兵庫県&岡山県 鍋ヶ谷林道〜船木山〜駒の尾山〜大海里峠+ひまわり畑
- GPS
- 04:10
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 679m
- 下り
- 680m
コースタイム
- 山行
- 3:35
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 4:11
歩行距離10km、歩行時間3時間30分、歩行数18,200歩、消費カロリー1,200Kcal
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
以前は鍋ヶ谷林道の途中に駐車する方もおられましたが、入口<写真09>から車両進入禁止のようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所やヤブコギはありません。船木山<写真15〜17>登山道の一部にササを片手でよけないと肩や頭に当たる細道があります。足元は見えますし迷いようがありませんが、これをヤブコギという人もいるかもしれません。 船木山頂上<写真15〜17>から駒の尾山頂上<写真24〜29>を経て大海里(だいかいり)峠<写真34>まではきれいに整備され歩きやすいです。 大海里(だいかいり)峠<写真34>からせせらぎランド駐車場までは、一部、ぬかるみやちょろちょろ流れの渡渉がありますが、大雨でなければ大丈夫でしょう。 せせらぎランド駐車場から船木山頂上<写真15〜17>までは、一部、ササが体に当たる細道があります。 舗装道路から鍋ヶ谷林道に入ると、入口<写真09>から一般車両進入禁止になったようでした。小石がゴロゴロして溝状に掘れている箇所がありますが、歩くのには支障ありません。渡渉はなく、1か所水たまりになりかけがあっただけでした。 船木山登山口<写真11>は道標の右に取り付き点があります。最初は石埋まりで少し崩れやすいですが、ステップが切ってあり、すぐに踏み固められた道になります。 標高1,200m辺りからシダの間の細道になり、足に当たりますが足元は見えます。シダはそのうちにササにかわり、片手でよけないと肩や頭に当たる細道がしばらく続きました。足元は見えますし迷いようがありませんが、これをヤブコギという人もいるかもしれません。 大海里(だいかいり)峠<写真34>からせせらぎランド駐車場までは、一部、ぬかるみやちょろちょろ流れの渡渉があります。 大海里(だいかいり)峠<写真34>からは基本は木の間の細道で、2か所程ぬかるみがありました。 標高1,010m辺りでちょろちょろ流れを渡りますが、ここだけは少し周辺を確認しました。石ゴロ道にちょろちょろと水が流れていましたがすぐに終わり、また明瞭な細道になりました。 苔むした石がゴロゴロした箇所もありますがすぐに越えられ、木製のはしご状の橋を渡るとほどなく舗装道路が見えてきます。 |
その他周辺情報 | 兵庫県宍粟(しそう)市では11月14日までの土日に猟友会による害獣駆除活動が実施されます。兵庫県側の山中や麓は要注意です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子(フード付き)
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
ザックカバー(防水用)
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(地図アプリ使用)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
|
---|
感想
【せせらぎランドから船木山へ】
この日は盆休み前最後の山行となりました。
出発点としたのは「せせらぎランド」です。駐車場に10台程自動車を停めることができます。この日は1台もなかったので、ここから後山山系に登る方はおられないようでした。実際に山行中誰一人会うことはありませんでした。
すでに標高が820mあるので比較的涼しく、すぐに舗装道路から鍋ヶ谷林道に入りました。以前は林道の途中に駐車する方もおられましたが、入口から一般車両進入禁止になったようです。小石がゴロゴロして溝状に掘れている箇所がありますが、歩くのには支障ありません。渡渉はなく、1か所水たまりになりかけがあっただけでした。
船木山登山口<写真11>は道標の右に取り付き点があります。最初は石埋まりで少し崩れやすいですが、ステップが切ってあり、すぐに踏み固められた道になります。
