御嶽山(五の池小屋1泊)無念の引返し

2024年07月13日(土) 〜 2024年07月14日(日)

• GPS: 12:16
• 距離: 11.4km
• 登り: 1,206m
• 下り: 1,135m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:33
• 休憩: 1:44
• 合計: 9:17

距離 7.2km 登り 1,186m 下り 185m

5:31 スタート地点
5:33 御嶽小坂登山口
5:36 5:37 原生林遊歩道東口
5:46 登山道・原生林遊歩道分岐
6:44 6:45 小坂口七合目
7:23 7:31 湯ノ花峠
8:00 8:01 胡桃島キャンプ場分岐
8:08 8:10 のぞき岩
8:11 8:12 のぞき岩避難小屋
8:50 9:02 小坂口八合目・お助け水
10:47 五の池小屋
10:50 10:53 飛騨頂上
10:59 11:08 五の池小屋
11:14 11:17 飛騨頂上
11:32 11:42 五の池小屋
11:41 11:42 飛騨頂上
11:49 五ノ池
12:02 12:10 巻道の三ノ池分岐
12:34 12:35 三ノ池乗越分岐
12:37 13:01 白竜避難小屋
13:02 13:08 三ノ池乗越分岐
13:33 13:45 摩利支天乗越
14:13 14:16 五ノ池
14:28 14:29 五の池小屋
14:30 飛騨頂上
14:48 14:50 五の池小屋
14:50 宿泊地

2日目

• 山行: 2:44
• 休憩: 0:17
• 合計: 3:01

距離 4.3km 登り 20m 下り 950m

7:23 宿泊地
8:04 小坂口八合目・お助け水
8:31 8:37 のぞき岩
8:40 胡桃島キャンプ場分岐
9:04 9:11 湯ノ花峠
9:33 9:34 小坂口七合目
10:16 登山道・原生林遊歩道分岐
10:22 10:26 原生林遊歩道東口
10:26 御嶽小坂登山口

