった。バスの運転手さんにお菓子を頂き、運賃もかなり割引していただいた。本当にありがとうございました。
女子隊の特権なのかな・・・。

皆さん本当にお疲れ様でした!!



 

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