標高1,200m辺りからシダの間の細道になり、足に当たりますが足元は見えます。シダはそのうちにササにかわり、片手でよけないと肩や頭に当たる細道がしばらく続きました。足元は見えますし迷いようがありませんが、これをヤブコギという人もいるかもしれません。8年前と比べると少し歩きにくくなった印象でした。
思っていたより涼しく、尾根に出てくると27℃前後に気温が下がり、アキアカネの大群が適温場所として気持ちよさそうに飛び交っていました。彼らはその先の鍋ヶ谷山、駒の尾山まで途絶えることがありませんでしたが、鍋ヶ谷林道の途中からずっとついてきたアカウシアブのメスたちにはシカトされていました。小柄なアキアカネはアブ対策にはならないようです。
最初の目的地である船木山<写真15〜17>の標高は、岡山県第2位ですが、登山口<写真11>から頂上までの高度差は400m足らずです。予想よりも順調に登れましたが、休憩を始めるとやはりアカウシアブのメスたちに襲われました。2週間前と同様の数でたいしたことはなく、すぐに払えば大丈夫でした。
【船木山から鍋ヶ谷山を経て駒の尾山】
船木山から鍋ヶ谷山<写真22>、駒の尾山<写真24〜29>と中国自然歩道を歩きました。きれいに整備されており、景色を常に見ながら歩行ができるので、まるで天空の道を歩いているようです。この稜線はアキアカネロードと化しており、途絶えることなく見られました。兵庫県側も岡山県側も麓が相当暑いのでしょう。この地域でもっとも高い県境尾根に群がるのは当然だと思います。昆虫嫌いの方にとっては、地獄でしかないロケーションですが、大好きな我々にとっては、アブの恐怖をも忘れさせてくれる貴重なシーンでした。
衝撃だったのは、鍋ヶ谷山頂上です。5年前は山名プレートが割れていましたが、立派なピーク標ができていました。しかも、西側が切り拓かれ駒の尾山がよく見えました。これで岡山県標高5位の割にはスルーされがちだった鍋ちゃんも認められるでしょう。
天気が予報よりも悪めだったこともあり、尾根歩きで暑さや疲れを感じることなく駒の尾山頂上に辿り着きました。
【駒の尾山から大海里峠を経て下山】
駒の尾山頂上に着くと、恒例の360度パノラマ展望<写真26〜29>を楽しみました。ここは、岡山県、兵庫県、鳥取県の高峰(他地域では低山かもしれませんが・・・)がほぼ一望できるこの山域でも屈指の展望地です。ちなみに、岡山県最高峰は後山で、2番は船木山<写真15〜17>、そして3番目に高い山がこの駒の尾山です。4番は那岐山(なぎさん)で、5番は鍋ヶ谷山<写真22>です。このうち、那岐山を除く4座は同じ稜線上にあります。駒の尾山頂上より岡山県標高ベスト5の山々がはっきりと見えるのです。兵庫県第2位の三室山は木々やササが茂って見えにくくなっていましたが、頂上から引き返し始めるとすぐに見えました。
駒の尾山頂上から出発点となる「せせらぎランド」までの一般的な最短コースは、大海里(だいかいり)峠<写真34>経由のルートとなります。標高1,130m辺りから峠までは相変わらずマンネンスギ<写真33>の宝庫で、マンネンスギじゅうたんが広がっていました。マンネンスギはヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属の常緑シダ類で、いわゆる杉ではありません。岡山県では大丈夫ですが、兵庫県では絶滅危惧IB類に指定されています。高さ10cm前後のミニ杉のような緑のじゅうたんが癒やしの空間となっており、この周辺を通るときはいつもほっこりします。まだ登山道にはみ出してはいませんが、踏まないかと足元に気を付けて歩きました。
大海里峠から「せせらぎランド」までは、高度差約300mの下りですが、トラバース道も多く傾斜が緩いので、歩きやすいです。基本は木の間の細道で、2か所程ぬかるみがありました。
標高1,010m辺りでちょろちょろ流れを渡りますが、ここだけは少し周辺を確認しました。石ゴロ道にちょろちょろと水が流れていましたがすぐに終わり、また明瞭な細道になりました。
苔むした石がゴロゴロした箇所もありますがすぐに越えられ、木製のはしご状の橋を渡るとほどなく舗装道路が見えてきます。この道も久しぶりに歩きましたが、豪雨などの影響はあまりなかったようでほっとしました。
下りが苦手な連れの訓練がほとんどできないまま盆休みを迎えますが、無理せず安全登山を楽しみたいと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する