天候

1日目:曇り
2日目:朝から雨…

アクセス

利用交通機関：

自家用車

濁河温泉登山口の駐車場に停めました。
奥の砂利部分も含めて25台くらい停められますが、朝5時到着時点では半分以上停まっていました。

コース状況／危険箇所等

ほぼ一本道です。岩の上を歩くことが多く、特に濡れている時は滑らないように注意が必要です。
五の池小屋からはヘルメットを着用しました。

その他周辺情報

濁河温泉市営露天風呂
https://httpsnigorigo-onsen.jimdofree.com/

下山後に寄りました。大人600円です。疲れて冷えた身体を温めてくれました。

写真

7/13 4:58

いきなりトイレの写真で恐縮ですが、御嶽自然休養林付近(35°56'03.1"N 137°26'40.0"E)に綺麗なトイレがあり、利用させていただきました。

7/13 4:58

シャワートイレではありませんが、とても快適です。ありがとうございます。

7/13 5:34

登山口では岐阜県警の方々が登山届の提出を呼びかけていました。
ヤマレコ経由でコンパスに提出してあります、と伝えました。

7/13 5:36

前日まで大雨でしたが、今日は曇り。雨の心配はなさそうです。

7/13 5:37

登山口にありました。ご参考まで…

7/13 5:39

ボタンクサギ
まだ蕾がいっぱい。

7/13 6:00

ゴゼンタチバナ
葉が6枚、きちんと並んで開いている

7/13 6:34

しばらくは樹林帯の中をひたすら登ります。標高が高いためかそれほど蒸し暑くは感じませんでした。

7/13 7:30

湯の花峠。良い眺めです。

7/13 7:57

モミジカラマツ
花びらが細くたくさんあって繊細な感じ。

7/13 8:06

のぞき岩。ここからの眺望もいい感じです。

7/13 8:52

森林限界と書いてありますが、もう少し登った辺りでした。

7/13 9:08

雲の位置が目線の高さ。

7/13 9:29

振り返ると素晴らしい景色。明日の下りは雨予報なので、今のうちに堪能しておきます。

7/13 9:33

ミヤマキンバイ
小さな花でよく似た花は低山でも見たけれど、この花は高山のお花。

7/13 9:36

コデマリも発見

7/13 9:37

イワカガミ。
この色、下向き加減が何ともいい感じ

7/13 9:51

森林限界が近づいてきました。残雪も見えます。
見晴らしは良くなりましたが風も強くなりました。

7/13 10:19

キバナシャクヤク
見つけた！

7/13 10:25

イワツメクサ
岩の間からこんにちは

7/13 10:26

あれが五の池小屋かな？
このあたりでは結構辛くて、たくさんの方々に抜かされました。マイペース、マイペース…

7/13 10:26

ツガザクラの蕾かな？

7/13 11:46

着きました！憧れの場所！

7/13 11:02

チェックインを済ませて、宿泊者限定のテラスで休憩です。

7/13 11:46

この辺りから高山病の兆候が…頭痛と眠気、鼓動が早く、胸が苦しくなってきました。

7/13 11:55

アオノツガザクラ
小さな花が頑張ってる

7/13 12:12

ウラジロナナカマド

7/13 12:12

それでも予定通り剣ヶ峰を目指して出発しました。美しい三の池を左手に見ながら、ゆっくり進みます。

7/13 12:28

女人堂方面。こちらの登山道は一部残雪のため通行止めでした。

7/13 12:30

残雪が間近に。

7/13 12:37

イワベンケイ
多肉質の葉と太い根茎で過酷な高山を生き延びているようです。

7/13 12:39

イワギキョウのつぼみかな？

7/13 12:55

二の池避難小屋に到着。五の池小屋から、予定時間の1.5倍ほどかかりました。雄大な景色にも体調が悪くて、ぼんやり眺める感じ。

7/13 12:56

三の池方向。よく登ってきました。

7/13 13:13

現在13時過ぎ。ここから剣ヶ峰まで、今の体調では片道1時間半、往復3時間はかかりそう…無念ですが「山は逃げない」の言葉を思い出し、引返す判断を下しました。

7/13 13:13

ミヤマダイコンソウ
黄色のお花は元気が出ます☺️

7/13 13:31

コケモモ
岩の隙間で頑張って咲いてる

7/13 13:35

五の池小屋への帰りは摩利支天乗越を経由しました。この景色が見られただけでも幸運でした。剣ヶ峰は次の目標とします。

7/13 13:36

ハクサンイチゲ
初めまして！

7/13 13:55

摩利支天乗越付近からの五の池小屋。

7/13 13:55

ドローンからの写真のように見えますね。

7/13 14:00

雷鳥の親子に会えました！
親鳥の鳴き声、初めて聞きました。控えめでかわいい。

7/13 14:31

いったん小屋に荷物を置いて、四の池も見に行ってきました。こちらは広大な湿地帯のようです。

7/13 14:31

オンタデ（イワタデ）
御嶽山からこの名がついたそうです。

7/13 16:59

楽しみにしていた夕食！ですが高山病がひどくなり、ほとんど食べられず…焼きたてピザもキャンセルして寝ることにしました。

同行者が撮影してくれた、テラスからの日の入り。

7/14 5:33

ほぼ11時間寝ていましたが、回復せず…朝ごはんは少しいただきました。

7/14 6:46

内部の様子。とても綺麗で清潔でした。

7/14 6:47

宿泊スペース。２名分で区切られているので、一定のプライバシーは確保されます。

7/14 6:51

残念ながら雨。高山病には速やかな下山が良いとのことで、たまたま居合わせた山岳救助隊の方々にお世話になりながら下山することになりました。

7/14 9:04

山岳救助隊の方々は湯の花峠の看板の付け替えもされていました。相当な重量ですよね。こうした方々に支えられていると実感しました。

7/14 10:42

無事に下山できました。この頃には高山病による頭痛も概ね消えていました。
山岳救助隊の方々には感謝してもしきれません。ありがとうございました。

撮影機器：

iPhone SE (3rd generation) Apple

感想

HERZY

岐阜県人なら、いつかは御嶽山に登りたい！
そんな気持ちを持ちつつ、段階を踏んで今回挑戦した御嶽山。憧れの五の池小屋に予約ができて、濁河温泉登山口から登りましたが、まさかの高山病に、剣ヶ峰が見える場所まで行ったのに引き返す判断をしました。
決して体調が悪いわけではなかったのですが、午前1時起床、2時に自家用車で出発して、5時に登山口到着、仮眠なしで登り始めたのがやや無理だったのかな。
山岳救助隊の方々は、それぞれお仕事を持っていながら、交代で任務にあたっておられるとのこと。本当に頭が下がります。
またいつか、剣ヶ峰にチャレンジします。

kitto8362

登山途中から同行者の具合が悪くなり、五の池小屋に着いても回復せず、食事も取れなくなり、寝込んでしまいました。
どうしたらいいのか分からず、翌朝、五の池小屋の方に相談したところ、高山病だから早く下山した方がいいとのこと。
御嶽山に来ている救助隊の皆さんに下山を同行していただく手配をしてもらい、心強い思いで下山できました。

御嶽山山頂には行けなかったけど、無事に下山できて何より安心しました。

五の池小屋の皆さん、救助隊の方、本当に感謝です。