妻と歩いたサンチャゴ巡礼（ポルトガルの道）4日目

2024年06月29日(土) [日帰り]

• GPS: 07:34
• 距離: 28.6km
• 登り: 190m
• 下り: 371m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:35
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:35

21:34 スタート地点
5:09 ゴール地点

天候

出発時小雨、6時頃止み曇り、10時頃から晴れ

アクセス

Tamel S.Pedro Finsのアルベルゲから出発。

コース状況／危険箇所等

「Tamel S.Pedro FinsからPonte de Limaまで]
　道の回りにはブドウ畑がよく見られるようになった。時にはブドウのアーケードもある。水が豊かで所々水場があって和手拭いを濡らして後頭部にかけると気持ちが良い。
　Ponte de Limaは美しい観光地で、手前の新しい橋ではなく、500m程先の古い石橋を渡るとすぐにアルベルゲがある。

写真

6/29 3:22

(3:22) いつものように寝室からソッと起き出し、食堂に行ってパッキングする。

6/29 4:54

その内妻も起きて来てバナナ、洋梨、ヨーグルト、インスタントコーヒーの簡単な朝食を摂っていると、5時にポーランド組が出発して行った。と思うとすぐ戻って来た。外は雨だそうで雨具をつけて再び出発して行った。

6/29 6:04

(5:30) 我々もポンチョを来て出発。幸いにも雨は6時頃止んだ。

6/29 6:26

このような山道も几帳面に小石のブロックを丁寧に埋め込んだ舗装がされている。

6/29 6:34

Neiva川の辺を歩く。やはり水があると景色は緑が多くなり情緒が出てくる。足元も古い大きな石畳となって益々落ち着いた景色となる。

6/29 7:08

昨日頃からトウモロコシ畑と変わってブドウ畑が主になって来た。

6/29 7:39

ドアの横のフェンスにロールパンがビニール袋に包まれてぶら下がっていた。毎朝パン屋さんが焼きたてを配達してくれるシステムらしい。

6/29 7:41

典型的な遍路の順路を示す道標のてんこ盛りの場所である。手前の柱で黄色の→はサンチャゴへの方向、紺色の←は逆方向にある聖地への方向、下部の右折れの印は右折の印、奥の電柱の上の黄色の☓と赤と白の☓は双方ともこの先の道は間違った方向を表す印である。

6/29 8:49

ブドウ畑の薬剤の散布中。太陽が出てきて暑くなって来た。

6/29 8:59

(8:59) Vitorino dos Plaesの町に来た。ここも中央広場には立派な教会がある。丁度午前9時の鐘が鳴った。

6/29 9:01

2023年4月2日に建てられたばかりの新しい像があった。

6/29 9:14

美しい水場で頭を冷やす。

6/29 9:20

エンゼルトランペットが上から垂れ下がっている小道を行く。

6/29 9:30

車道N204の最高点の辺り(標高160m)から山道に入る。

6/29 10:05

緩やかな下りの道の途中で水場とお社があった。お社には相変わらず巡礼者の身の回りの物などが供えられていた。妻も道に落ちていた小石を供える。

6/29 10:05

その隣の水場で手と顔を洗う。冷たくて気持ちが良い。

6/29 10:34

花とブドウ園に囲まれた道を行く。

6/29 10:40

一昔前の巡礼像。

6/29 10:44

これは中世の巡礼像かな？近くのカフェに寄る。野菜サラダ(6€)、コーラ(1.5€)を摂りながらゆっくりと休憩。

6/29 12:12

Lima川の支流のTrovala川を渡る。

6/29 12:19

ブドウの蔓が日よけのようになっている道を通る。秋はこれにブドウの実がぶら下がってさぞ食欲をそそられる事だろう。真偽の程は確かでないが、秋にワイン用のブドウを摘み取って残ったものは自由に採って食べて良いと聞いた事がある。

6/29 12:30

Lima川の左岸に出てきた。手前に近代的な橋、そこから500m離れた上流に古い石橋が見える。

6/29 12:34

黄色の道標は近代的な橋の手前まで有り、そこから先は見当たらなかった。例のガイドブックの地図を見ると橋は1つしか書いてなく、その橋を渡った先にアルベルゲが書いてある。僕は近代的な橋の方だと思ったが妻は古い橋だと主張してスタスタ先を歩いて行った。

6/29 12:40

僕は不承知ながら渋々妻の後を追う。対岸にはボートやレガッタなどがもやってあり、美しい景色である。

6/29 12:46

ここはポルトガルでは有名な観光地のようで、しかも今日は土曜日なので観光客が一杯である。

6/29 12:47

ギターを持ち民族衣装に着飾った楽しそうな人たちの像があった。

6/29 12:55

古い石橋のたもとまで来たら黄色い矢印が見え始めた。近代的な橋ではなく、古い橋を渡った先にアルベルゲがあるという妻の判断の方が正しかった。

6/29 12:56

この橋は中世に建てられたようで歴史の重みを感じながらゆっくりと渡る。

6/29 12:57

ポルトガルは空も川面も青が映える。

6/29 12:58

Ponte de Limaの教会。

6/29 14:39

(13:09) 橋を渡ってすぐ右側にアルベルゲがあった。ドアの横には例のポーランド女性達のリュックが置かれていた。15時から受付との事であと2時間も暇を潰さねばならない。

6/29 14:47

この建物の前に大きなレストランがあり、ポーランド女性たちも椅子に座って寛いでいる。僕たちより30分前に着いたとの事。僕たちもテントの下でビールを飲みながら待つ。

6/29 14:43

15時近くになったら2人の若い女性たちが到着し、リュックサックは6個になった。

6/29 15:03

ここはmunicipal(公立)のアルベルゲで宿泊料は昨日同様
1人につきたった5€である。あまりに安いので3€を寄付する。

6/29 18:41

手洗いの洗濯をし、未だポーランド人女性たちと我々しか使わないスペースに余裕のあるロープに干す。遅れてアルベルゲに到着すると干すスペースが無く、場所の確保に苦労する。

6/29 17:50

宿舎から15分程歩いて大きなスーパーに行き食材（全部で7.8€）を買って来る。グルメの料理は必要ないが、何となくカリカリのベーコンと半熟の目玉焼きが食べたくなり妻に料理してもらった。

6/29 17:51

(17:51) 宵っ張りのポルトガル時間としては早すぎる夕食のせいか食堂兼台所には誰もいない。我々だけでゆっくりと、安いけれど今自分の体が要求している食事を摂る事ができた。

6/29 18:40

今日のベッドは全部が1段でゆっくりと眠れる。蚊から好かれる体質の妻はこのところ1日おきに蚊の襲来に遭うとの事だが今日は平穏に眠る事が出来ますように。
　(20:30) ベッドにつくも宵の口のようで我々以外寝ている人は殆どいない。アイマスクをして寝る。

撮影機器：

SC-53C samsung

感想

TsukubaTad

＊前日（遍路3日目）の報告は下行のサイトをご覧下さい：
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7037504.html

＊本日（遍路4日目）：
　今日のコースは水場がたくさん有り、トウモロコシ畑に変わってブドウ畑が多く見られるようになった。
　Ponte de Limaは美しい観光地で見るべきものはタップリあったが、アルベルゲのオープンを待つ2時間を有効に活用せず、カフェのテントの下でビールを飲んでボーっと座っていたのは今から思えばもったいない事をした。しかしあの時は暑さと疲れで動く気がしなかった。

＊翌日（遍路5日目）の報告は下行のサイトをご覧下さい：
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7037527.html