小川山裏烏帽子むささびルート カム#2を落下紛失😫


- GPS
- 08:27
- 距離
- 3.5km
- 登り
- 980m
- 下り
- 816m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
装備
共同装備 |
60mロープ1本
カム#0.2〜#4を2セット
アルパインヌンチャク10本
120cmスリング4本
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感想
まずはじめに。。。5P目のいたちクラックでキャメロットのウルトラライト#2がギアラックから外れてはるか彼方へ吹っ飛んで行きまして。。。同ルート下降で救助にあたるも発見に至らず。。。これから行かれる方でもし発見されましたらご一報いただけると幸いです🙏
剥がれてなければ「吉田」というテプラが貼ってあると思います。
《アプローチ》
烏帽子岩左稜線の下降路を登って行きます。途中にピンク色のテープとオレンジ色のテープが貼られた立ち木があるので、ピンク色の方に行かずにオレンジ色の方に進んでいきます。踏み後をたどってオレンジ色のテープを追いかけて行けば取り付きにたどり着きます。
《1P目》
フェイスの左側からスタートして小ハングを越えながら右に移って行きます。しばらくは右カンテとフェイスの細かいホールドを使って登ります。凹角に入る直前が少しバランシーで、左上にある顕著なガバを左手で取りたいけど左手を離すと体が開いてしまいそうになります。私は左足を右足側のホールドに置いて、体が開くのを止めながら左手でガバを取りました。他の記録でハーケンを踏んだと書いてあるのはたぶんここのことを言っているのかと思います。ここを抜けたら凹角を登って行くと左のバンド状になっているところに終了点があります。5.10b以上に感じたという記録もありますが、ボルトルートでプロテクションがハーケンとカムというコワさがなかったとしたら5.10bでいいと思います(^^)
《2P目》
一番簡単なピッチ。左上に見える顕著な凹角を登ってルンゼ状を進むと、右にスラブ面が見えるので左にある立ち木で切ります。ルンゼ状のところは浮き石が多くあるので落石に注意が必要です。
《3P目》
スラブ面左側からスタートして10m近くはプロテクションが取れません。大きな立ち木にスリングでランナーを取ったら右上にトラバースして行きます。すると立ち木が見えてくるのでそこで切ります。立ち木から少し上がったところの数手が悪いのでここが核心かと思います。7/21にむささびルートで20mくらいの滑落事故があったようですが、もしかしたらスタートして立ち木に着く前に落ちたか、立ち木にランナーを取らずに進んだところの核心で落ちたのかもしれません。
《4P目》
3P目終了点の立ち木の左にある壁の左側の凹角を登って上部で左に移って行きます。最終ピッチのいたちクラック基部の立ち木で切ります。凹角から終了点まで短い区間にリングボルトが2本も打ってありました。ここに2本打つなら3P目の出だしや核心にも打って欲しいかも。。。
《5P目》
ワイド部分が2ヶ所あってそこをどう抜けるかが肝かと思います。私は1個目のワイド部分は左のクラックを使いながら大の字でフェイス的に登りました。左のクラックが使えなくなるあたりから2個目のワイドに入りますが、私は最初ワイド登りしようとしたのですが難しく、結局クラックの右側を使ってレイバックで越えました。2個目ワイド部分の最後で大きく足を上げてグイっとガバを取りに行くムーブがちょっとパワーを使います。リップを越えると左に大岩があるのでそこにスリングかけて終了点にしました。ちなみに#4のカムは2本使いました。
《ピークまで》
5P目終了点から左上に下降用のスリングと残置ビナがかかっている立ち木があります。その立ち木からさらに踏み後を登るとピークに立てます。ここはほぼ歩きでロープを出す必要はないと思います。
《下降》
#2の捜索のため同ルート下降したので通常の下降路は不明です。。。ただこれにより60mロープ1本でも同ルート下降できることはわかりました。
今回の行動時間ですが、ちゃんとログの記録がされていなかったのと、カム捜索で時間がかかっているのもあるので参考にはならないと思います。
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